暮らしにアートを招き入れる。写真と言葉のお店を、1年ぶりに再開しました。
コロナ禍になるまで「自分の固定の部屋」というものにあまり縁がなかった。常に多拠点で移動しながらの生活だったので、誰かとのシェアルームか、ホテル住まいか、家具や家電が揃っているairbnbを転々とする暮らし長らくをしていた。
「次はどの国に住もうかな」「どの地域に暮らそうかな」と、まるで日々の食事を選ぶみたいに選択できる生活はそれなりに楽しかったし、刺激もあったけれど「本当の自分の居場所」みたいなものを確立することとは、ちょっと縁遠い。都度寝具も最寄駅も近所の馴染みの店も変わ