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できるだけ綺麗に登りたい

2023年もあと数日で終わります。今年、どのように登ったのか、どう成長したのか。来年どうやって登っていこうか考えるタイミングで、最近「クライミングあんまり上手くなってないな?」と感じます。そんな観点から直近の気づきをまとめてみようかなと思います。

保持力・フィジカル強化に注力した

今年の8月からフィジカル的な能力を伸ばそうと、ボルダー中心に強度を高めにトレーニングを設定しました。強度を高くしたことで外のボルダーでも初段を安定して登れるようになってきましたが、一方で脱力している時間が減り、保持と筋力に依存する登り方に傾いてきました。ボルダーで結果を出していくのに、そこまで影響しないかもしれませんが、最終的にオールラウンドなクライマーを目指す自分としては、どこかでタイミングを作って改善しなければいけないと思っているところです。

高強度のボルダーに取り組んで成長した部分を振り返ると、細かいポイントでの引き出しが増えたこと、効かせる保持と持つ保持の境目をはっきり意識することができたことでしょうか。ボルダーに取り組んだと言っても性格的なところから、極力足は残す登り方は変えていませんし、むしろ残せるフットホールドの範囲が広がリました。非常に細かいエッジに捻るように食い込ませたり、荷重を残したまま体を振り動かしたり、足を引きずるように振られを抑えたりという引き出しが増えました。これらは意識しないといけない段階なので、無意識有能のレベルには達していませんが意識有能程度には再現できるかなと言った感じです。保持の方はベースとして成長もしていますが、それよりも、効かせて保持している時にかなり自動的に力が抜けるようになりましたし、持つ場面では全身の力で抑え込めるようになってきました。ただ、持つタイミングでの力が入りすぎている感があり、消耗も加速していると感じるので、最適な力の入れ方というのはまだできていないと思っています。

ポイントでの成長

得たものを振り返ると「点としての成長」とまとめられそうです。1ムーブ、1保持の強度が上がっているものの、シークエンスの中で自然に出るような熟練はしていない感触です。これらをさらに自然に行えることで、登りが綺麗にまとまっていくのだろうと思いますし、途中途中で区切れることもなくなっていくので、消耗も抑えられるようになっていくと考えています。現状フィジカルの強化は1ステップ完了した感覚があるので、ごじゅつに落とし込んで、点を線で繋いでいくトレーニングをしていくべきなのだろうと感じています。

まとめ

フィジカルと技術の繰り返しが成長のサイクルと考えていて、今再び技術にフォーカスしたいタイミングです。リード復活も考えながら取り組んでいこうと思います。

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