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"目"から分かること

こんにちは。はたけなかです。


今日は、『目から分かること』と題して
“目"に注目して、身体のサインを見てきたいと思います。


紀元前200年ほど前に書かれたとされる
中国最古の医学書「黄帝内経霊枢」には


『五臓六腑の精気は皆上がって眼に注ぐ』


と記されています。
簡単に言うと、身体の状態は全て“眼”に現れますよ。
ということ。


では、眼のどこの部分が何と繋がっているのかみていきたいと思います。

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1.上下の瞼→脾(消化器症状)
 
  瞼は脾、消化器の状態が現れます。
  例えば、飲み過ぎ、塩分の摂りすぎのときは瞼がぶっくり腫れることがありますがあれは消化器症状が現れているのです。

 また、目の上にできる麦粒腫(ものもらい、めばちこ、めいぼ・・・等呼び方様々)も脾の症状で現れることが多いです。特に、甘いもが好きな方、麦粒腫ができたら甘いもの控えてください。甘味は食べ過ぎると、脾に負担がかかりますのでご注意を。


2.眼の両端→心(精神状態)

 眼の両サイドは精神状態の不調が現れます。寝不足、過労、精神的ストレスなどでこの目の両端が血走ったり、目やにがでやすくなります。そんな時は、休息とリフレッシュを試みてください。


3.白眼→肺(身体の防衛)

 白目のところは肺と関わりが深いです。肺は皮膚を司り、身体のボディーガードの役割をしてくれます。

白眼は、結膜や強膜の部分。結膜炎は細菌やウイルスに感染し炎症が起き、結果白目が真っ赤に。身体の抵抗力が弱くなっている証拠。目に反応が出てますが、食事、睡眠を見直して身体を回復していきましょう。


4.瞳孔→腎(生命力の源)

 瞳孔は腎と関わりが深いところ。腎は生命活動のエネルギーを蓄えている場所。お亡くなりになった方に対して、お医者様が瞳孔を確認する。西洋でも東洋でも、瞳孔と生命活動は関わりが深いわけです。

「生気が亡くなった目」と表現される目として、瞳孔の輝きがなかったり焦点が合っていなかったりします。そうなってくると、本人自身も何もする気がなくなっています。

ここからは個人的な意見ですが、

もし、身近な人で「生気が亡くなった目」をしている人がいたら、何も言葉はいらないのでただただ側にいて、背中をさすったり、優しく触れてみたりしてください。“声が出る”まで、生気が戻ってくる時があります。

生気を失ってしまった時って、多分「聞く」とか「喋る」とか、そういうエネルギーまでなくなっているのだと思います。だから、ただ側にいて触れているだけでもいいのだと。「触れる」ことは最強の手当てだと思っているので。


5.虹彩→肝(蔵血)

 ど真ん中の黒目の周りを囲む黒目、虹彩。虹彩は伸びたり縮んだりすることで、瞳孔を調節。明るいところでは瞳孔が小さく、暗い所では瞳孔が大きくなります。ここは、肝と関わりが深いとされております。

が、「肝は目に開竅する」といわれ、“目”全体に関わります。そして、肝には蔵血の働きがあり、血液の貯蔵と血流量の調節をしてくれます。目の使いすぎると、血虚といって血のエネルギーを消耗、また血流の流れも悪くなります。

目を酷使したときは、
お風呂に入ったり、搾ったタオルをレンジで40秒くらいチンしたホットタオルを目の上に乗せて血流良くしてみてください。夜更かしは禁。夜は、血が肝に戻る時間。その時に、スマホを見たり、本を読んだりして目を使ったり、仕事をしたりして、血を働かせてしまうと、血が肝に戻れず、結果身体全体を滋養できなくなります。なので、遅くとも11時には目も身体も休めましょう。


身体の変化ってなかなか本人気づかないことが多いです。
悪い状態が長いと、それが当たり前に感じている場合があるので。
ご自身の目を確認してみるのと、
身近な人の目を確認してみるのも
病気の予防に繋がるかもしれません。


ここまで、お読みくださりありがとうございました😁

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