見出し画像

呼吸とお腹の関係

こんにちは。はたけなかです。
3回にわたってお届けしている「呼吸」。

『最強のヨガレッスン』レスリー・カミノフ著から印象深い言葉が

お腹の健康状態が呼吸に大きく関わっている。

これを知ると、欲望のままに好きなものを食べていると呼吸にも影響。呼吸がしっかり行われないと、身体に十分な酸素が行きわたらず酸素不足になります。そのため、


◾息苦しい
◾手足が冷たくなる
◾めまいや頭痛がする
◾頭がぼーっとして、集中力が低下する
◾イライラする
◾記憶力が低下する
◾不安が高まる
などといった症状が出てきます。

第3回は「呼吸とお腹の関係について」お伝えしていきます。

1、胸はアコーディオン、お腹は水風船
2、横隔膜

1、胸はアコーディオン、お腹は水風船


胴体には、大きく2つの空間があります。肺と心臓のある“胸郭”という場所と、胃や小腸、大腸、肝臓などがある“腹腔”。この2つの空間は、可動性のある空間でそれぞれ別の動きをします。

肺や心臓のある胸郭の動き。呼吸するごとに、この空間は伸びたり縮んだりします。丁度、アコーディオンの蛇腹のような感じで圧縮と拡張が可能であり、形と容積と変えることができます。アコーディオンの蛇腹を押すと、容積が減って空気が外へ出ていき、逆に蛇腹を伸ばすと容積が増え空気が中へと入っていくのです。

胃や小腸、大腸、肝臓などがある腹腔の動きは、水風船を思い浮かべてみてください。液体で満たされた構造で柔軟に形が変わります。水風船の片方をしぼれば、反対側が膨らみます。これは腹腔でも同じ現象がおき、柔軟な容れものの中で中身は変わらず、片方からもう片方へ移動するだけなのです。

胴体にある2つの空間が、上にある胸腔がアコーディオンで下にある腹腔が水風船ということを理解した上で、胴体全体をみていきます。

胸腔も腹腔も形を変えるわけですが、胴体自体は大きく伸びたり縮んだりすることはありません。なので、大量に飲食すると腹部の臓器(胃、腸、膀胱)が拡張し腹腔の総容積は増えます。腹腔のスペースが増えると、その分、胸腔のスペースは減り呼吸しづらい状態になります。一時的な増加ならよいですが、これが継続すると呼吸の質に大きく影響を与えます。


お腹の状態は呼吸にも影響するのです。


2、横隔膜


腹腔と胸腔の間を隔てる「横隔膜」。この筋肉はとても大きく、胸のあたりからお腹の裏側までを覆っているドーム状の筋肉です。キノコ型と表現されることもあります。ドームの高さはアシンメトリーで、右が高く左が低くなっております。これは、右側の腹腔に在る肝臓が横隔膜を押し上げ、左側の胸郭ある心臓が横隔膜を押し下げているからです。

位置的には、胸腔の床。腹腔の屋根の場所にあります。なので、横隔膜の動きが胸腔や腹腔に大きく関わってくるのです。横隔膜の動きが悪いと、胸郭も腹腔も十分な動きができず呼吸にも影響を与えてしまいます。

横隔膜は呼吸に関わる主要な筋肉ですが、呼吸には他にも様々な筋肉が関わっております。「呼吸補助筋」といい、肋骨の間にある外・内・横肋間筋やお腹の横にある外・内腹斜筋。これらの筋肉は横隔膜をサポートする役割を担っています。そして、首やお腹の筋肉、背中の筋肉も呼吸補助筋としての働きがありますが、これらの筋肉は緩めてあげることで横隔膜の能力を発揮させ呼吸を改善することができます。


なので、首や背中がガチガチの方は、首や背中周りをヨガやトリートメントや鍼灸治療緩めてあげると横隔膜の能力が発揮し呼吸がしやすいことを体感できます。


・お腹の状態は呼吸に影響する
・首や背中がガチガチのときは緩めて呼吸のしやすい身体づくりを


3回に渡って「呼吸」についてお伝えしてきました。ここまでお読みくださりありがとうございます。


ヨガという今まで学んできていなかった分野からの「呼吸」は奥が深く、アウトプットとしてこのnoteを使いましたが、これからはしっかり理解した上で書こうとおもいました。まとまりのない文章を読んでくださり、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?