豊島区と世田谷区、それぞれの「自治体3.0」の現場から思うこと
こんにちは。ノンパのFUJITAです。
Noteに移行して書いていますが、まだ慣れていません(汗)
けれど、まちづくりや東京で働く自治体職員視点で気になる話題を色々と書いていきたいと思います。
さて、今年の1月13日に、ダイアモンドオンラインにてとても共感する記事がアップされていたので共有します。
奈良県生駒市の小紫市長『市民と行政がともに汗をかかない自治体は崩壊する https://diamond.jp/articles/-/190601』
記事の概要としては、
☑自治体1.0=今までのお役所仕事の自治体。
☑自治体2.0=改革派首長の自治体。首長のトップダウンにより民間のコスト意識やスピード感覚による行政改革は進むが、首長のリーダーシップに頼るあまり、お上に頼る市民意識の助長や職員の自主性が育たない恐れも。
☑自治体3.0=市民自らが汗をかき、まちをプロデュース。行政も覚悟をもって行政にしかできない仕事をスピード感をもって実施。職員もまちの営業マンとして地域に飛び出し、市民と一緒に汗をかいてまちの課題を解決。
というものでした。
こちらの、「自治体3.0」における「自治体職員も市民と一緒に汗をかいてまちの課題を解決」という点に大きく共感しました。
これから少子高齢化がますます進み、あらゆる課題が多様化・複雑化する中で、まちの課題を、行政だけで考えるにも限界があり、市民をはじめ、あらゆる主体と考えていくことが求められていると思います。
その場合、自治体職員も地域に飛び出し、日頃からまちの課題解決の現場に立っている市民の方々とともに活動することで、課題の現場に触れて、住民の方々と信頼関係を築いていく必要があると考えます。
ただ、そんなに難しい話ではなく、単純に「地域に飛び出すと面白い人にたくさん出会えるし、一緒に活動すると感謝されることもあるし、楽しいから外に出て活動してみよう!!」ということでよいかなと個人的には思っています。なので、「自治体職員が地域で活動する楽しさ」というものを引き続き発信していきたいです。
そして、この「市民自らが街をプロデュースしていく=自治体3.0」をまさしく実践しているともいえる場所に、先週2日連続でいってきました。まずは、1月29日(火)に、豊島区東池袋で開かれた「としま会議」。
としま会議Facebookページ
このマチをもっとオモシロく!をコンセプトに、豊島区の面白い人たちが集まるコミュニティ&イベントを開催されています。豊島区の区民有志の方々で運営されており、まちの素敵なカフェ経営者、お母さん向けのアクセサリーワークショップしている女性、子どもの居場所作りをしている若者、映画監督、映画プロデューサー、デザイナー、地域のシェアキッチン運営者などなど、豊島区にかかわるあらゆる人たちが参加されて、お互いの素敵な活動をご紹介し、つながりをつくっています。
こちらでのつながりが、豊島区での面白いプロジェクトにもつながっていることもあるそうで、区民自らが、マチを面白くしよう!!ワクワクするマチにしよう!!という雰囲気にあふれている本当に素敵な会です。
次回は、2月24日(日)に、妙法湯という豊島区西池袋の銭湯で開催されるようなので、ご興味ある方はぜひ!!https://www.facebook.com/events/548727922286861/
つづいては、翌日1月30日(水)には、今度は、世田谷区の東急世田谷線松陰神社前駅から近いところで、「みんなのジッカ」というリノベーション物件で開かれた「せたがや未来会議」に参加してきました。
新しい木造建築でとても良い雰囲気の会場でした。夜の写真で暗くて、素敵な雰囲気が伝えきれず悔しいと思うくらい素敵な場所でした。
そして、こちらも世田谷区に住んでいて子育て支援をしている人、世田谷区で介護支援をしている人、世田谷区に住んでる漫画家さん、世田谷区が好きで地域で動きたいと思っている人などなど、大人から子供まで、あらゆる人があつまって、それぞれの今年の抱負を書き初めで語り合いました!!
多種多様な人と、地域でやりたいこと、そして、地域の面白いところをざっくばらんにお話しできてとても楽しかったです。
そして、としま会議、せたがや未来会議、両方とも、豊島区役所職員、世田谷区役所職員の方も参加されていて、一参加者として地域の課題なり、地域の面白さなりを市民の方々と一緒に語り合っていました。
それをみて、「自治体3.0」は、まさしく東京でも実践されており、地域に飛び出して活動する公務員も、自らマチを面白くしようとする気概あふれた市民の方もたくさんいる現場がある、ということに気づかされました。
そして、私自身もそのような「自治体3.0」の現場に足を運び、地域で出会った素敵な方々と一緒に楽しく活動していくこと。その体験を、ブログやツイッターなどSNSによる発信をして多くの地域に飛び出す公務員や東京というマチを面白くする仲間を増やしていくこと。
そして、そこで得た経験と知見を自治体に持ち帰り、自治体のアップデートに貢献していくこと、そんなことをやっていきたいと思いを新たにしました。
ちょうど、そんなことを考えているところに、東京の自治体職員仲間から「地域に飛び出す公務員」をコンセプトにした講演会企画のお誘いが(嬉笑)
また、面白そうなことが起こりそうなので、随時こちらからお知らせしていいきます。
それでは、また。
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