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妊娠初期(メンヘラスイッチとの戦い編)

悪阻の時の体調

妊娠初期、特に2ヶ月目〜3ヶ月目は悪阻との戦いだった。どうやら、私は悪阻が重い方だったらしい。

私の一番酷い頃の悪阻を一言で言うと

酒を飲み過ぎて吐く手前の吐気がずっと続く

という感じだった。

SNSなどで「ずっと続く二日酔いみたいな感じ」という情報を見て、「二日酔いなら何度も経験してるし、その程度なら通勤頑張れるな」くらいに思っていた。

でも、

いざ、悪阻を体験するとそんなもんじゃなかった。

常に目眩がし、体制を変えるとオエッとしそうになり、ずっと食べないでいると吐気が酷くなるのに食欲が常にマイナス。一日中、吐気が酷いことと常より体温が高い事から、ろくに眠れず、お風呂で温まると吐く。出汁の匂いで吐く。酢の物の匂いで吐く…エトセトラ……

控えめに言って地獄だった。

寝ても覚めても自分の胃で毒素が作られて、それが全身を巡っているような感覚だった。


悪阻時のズタボロ精神

悪阻時の精神の方もなかなかキていて、

いつも読んでる漫画でも感情移入が激しくなりヤバい場合は精神ダメージをくらうし、普段ならば草を生やせるツイートでも本気で捉え過ぎてしまうし、普段しないちょっとしたミスでガチ凹みする。更にはいつもの最大のストレス発散手段がアルコールだったため妊娠中は発散ができない。

ちょっとしたことでメンヘラへのスイッチを踏んでしまいそうな、綱渡りの精神状態

だった。というか、メンをヘラると本気で思った。考えなしの根明を自称する自分が自分でないような感じさえした。


私なりの悪阻の克服方法

ちょっとしたことでメンヘラスイッチが入るので、とにかくポジティブでいようと思い、

・ちょっとしたことで自分を褒める

・子供が生まれたら何をしたいかを夢想する
・ネガティヴな情報を拾いかねないのでSNSと昼間のテレビをシャットダウンする
・人に八つ当たりして自己嫌悪にならないように、極力人に会わない

を実践していた。子供達は日に日に大きくなるのに、私は2ヶ月で2キロ痩せたが、なんとか悪阻を乗り切った。


悪阻で大変なのは体調だけではない

ちなみに双子だから悪阻が重いとかそういうことはないと、看護士に言われた。1人だって重い人は重いし、双子だって悪阻がない人もいる。妊娠経験がある人同士でさえも、体験の共有が難しいものだから対応は難しい。ただ程度の違いがあるにせよ

いつも通りにできないので、いつも通りを求められる事といつも通りができない事がツラい

このことだけはかなりの人に同意してもらえるんじゃないかと思う。


夫の活躍

初の妊娠で子供はいないし、仕事は休めたし、夫は転職まで期間が空いて家にいたので、私の世話と家事を殆ど引き受けてくれた。普通に仕事していたらあり得ない状況なので、とてもラッキーだった。

親しい親戚が死んだ時は本気でヤバかったが、ただただ話を聞いてくれる夫のお陰で何とかメンヘラスイッチは入らなかった。

本当に夫には感謝しかない……

(後にこれがフラグとなる)

自分が突然動けなくなることはこの先もあることなので、夫の家事能力が上がったのは本当に良かったと思う。余談だが、夫1人で家族分の家事をしないといけない状況になった事が妊娠後期で早くも活かされる事になる。

悪阻の期間

私の場合は6週目〜10週目が悪阻のピークで、12、13週目には何とか週一で仕事に出れるくらいまでに回復し、14週目には徐々に悪阻が軽くなり始めた。

完全に悪阻の気持ち悪さを感じなくなる頃には妊娠中期に突入した頃だった。

悪阻が軽くなると同時にメンヘラスイッチも発生頻度が減ったので、体が思い通りにならないことが精神に及ぼす影響が如何に大きいかを思い知った。

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