見出し画像

アンナチュナルな現実世界


はじめまして、のいもいと申します。

今回、初めてnoteサービスを使ってみました。

その昔は、ブログという形で、創作文と日常のことをごちゃまぜに書いていましたが、今度はこのnoteがそうなりそうな予感でいっぱいです。

noteのおすすめでは自己紹介を、ということでしたが、私自体に書くことなどあまりなくて。

・趣味で絵や文を書きます。普通の会社員です。自閉症スペクトラムの子供を育てています。言えるのはそれくらい、あまりないです。

あえて自己紹介をするならば、今ハマっているのはドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」、ということです。

仕事を始めてからは、ドラマはあまり観ませんでした。

理由は簡単、ドラマよりも本を読んだり音楽を聴くほうが落ち着くからです。

元々「テレビ」というメディアが苦手で、調子が整わない日に見るニュースで吐き気を感じて目眩を起こすほど、映像というのは私にとっては強烈なものでした。

電車通勤で駅に駆け込み、仕事に忙殺され、生活環境の変化が激しい中で、テレビを見ること自体が私にとってかなりハードルが高いものとなっていましたが、どうしても車を買わざるを得ない状況となり、新古車で車を買いました。それにはナビが付いていて、家でなくてもテレビが見れる手段ができたことでだんだんと変わっていきました。

ある日、仕事の昼休憩が遅くなり、コンビニの駐車場で短時間で済まそうと、おにぎりをほうばりながら車のナビをテレビにして、たまたまついていたTBS「アンナチュラル」というドラマの再放送版5話をひどく途中から眺めました。あまり長居もできないし、おにぎりを咀嚼する間くらいなら許されるだろうかという僅かな時間。

ドラマ「アンナチュラル」とは、不自然死(アンナチュラルデス)を解明するために、架空のUDIラボで登場人物たちが奮闘する解剖チームの話です。米津玄師さんの主題歌「Lemon」も話題で、当時は聴かない日がないほど、多くの店舗でかかっていたのを記憶しています。

ドラマ自体の詳細な話はひとまずおいておき、私がその時見たのはアンナチュラルファンの方なら、すぐにピンとくる5話です。

未視聴の方はネタバレになるので次の文は薄い目で読むか、飛ばして頂きたいのですが。

ミコトが、彼を制止する場面でした。食事中になんてものを見ていたんだと後から思いましたが、あれは目が離せなかった。

両親がサスペンスやミステリーのドラマをよく見ていたので、よく一緒に見ていました。そんなノリで見ていたんです。

予定調和の「主人公がやめろと止めたら、彼は良心を取り戻して凶行を思いとどまるんだろう」そう思っていました。

全然違った。

2秒後には違う世界が待っていた。

そこは現実世界のようだった。

理不尽でやりきれない感情の止まらない世界。

誰かがやめろと言って、ドラマのように何かが止まる世界ばかりならどんなによかっただろうと何度も思っていた。


「なんなんだ、このドラマは」


そう思いました。今思えば、そこで私はもう虜になっていたんです。

家族が運良く録画をしてくれていたので、1話からすぐに追いかけました。

なんでもっと早くから見なかったんだと、とても後悔するほど、理想で、でもリアルで、知らない世界だった。

初めてドラマのDVDを買いました。サントラも買いました。米津さんのCDも初めて買ったんです。

いろんな不条理にくじけそうだった私が、ドラマに救われていました。

そして今、野木亜紀子さん脚本のドラマ「MIU404」にハマりきっています。

そんな私です。次はMIU404の感想を書きたいですね。

他にも、絵のこと。自閉症の子供に役に立ったものなども書くかもしれませんが、これについては各家庭によって状態や環境も様々で、医療従事者でもないただの保護者の私が書くことですので、誰かの何かのヒントになるかしら?という程度で。

どうかよろしくお願いいたします。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?