「やりたいこと」がみつかる4つのコツ

【やりたいことを見つけるコツ】
1.子供のように考える

人は年齢を重ねてさまざまな経験を積んでいく中で、自分にできること、できないことがわかるようになっていきます。そして社会の中で義務や責任を果たすために、できることを増やし、効率や成果を上げることに意識を向けるようになります。そうしていつの間にか自分の行動を「できるか、できないか」で決めるクセがついてしまい、「やりたいかどうか」を考えることを忘れてしまいます。

やりたいことを見つけたいときには「できるかどうか」という考えを捨て、「やりたいかどうか」だけに意識を向けましょう。できるかどうか、成功するかどうかは関係なく、やりたいことはやればいいのです。

小学生が将来の夢についての作文を書くときに「できるかどうか」を書くでしょうか?




2.やりたいこと = 人生のテーマ、ライフスタイル

「やりたいこと」というと仕事や趣味をイメージする人が多いですが、それだけではありません。
例えば「音楽アーティストになりたい!」という人でも、たまたま「音楽」という手段を使っているだけで、本当にやりたいのは「自己表現」かもしれません。歌手と俳優、コメディアンと小説家など他の活動をしている人が多いのも、そう考えると納得がいきます。
「やりたいこと」というのは具体的なこととは限りません。
漠然としたテーマやライフスタイルのようなもので、テーマに沿ったものなら何でもいいという場合が多いのです。むしろ具体的なものにこだわると選択肢が減って、窮屈な人生になるかもしれません。



3.自分の価値観を知る
やりたいこと、つまり人生のテーマに気づくにはできるだけいろいろな経験をするのが理想ですが、限りある残された時間の中で全てを経験するのは現実的ではありません。
ですが幸いなことに、私たちは既にたくさんの経験をしてきています。

「今まで見つからなかったから探してるんじゃん!」

と思うかもしれません。
それでも、楽しい、嬉しいと感じた経験はあるでしょう。
自分はどんなことを大切にしているのか、どんな時に嬉しかったり、楽しかったり、あるいは辛かったりするのか。
やりたいことに気づくには、過去の経験の中にある、自分の大切にしたい価値観を知ることです。その感情を引き起こす価値観は何なのかを知ることが、人生のテーマを見つける近道になります。


4.「自分が今どんなことをしているのか」に意識を向ける

新しいことに挑戦するのもいいですが。自分が今やっていることに意識を向けてみるのも大切です。
自分の価値観を知って、それにつながることをやっていたとしても、
価値観を満たせていることに気づき、実感していなければ何の意味もありません。
やりたいことを見つけるのに最も大切なことは、
「やりたいことをやっている」という主観的な感覚なのです。



「でも……」

「何をやってもイマイチパッとしない。」
「そういう思い出が出てこない。」
「やりたいことっていうのはもっとワクワクするものなんじゃ……」

「そもそも感情ってどんなものだっけ」
「感情?さてな……邪魔だったんで置いてきちまった……(遠い目」


そんな人は感情センサーを鍛えましょう。自分の感情に気づくのは、幸せになるのに重要な能力のうちのひとつです。


・感情センサーを鍛える

感情も筋肉と同じで使わないと衰えてきますので、意識的に使う必要があります。「感情を使う」とは、日常的に感情に意識を向けて、しっかり感じるようにすることです。

例えば、あなたは人に何かを聞かれたとき「なんでもいいよ」「どっちでも」「別に」「どれでも」「なんとなく」といった言葉を使っていないでしょうか?言葉の力はとても強力で、こういった言葉ばかり使っていると、自分が何を好きで何を嫌いなのかがわからなくなってしまいます。

何かを決めるときは、それを選んだらどんな事を感じるのかをイメージして、そのときに自分の中にどんな感情が湧いてくるのかを観察して判断するようにしましょう。自分の感情に基づいて判断して、自分の感情を大切にすれば、潜在意識が「どうせ実現しないから」「どうせできないから」とフタをして隠していた、「本当にやりたいこと」がひょっこり顔を出すかもしれません。

この画面から顔を上げて、自分の目の前にある風景を見てみましょう。




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