「う」の言の葉」 2
★空蝉の君の娘 軒端荻
源氏物語でも空蝉は印象深い女性。
最高のイケメン、源氏の君の誘いをスルリとかわす。
上着一枚残し消える様を蝉の抜け殻に例えられ、
その儚さと高潔なイメージに透明感を与える。
に対し、娘の情けなさよ。
そもそも名前が「のきばの荻」。母を口説く源氏の君に身をゆだね、
その後何度も連絡を取ろうとするが断られてしまう。
笹の葉ならぬ荻がさらさらと揺れるようなお嬢さんらしい。
本当に「源氏物語」は名前が秀逸。
★ウサギ追いしかの山
ウサギの本は数あれど、1番の