術後3日目、4日目
トラブル?があって点滴に戻ってしまったことは結構堪えた。
絶食中、隣や向かいからご飯の匂いや食器の音が聞こえると、私も今頃ご飯食べてるはずだったのになーと思わずにはいられなかった。
だからご飯の時間はすぐ病室に戻れる範囲で院内散歩に出たりした。
術後3日目、朝。
痛みが治まってることに気付いた。
巡回に来てくれた主治医の先生が「お昼から、またお粥からになるけどご飯再開します。少し食べてみて無理そうだったらストップしてくださいね」
!!!
ご飯!食べられる!!!
今までは食に対してそんなに執着がなかった。
美味しいものは好きだけど、空腹を満たせたらそれでいいかなぁと思う感じで。
何日も食べられなかった訳じゃないし、正直お腹が空くこともなかった。大袈裟かもしれないけど「食事ができる」ということが本当に嬉しかった。
やわらかいかけうどん、豆腐95%くらいの豆腐ハンバーグ、おろし大根の和えもの、すりおろしりんご。
噛まなくてもいけそうなメニューだけど、これでもかというくらい、しっかり噛んで味わって食べた。全部いけそうな気がしたけど、無理はダメだと思い、少しだけ残した。
食べた後も調子がいい。全然、痛くない。
そういえば身体の突っ張りも取れてる。
まだ傷口は癒えないので痛みを庇って変な姿勢になるし、歩くのもゆっくりだけども、
私、元気だ。
そう思ってからの回復が早かった。
夕食の時間が近づくにつれて、空腹を感じるようになった。
夕食は全部食べられた。無理はしていない。残さず食べられたのが嬉しい。
夕食前はシャワーも浴びることが出来た。
入院日以来、4日ぶりのシャワー。
事務の方が、私がまだ点滴を付けたままなことを配慮して一時間予約してくれた。利き手が使いづらい状態なので頭を洗うのが大変だったが、おかげでゆっくり入ることが出来た。
ベッドの角度を調整しなくても、寝たり起きたりすることも出来るようになった。これに関してはコツを掴んだ、が正解かもしれない。
術後4日目。
ご飯を常食に戻すことと、食べた量などを見て点滴を外すことが伝えられた。
朝食が運ばれる。
お粥じゃない!普通のご飯だ!!!
嬉しくてお米だけの写真を撮ってしまった。
食事が出来るってなんて素敵で有り難いことなんだ…。
これきっかけに食べることが好きになったように思う。
完食。普通のお米が一番です。優勝。
ご馳走様でした。
その後は歩行もだいぶスムーズになり、午後の診察の結果、回復が順調とのことで、入院を延長することなく予定通り退院出来ますと告げられた。
家に帰れる!
すぐ旦那と母に連絡をした。
続く。
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