「いのちだいじに」「じゅもんせつやく」
朝起きたら、しっとりと雨の気配。
薄く寒い空気が室内にも漂っていて、思わず暖房をつける。
「お~さぶ」と声に出てしまった。
ためしにベランダに出ると、顔にあたる風がもはや冬。ああ…秋よ。もう終わってしまったの?
ヒートテック(極暖)を中に仕込み、Rouge vif のロングコートを羽織り、マフラーをしめ、手袋もつけて外出する。
今日は久しぶりに入谷にて、四季さんとおしゃべり。
四季さんは、生ハムやフレッシュな野菜がのったふわふわのパンケーキを頼んでいた。
わたしは昔から四季さんの食べぶりがすごく好きだ。
きれいに、しっかり、たくさん食べきる。
そして「デザートも食べちゃおっかな~」と言って、おいしそうなケーキとかプリンとかもしっかり食べ切るのだ。
わたし自身は昔から少食なのだが、友だちはなぜか気持ちのよい食べぶりの人が多い。すごいな、いいな、たくさん食べられる人って気持ちがいいよな、と思う。見てて嬉しくなる。
今回は、わたしの舌痛のこともあったので「お茶だけ」ということになっていたから、2時間だけおしゃべりした。
9月に起こったいくつかの事件について聞いてもらい、そして、四季さんがいまハマっている香水探しについてとても興味深く話を聞いた。
さる事情があってバラの香りの香水を探し求めていたら、最終的に運命的なミモザの香水にたどり着いたというお話。
ミモザはわたしの好きなお花だ。幸運を思わせるいいお花だとわたしは思っている。香りもいいよね。
帰り道、四季さんと日比谷線に一緒に乗っていて、電車が仲御徒町に止まったらふいに、
「仲御徒町って御徒町と近い?」
と四季さん。
近いですよ、と言ったら、
「そしたらわたし御徒町でみはしのあんみつ食べて帰るわ!」
と、ひょいっと電車をおりていってしまった。
えええー、すごい決断力!
あっぱれ~と見送っていたら、「元気になってねー」と手を振ってくれた。ありがたいな。元気にならないとな。
・・・
きのうは、ヤクルトのファン感謝デーだった。
娘と一緒にはじめて参加してきて、思ったより本当に面白くてゲラゲラ笑いながら見守った。
10時開場から15時まで、長かったけど、選手参加型のイベントか盛りだくさんだったのでぜんぜん飽きなかった。
とても楽しかった、来年もチケットが当たったら行きたいなあ。
そして他の球団のファン感謝デーも気になる。行ってみたいがチケットはますます絶対取れないだろう。
さてこの日、自分では楽しく過ごせたし調子も良かったつもりだったんだけど、帰りがけに娘と丸善でお茶をして本を見ていたらガクンと疲れが襲ってきてしまい(いま思えば、絶対に直帰すべきだった!)、そこからがけっこう大変だった。本当に突然、心身がくたびれすぎた状態になった。
ベロも痛くなってきたことよりも、なんていうのかな、精神的な疲労感にやられ、ぐったりしてしまって上品先生に渡されていた頓服薬を飲まざるを得なくなったのだ。
そして、頓服薬を飲む=ふらつき、眠くなる(抗不安薬なのでどうしてもそうなりますよね)。
土曜の夕方の電車はぎゅうぎゅうに混んでおり、座れやしない。
立ったままふーらふら。横にならせて~。いやそんなのむり。いやー、きつい帰り道でした。
いまのわたしは6時間近くのイベントに参加してからお茶や本屋をハシゴできるほど元気ではない!いくら楽しくてもやっちゃダメ!イベントはひとつまで!!
と、肝に銘じる。
そんなこんなで、帰宅してからもけっこう凹んでしまい(せっかく元気に楽しくやれてたのに…と)、思わずしくしく泣きそうになってしまったが、暖かいお風呂に浸かって眠って起きたら、ちゃんと回復していた。
ドラクエ的に言うなら、もう、年内は
「ガンガンいこうぜ」「いろいろやろうぜ」
ではなく、
「いのちだいじに」「じゅもんせつやく」
でいかないとね。
つーかわたしの人生で「ガンガンいこうぜ」が発令されたことなど一度もないが。
・・・
明日はヴァイオリンのレッスンで、キャプテンがビブラートを教えてくれる予定なので、ちょっも楽しみにしている。
だから、元気でいなくちゃな。と思っていたら、
同じ地域の対人支援職で別の事業に携わっているコボリさんから、
「明日、夕方に○○駅前でひとりでギター弾き語りをしながらお味噌汁の配布をする予定なので、お近くにお寄りの際はよかったら見に来てください」
とLINEをいただいた。
弾き語りをしながら味噌汁を配布……?ひとりで…?
どういう光景なのか状況が思い浮かばない。
けど、ちょうどレッスンの前なので、ちょっと様子を伺いに行ってみようかなと思う(元気なら……)。