見出し画像

【くすのき荘文庫】軒先本屋の日記(2021年9月19日)

こんにちは😊

先日、上池袋くすのき荘の軒先で本を紹介する「軒先本屋」をやらせていただきました。

当日は、軒先で野菜を売っている八百屋さんとご一緒でした🎃🥕🍅


今回は、くすのき荘に入居しているメンバーにおススメ本を持ってきていただき「くすのき荘文庫」として、紹介させて頂きました。

まず一つ目が、「ライクアローリング公務員」。

奈良県庁で40年以上働いていた福野博昭さんのキャリアを振り返る内容で、「これおかしいちゃうん?」という感覚を大事に県庁の仕事を次々と変えていく行動力と、仕事を楽しむ姿勢、そして軽妙な関西弁の語り口が面白くて、つい夢中になって読んでしまいました😊

途中まで読んで、これは買わなくては‼️とさっそくAmazonで購入。

9月25日には出版記念イベントもあるようなので、ご興味あればぜひ😊

さらに、2冊目は、雑誌「ワイヤード コモンズと合意形成の未来」。

こちらは、人類共有の財産「コモンズ」を巡って、水源、デジタル社会、シビックテック、民主主義など様々な議論を取り上げている内容でした。

特に、民主主義の項目で、近年のポピュリズムの台頭やパンデミックへの脆弱性により民主主義のあり方が問われる中で、「液体民主主義」や「二次の投票」など様々な手法が解説されていてとても面白かったです。

3冊目は、漫画「赤髪の白雪姫」

主人公は「白雪」という名の赤髪の薬剤師です。珍しい赤髪ということで、王族から意図しない結婚を申し込まれて困惑した白雪が逃げた先の隣の王国で、王宮薬剤師として活躍するお話です。

白雪は、逃げる道中で隣の国の第二王子であるゼンに救われます。白雪は、ゼンに惹かれつつも自分も自立して、ゼンの側にいられるように薬剤師の仕事に奮闘するところが、良いと思いました😊

最後に、私から紹介したのが、「モノノメ創刊号」

評論家・宇野常寛氏によるPLANETSが「検索では届かない」をコンセプトに、タイムラインの潮目を一切無視した、 本当の意味でのインディペンデント・マガジンを目指す雑誌です。

最初の特集は「都市の再設定」

宇野氏は、こちらの特集の冒頭で、『僕たちはずっと「つながる」ために都市を用いてきた。しかし、いま必要なのは「つながらない」ための都市なのではないか。』  

と述べています。

つまり、その人自身にとって本当に価値があるの出会いというのは、つながりから生まれるのではなく、つながりの外側から生まれるのではないか、本来都市はそのような出会いを生む機能を持っていたのではないか、と。

この言葉は、街で「つながる」ことを是として来た自分にとって、新たな問題設定を問われた気がします。

フィルターバブルにまみれたネットワークからは本当の価値ある出会いは生まれない。しかし、リアルな街でのつながりも価値ある出会いを生む場になっているのか、自分の活動を問い直していきたいと思います。

こちらは、まだ手元に届いたばかりなので、じっくり読ませていただきます。 

持ち寄った本を読んでいたら、日が落ちるのも早くて、すっかり暗くなっていました。

日没とともに、軒先本屋も店じまい。

くすのき荘の隣棟では、地域のお祭り(今年は御神輿の展示のみとのこと)に合わせてみんなで飾りつけた提灯がきれいに光ってました。


夜空を見上げれば、きれいなお月様が。

だんだん秋が近づいてきてますね🌕

【追伸 クラファンのお知らせ】

上池袋のくすのき荘では、喫茶・売店を作るための計画が進行しています。

そのための建築資金として、クラウドファンディングを実施中です。

ご興味ある方はぜひ😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?