紅葉が植えてある理由

こんにちは。はたけなかです。


昨日はお寺に行きました。
京都にいながら、ほとんどお寺や神社には行っておらず、
(そもそも寺院も参拝自粛だったので)
昨日行ったお寺は勝林寺さん。


お寺や神社はいいですね。
境内に入ると、音としての静けさもあるのですが
空気が一瞬で変わるといいましょうか、
何とはいえない不思議な感覚になります。


今日は「勝林寺」さんについて語ります。

臨済宗大本山「東福寺」の塔頭(たっちゅう)寺院の一つ。
塔頭寺院というのは、お寺の中のお寺。
特に、禅寺では高僧の死後、弟子がその徳を慕ってお墓のほとりに構え守っていたと言われています。


東福寺には塔頭寺院が25か寺ありそのひとつが勝林寺。
勝林寺は、東福寺の北に位置し、
鬼門(鬼が出入りするとされ忌しむべき方角とされている)なため
財福、戦勝の神とされる『毘沙門天』が守護を司っています。

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毘沙門天は四天王の1つ。
四天王と聞くと、ドラゴンボールの四天王が思い浮かび最強なグループというイメージがあります。仏教の四天王には「仏様を守る」役割がありそれぞれ方角が決まっております。


東:持国天(じこくてん)→仏様や仏法を悪から守る神
南:増長天(ぞうちょうてん)→五穀豊穣の神
西:広目天(こうもくてん)→あらゆるものを見通す力を持つ神
北:多聞天(たもんてん)別名毘沙門天→財福、戦勝の神


「仏様を守る」為に活躍する四天王。
特に、毘沙門天は四天王の中でも最強の神様と言われています。お顔もなかなかの強面。
鬼門を守る大事な神様。神様のお話はこれくらいにしまして、
(というよりこれ以上、詳しく話すことができないので)


東福寺は四季折々、植物が彩を見せてくれることで有名ですが
勝林寺も植物たちが活き活きとした姿を見せておりました。

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今は、蓮の花が咲く頃。堂々とした姿は見とれてしまいます。


また、秋には紅葉が境内を綺麗に彩るそうです。

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(パンフレットの写真)

もともと、桜の木が植えていたのですが、修行僧たちが桜を見ると気分が浮かれてしまい修行の妨げになるとのことで、桜の木を伐り代わりに紅葉を植えた住職さんが教えてくれました。今は、大きな桜が2本あるのみ。

”ただ紅葉がたくさん植わってる”ではなく、そこには想いや物語があるんだなと感じました。多分、他のお寺や神社にもそれぞれ意味があるのかもと思うと知りたくなります。知ってから見ると、違った見え方がするそんな気がします。


ここまでお読みくださりありがとうございました😁


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