【ソロジャーナル】Waffles for Estherプレイログまとめ
⚫️ 作品紹介
■ お待たせいたしました、いつものワッフルをおもt…… / ジャーナリングRPG
「Waffles for Esther」でのあなたは、とあるカフェの給仕係。今日も常連のエスターのために出来立てホヤホヤのワッフルプレートを提供するはずだった。確かに注文を受けた。でも、エスターがその席からいなくなっていた。いつまで待っても戻ってこない。本当に少し席を外しているだけ？ もしかして、何か事件に巻き込まれた！！？ あなたは調査を開始する
トランプによってプロンプトを決めるジャーナリングRPGなのだが、TRPGのような行動判定も組み込まれている。
13の異なる場所でスキル判定でヒントを探す（失敗するとスキルが弱体化）。 調査終了後、集めた手がかりをもとに仮説を立てる。ヒントが多い程サイコロが大きくなる（D6→D8のように）。最終的にダイスロールして5以上の出目が出たら仮説は正しかった！！となるらしい。というのも、このゲームはソロミステリー専用のSRD「Hints and Hijinx」のデモンストレーションも兼ねているらしい。
2024.07.04に開催するワークショップでも、このSRDを利用したジャーナリングRPGを用意している。そのためにゲームギミックを確認するためにも今回プレイした次第である。少々急ぎ気味でプレイしたこともあり、ゲームマップ作成は省略している。
⚫️ Waffles for Esther プレイログ
◾️ No.1 - 食堂（サーカス食堂、エセ和食も取り扱っている）
◾️ No.1-TRANSCRIPT
エスターさんは、メニューに「エスターのためのワッフル」があるぐらい食堂の常連だ。今日も注文したのに、出来立てを届けたら……席はもぬけのから。ワッフルを冷まさないように下げたいのに、議員さんに声をかけられた(珍しい)。コーヒーの注文から始まって、話が長いよ。
議員さんの話の中で出てきた名前は、どこかで目にしたことがあったはず。キッチンから「Breakfast Sushi」のレシピカードが無い！って罵声が聞こえてきた。
◾️ No.2 - ガソリンスタンド(7.5ステーション)
◾️ No.2-TRANSCRIPT
エスターさんは店の中にもおらず、化粧室にもいなかった。となると、外？ 向かいのガソスタの人が何か見ていないだろうか？ 顔見知りのバイトに、人間観察をして漫画にする類友がいる。良いネタになると思ったら……KEEPOUTのテープで封鎖されていた。
議員さんの無駄に長い話の中で、話題になっていた気が？
◾️ No.3 - 金物店(マックス・ホームビルダー)
◾️ No.3-TRANSCRIPT
お客さんが途切れたタイミングで、店の周囲を見て回る。エスターさんの姿はなかったが、学生時代のいじめっ子に遭遇した。
本当、めんどくさい。コイツらの無自覚さがダメだ。塩対応されることに飽きたのか、金物店に入っていった。インスタ映えするDIY？ ウケる。
足元の破り捨てたれた写真が気になった。これは……？
◾️ No.4 - 薬局(モーター・ファーマシー)
◾️ No.4-TRANSCRIPT
食堂へ最短で戻れる裏道を、大量の荷物が占拠していて通れない。
薬剤師のオババが、荷物が放置されていることに薬局の中に向かって文句を言っている。この薬局のどこに、こんな大量の荷物を置く倉庫が？って聞いてみたら、壁を杖で3度叩いてみせてくれた。扉のように開いたぞ！？ 片付けは、背後で渋滞してる少年達に小遣い稼ぎさせれば？ と言っておいた。
◾️ No.5 - 役場(新庁舎「HONMARU」)
◾️ No.5-TRANSCRIPT
休憩時間中に役場へ行く。個人的にする必要のある手続きがあったため、申請書類が欲しかったのだ。役場の中で、エスターさんに似た後ろ姿と……朝に店で会った議員さんらしき人が一緒に歩いているように見えた。
気になって近づこうとするが、突然床を踏み抜いてしまう。改修不良の貼り紙！？新しい施設でしょうに？？
◾️ No.6 - 教会（セント・ニコラウス教会）
◾️ No.6-TRANSCRIPT
エスターさんは、まだ見つかっていない。朝、あの注文の声を聞くのが私のルーチンなのに。割と高性能、強回線な図書館PCのネットサービスで調べ物したいのに、転売ヤーっぽい奴に占拠されてる。文句を言ったら売りつけられそうになるし、仲間と勘違いされて拘束されそうになったり……。
しばらくは、図書館に近づかないようにしよう。
◾️ No.7- 休憩
◾️ No.7-TRANSCRIPT
元気出せよって、休憩時間に出されたのがガーリックチップスとドライフルーツがまぶされたクリームたっぷりのラテ。前々から不思議なんだけど、何この組み合わせ？
でも、この甘スパイシー加減が摩訶不思議な中毒性を発揮するんだよねぇ。
◾️ No.8 - 公園（オールフォレスト公園）
◾️ No.8-TRANSCRIPT
出勤前に、この公園をよく散歩している。森を公園にしてしまった感じが良い。ランナーに混ざってコースを歩いていると、考え事が捗るのだ。
また視線を感じる。教会のときは見つけられなかったけど、今回はバッチリ。スマホは偉大だね。
観察されていた車へ近づくと、すでに誰も乗ってなかった。助手席に……空の金庫？
◾️ No.9 - 郵便局（坂下十字路支店）
◾️ No.9-TRANSCRIPT
速達で出すものがあったので、郵便局に行った。ついでに店長から私書箱の鍵を預かっている。私に見られても問題ないから、回収してきてってことだった。私書箱なんだから、毎日受け取らないとダメだろうに。
私書箱を開けようとしたら、秘密の言葉を言えと不審者に声をかけられた。ファンタジーに出てくる悪い魔法使いみたいな奴。
警備員さんは、仕事しろよ。
◾️ No.10-Final Phase(End)
◾️ No.10-TRANSCRIPT
私の仮説はこうです。
これは、小説のネタを探している私を巻き込んだ壮大な悪戯ですね。
エスターさんと、あのときのキッチン担当の人は家族ですね？ そして、あのときは絶賛遺産相続のことで揉めていた。きっとお二人はこう言われたのでしょう。
あの食堂の中に、遺産に関する秘密を隠した。
あなた達は数日探し回ったが、それらしい秘密は無かった。そこで第三者の目線も兼ねて、この悪戯に私が巻き込まれた。あの話が長ったらしい議員さんにも、改めて話を聞いてきました。議員さんが帰った後に忘れ物があったので、そのついでです。まぁ、再度お借りすることになりましたけど……。それが1台のタブレット端末です。
あの日に騒いでいた「Breakfast Sushi」のレシピカードが他と違いがあったので、それが秘密への鍵だと思ったんですね。
エスターさんがどこに隠れていたかは、薬剤師のオババが突き止めてくれました。まさか、あんなに荷物をしまっておける隠し部屋をお持ちだったとは。オババをしっかりと抱き込むべきでしたね。オババと隠し部屋全部を家探ししてくれて、捨てられた変装一式も見つけました。あと、偶然とはいえ破れていた写真を落としてしまったのも失敗でしたね。
何故遺産相続の線で話を進めているのかと言うと、教会の長椅子の下にアクション映画よろしく括り付けられていた小包と遺言書です。その中にバッチリ書いてありました。小包の中は、オモチャの双眼鏡でしたよ。覗いたって遠くは見えないですが、振るとカラカラ音がするんです。分解してみたら、メモリーカードみたいなチップが入っていました。
そういえば、車に放置されていた空の金庫は持ち帰らせてもらいました。
空だと思うでしょう？ 二重構造なんですよ。まず、このメモリーカードをタブレットに差し込んでロックを外します。最初に表示される文書ファイルは、この壮大な悪戯の計画書でした。金庫のこともバッチリ書かれているでしょう。表の扉の鍵の形はカードを読み込ませるタイプですが、きっと次に現れるのは懐かしい番号入力式です。
何を入力するか？
それは破けた写真に不自然に新しく書き込まれた数字です。
中には真の遺言書が入っていると思います。もちろん、こんな悪戯ですから……結末は典型的な脱力的内容でしょう。
バイト終わりに、試してみて食堂のポストへ入れておくので、明日のモーニング後にお二人で確認してくださいね。
⚫️ ゲームを遊び終えて
「Hints and Hijinx SRD」自体は前に遊んだことがあったり、近年の物語重視のTRPGみたいに能力値がサイコロの面数で表現されるシステムは見慣れていたので、スムーズにゲームを遊ぶことができました。
ですが、プロンプトと手がかりが自由奔放すぎる！！！？（笑
日常系ミステリーというよりは、スパイアクションとかライトなSFアクション風な方向へ持って行きたがっていた内容に見えました。
選べるロケーションをもう少し調整すれば、「接客」という能力値がもう少しイメージしやすくなったかもしれませんね。
でも、この自由に仮説を立てられるのは……本当に好き。
よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。