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The Smiths個人的おすすめ曲その2

イギリス、マンチェスター出身で

モリッシー (ボーカル)
ジョニー・マー (ギター)
アンディ・ルーク (ベース)
マイク・ジョイス (ドラム)


から成る4人組バンド、「The Smiths」の公式アルバム4枚とコンピレーション・アルバム1枚から、個人的な好みだけで選んだおすすめ曲を紹介していきたいと思います。

(注意:本記事は楽曲の解説をするものではありません。)

今回は前回の続きファーストアルバムでバンド名と同名の「The Smiths」で、B面から紹介していきます。

Still Ill

アルバムのB面に変わりまして1発目の曲、この曲のイントロを聴くとドラムの雰囲気が少しジョイ・ディビジョンっぽいなと思います。
しかしSmithsらしいギターサウンドとモリッシーの歌声が光る名曲です。

タイトルを和訳すると「まだ病気」、歌っている内容は「社会から阻害された自分とその心と体のバランス」というものです。

余談:歌い出しすぐに出てくる"England is mine, it owes me a living"という歌詞、ここの前半にある"England is mine"は日本公開2019年の、若き日のモリッシーを描いた映画のタイトルにもなっています。

Hand In Glove

B面2曲目の曲です、記念すべきデビューシングルでこれも人気の一曲。
ハーモニカの音からという地味にレア(?)な始まり方で印象強い曲です。

タイトルを和訳すると「結託する」、歌っている内容は「恋人と二人きりになれるのならそれでいい、邪魔されるなら君のために戦う」というものです。

余談:この曲の和訳、サイトによっては"Hand in glove"がシンプルに「手袋に入れた手」と訳されてたりするのがよくわからない。"Hand in glove"自体は上に書いてあるように「結託する、ぐるになる、徒党を組む」みたいな意味ではあるんだけども。

What Difference Does It Make

B面3曲目、少しハードなギターサウンドから始まる曲。サビの転調が気持ちいい名曲ですね。

タイトルを和訳すると「どんな違いがあるのか」、歌っている内容は「友人に対して恋愛感情を抱いてるときの気持ち」というものです。

余談:ボーカルのモリッシーが嫌ってた曲らしく、ライブのセットリストから早々となくなったらしいが今でもYouTubeでライブ映像がまぁまぁ見つかる曲

I Don't Owe You Anything

B面4曲目、ゆったりとしたテンポで休日の昼間感がたまらないですね。
こういうの曲が大好きです、サビのモリッシーの歌声がSmithsの魅力の一つだと感じる一曲。

タイトルを和訳すると「僕は君に何の負い目もないよ」、歌っている内容は「貸しがあるんだから今日はつべこべ言わず付き合えよ」というものです。

余談:実際この曲は歌の中でも「今夜出かける云々」というやりとりをしてるから休みの日の昼間である可能性もあるんだよね。

Suffer Little Children

B面最後の曲、アルバムのトリを飾る一曲。
さっきの曲から引き続いて"Smithsらしい"スローテンポがとても心地良い名曲。

タイトルを和訳すると「苦しむ小さな子供達」、歌っている内容は「1960年代のマンチェスターで起きた小児殺人事件について」というものです。

余談:これで歌われてる殺人事件は連続殺人で実際に起きてるもの、犯人は逮捕されている。(詳しくはムーアズ殺人事件でWikipediaの記事が出てきます)

以上、ファーストアルバム「The Smiths」からのおすすめ曲でした

今回紹介したのは全11曲(A面最後に"This Charming Man"が収録されているバージョン)中8曲でしたが、ここに入らなかった

"You've Got Everything Now"
"Pretty Girls Make Graves"
"The Hand That Rocks the Cradle"

が、決して劣っているというものではありません。冒頭に書いたようにこれは個人的な選曲で、「これからSmithsを聴いてみようと思うんだけど何から聴いていけばいいんだろう」というような人に向けて少しでもきっかけの一つになればと思い羅列したまでです。
(本当は自分がいいなと思った曲のメモをネットにも少し肉付けして流しただけだったり)

次回はコンピレーション・アルバム「hatful of hollow」から紹介していきたいと思います、よろしくおねがいします。

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