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ゲーム制作記 2024/7月:ゲーム制作時に自分が使っているツールなどの話

この記事はゲーム開発知識皆無のティラノビルダー初心者が自分用につけている備忘録です。
制作は進んでいるけどnoteに書けることがない・・・って経験、ゲーム制作時にはあるじゃないですか、つまりそういうタイミングのnoteってことですね。



今月の進捗
2章までほぼ完成。これ以上は不具合修正以外もう弄らないことに。
3章のビジュアルを始めています。


前回の制作noteで長々とデータ移行作業のことを書いてたのですが、
結局いろいろ事情がありまして、タイトル画面からパスワードでチャプターの進行度やサブ実績を解放させる方向に落ち着きました。

■あいことばでシナリオやサブ実績の解放

○詳しいやり方については前回のnoteにある
 https://note.com/nonossano/n/na223a381fe70

ので全部割愛。


ここからが本題です。
とはいってもどのツールも紹介というより個人的な感想がメインになるかと。
あ、各ツールの回し者ではありません決して。1ユーザーとして。

■ゲーム制作ツール

○『ティラノビルダー』 未経験でもマウス操作でゲームが作れる

・Windows/mac対応
・無料版/一部機能の制限がある
・有料版/買い切りの完全フル版 Booth/steam/DLsiteで購入可能

今更言わずもがなですが。

個人的にあげる特徴
・ガチ初心者でも"続けられれば"ノベルゲームを完成できるくらい良い意味でのシンプルさとガイドサポートの丁寧さ
・マウスのドラッグ&ドロップで背景もBGMもキャラの立ち絵なども操作できる
・キャラの立ち位置や画像表示位置など実際のプレビュー画面を見てでの配置や座標の調整がしやすい。
・ビルダー内にない機能はティラノスクリプト側の情報も参照すれば使える。
・公式のガイドもありかつ国内のユーザーが多く、調べるとおおよそのことは先人らのおかげで解決できる
・公式運営によるエンジン専用のフリーゲーム投稿サイトがある

メモリちょこっと増設しているとはいえ安い・古い・弱いの3拍子揃ってるうちのノーパソでも問題なく動くのは非常にありがたいことです。
(スペックですか?unity産ゲームがろくに遊べないくらいです)
いきなり有料版を買わずに無料版で触った感じを自分で確かめてから有料版を購入するかどうか検討しましょうね。動作確認も含めて。

ゲーム制作に必要な機能がこれだけ整ってるガチ初心者向けの簡素寄りエンジンが、有料版でも買い切りが通常1500円帯は破格なのではと個人的に思ってます。不定期ではありますがセールもやっててさらにお買い得になるときがありますし。ネックはモチベと素材を用意することくらい?
演出やシステム凝りたい方はビルダーを足掛かりにティラノスクリプトや他エンジンに移りかえればいいのを踏まえると・・買って損が得かはもう、使う側のゲーム制作向き不向きの話になっちゃうかと。

ただ、これからゲームを作ろうかなと思っている方向けに1つだけ伝えておきたいことがありまして。
やる気を奪うような真似するなといわれそうですが
ゲーム制作は絵やテキストなど素材を作るだけでは完成しません。その50~100倍以上の時間を別の作業(スクリプトやデバッグなど)に費やされることを事前に理解してから始めた方が良いかと。
制作初心者経験者問わず、途中でゲーム制作を断念した経験のある方がとても多い…というものなのです。とだけ。


■ドットの制作

○『dotpict』 スマホでドットが作れるお手軽アプリ

・基本無料(広告表示あり) ※月額の有料機能あり
・android/ios対応しています。

個人的にあげる特徴
256×256までのドットが打てて、1辺2000pixel以内の整数倍率で書き出すことができる。透過もあり。
・機能と操作がシンプルなので結構古いスマホでもサクサク。デカいキャンバスサイズにしなければスマホに負荷があまりかからない?
・カラーパレットの色を変えると絵にもその色変更が反映される←ここ好き
・ドットピクト独自のドット絵投稿SNSがアプリ内にある
・運営による公式企画でのテンプレートやカラーパレットの配布や日替わりのお題などがあり、初めてドットをするひとでも作品を作りやすい
・アニメgifも作れます。

スマホでささっとドットを打つなら個人的にこれが一番適してました。
画像をドット風に変換するツールではなく、自分でドットを打つタイプのやつですよ。ドット用のアプリとして混同されていることがたまにあるので一応補足。
機能で見るなら『Aseprite』や『EDGE』などPCソフトの方が主であるのは理解していますが、寝ころびながらや出先などのちょっとした待ち時間などにもスマホでサクッとできるのが嬉しいですね。

月額の有料会員になるメリットは・・その人がドットピクトで何をしたいのかそのそれぞれの使い方次第かなというのが正直な部分ですね。人によっては月550円はとても高く感じるかと。
有料で使える機能が色んな部分にあるのでメインで使うなら有料会員になった方がやりやすいですかね。
私の場合はゲーム素材制作が利用の主目的で、SNS機能ほぼ利用してないかつ絵の投稿頻度は少ないのですが、全体でみるとむしろsns機能で自分の絵をあげることがメインな感じの人も多いのかも。

ゲーム用のドットを制作しているときは、ドットピクト内の自分の作品の一部分を別キャンバスにコピペするなどの機能は有料機能ですがとてもありがたい。※キャンバスの複製自体は無料でもできます。多分

タッチでカーソルを動かして絵の外にあるpushボタンを押すことで色を付ける通常形式と、
普通にタッチするだけでそこに色を付けられるタッチペンモードの2通りの操作が設定できるようになっており、自分のやりやすいようにできます。その他のいろんな細かいUIもある程度自分で変えられるのでそれぞれうまいこと調整すれば快適さも変わるかと。
1作品に使える色の数の制限もなくなりましたし、
キャンバスのサイズも256まで拡張+自由に縦横のpixel数を指定できるようになったし、
レイヤー毎の不透明度も変えられるし・・・
ここ近年で昔よりうんとアップデートが進んでいる感じです。

ドットピクト内のSNSコミュニティについては
基本的に投稿できるのはドット絵のみとなっているのでドット絵だけを見たい!ってときには他SNSとはまた違う相貌で楽しいです。
ドット「絵」を上げる雰囲気が強い感じなので「一枚絵」を作っている方が多いという印象ですね。
他のツールで作ったドット絵も投稿できるようになりましたが、エアブラシなどの加工を加えている、画像を低解像度変換しただけのをそのままあげるなどの作品は運営にチェックされて警告うける可能性が高いようです。

グローバル展開・全年齢対象(一応12歳以上なのですがスマホがある子なら簡単に触れられますので)なので色んな方がいらっしゃいます。
"誰でも”利用できる感じなので絵を描くのが好きな若い子供たちも多いんだなあという印象。
誰をフォローして誰の作品をみるかは自分で選べますから。うん。


○『PIxel Studio』 高機能が売りのドット制作スマホアプリ

・基本無料(広告表示あり) 有料課金あり
・android/ios対応
・steam版もあります→https://store.steampowered.com/app/1204050/Pixel_Studio__pixel_art_editor/?l=japanese

個人的にあげる特徴
・欲しいと感じる機能が無料版でも大方そろってる。
・1000オーバーのキャンバスサイズでも作れる
・アニメーション制作機能あり
・書き出しのファイル形式選択など細かい融通が利きやすい

スマホで本格的にドットをやりたい!という方にはこれがおすすめです。
他のドットアプリでは少し足りなかった「痒い所に手が届く」・・そんな感じ。スマホ専用にUIが作られているというよりはPCのドット制作ソフトまんまをスマホ操作だけで動かしてるようなものって感じかなと。steam版もありますし、そういうこと。

基本的にドットピクトを使いそこでは対応できないケースのときにこちらを使う・・という感じの使い方に私は落ち着きました。
開発元が海外なので日本語訳がちょっと難解+サポートやヘルプなど重要な情報がほぼ英語なのがネックな部分。

そして多機能すぎるがゆえに、スマホの環境次第では処理動作がもっさりになるかも。に加えてタップとスワイプだけのスマホの操作性の限界をちょっと感じるかな・・・と。
本当に良いアプリなのでおススメしたいのですが、
誰にでも触りやすいのか?と言われたら微妙。PCのドットソフト慣れてないと多分なんのアイコンがどの機能なのかすら手探りな状態で始まるかと。

一応pixelstudioにも投稿サービスがあるのですが、海外の方が圧倒的に多いのとpixel数の制限などがほぼないようなものなのでドットピクトとはまた違った雰囲気ですね。

シンプルで初心者からドット慣れてる方まで使い勝手のいいドットピクト

PCソフト並みの機能がスマホで使えるpixelstudioという感じ


■音楽方面

○『Lovely Composer (ラブリーコンポーザ)』 初心者でもピコピコサウンドが作れる可愛いソフト

・有料 通常980円くらい※一部機能を制限した無料体験版あり
・Windows/一部のLinux対応
・サンプル曲付き※notフリー音源

個人的にあげる特徴
・数ある作曲ソフトの中ではわりと軽い方?
・シンプルでわかりやすくてしかもかわいいUI+このお値段
・初心者でも曲がつくれる機能が充実
・出力形式や品質などある程度細かく対応できる
・使えるパートはフリーの4パートと決められたパターンを鳴らすコードリズム1パートだけ

とにかく「初心者でも扱いやすい」の一言な作曲ソフトですね。
ファミコンとかゲームボーイと同じ音源というわけではないですが俗にいうチップチューンなるピコピコBGMが作れます。
必ず無料版を触ってみてから購入しましょうね。動作確認は必須です。

自分は音楽経験ゼロのマジモンの超ド素人なのでよくわかるのですが
・え?そもそも音って自分でつくらないといけないの?
・メロディラインとリズムってどうすればいいの?
・楽譜の音階(ドレミファソラシド)すらぱっと見で読めないっす
・メジャー?マイナー?テンポ?ループタグ?なにそれ
な状態でも「それっぽい感じ」になります。これマジ。

このLovelyComposer
・わかりやすいUIなのでゲームみたいな感覚で作曲できる
・あらかじめ用意されている音色(70種近く)を選んで使うので、音作りからスタートしなくて良い
さらにv2.0で自分で波系メモリを設定できる4種が増えました
・決まったコードリズムパターンが用意されている+自分で少しカスタムできるので使いやすい
ランダムで音を入れてくれる自動生成モードあり。
なんかリズムもメロディも思いつかないなあってときランダムによるピコピコそこから意外といい音が生まれたりするかも。
・サンプル曲が良い曲ばかりで「いつかこんな曲つくれるようになりてえなあ」ってなる

え?自分の下手くそなぼこぼこBGMより、
プロが作ったフリー音源を使わせてもらったり、作曲の仕事受け持っている方に依頼して良いもの提供してもらった方が楽なのに?って
ええ、本当にその通りですよ。
なので今作っているゲームの曲の一部を依頼して作っていただきました。

まあ作りたいから作ってるゲーム制作なので自分のやりたいこと入れてその結果ぼろくそ言われる生き方も悪くないと思っております。


以上、自分が使っているツールのお話でした。
これは何事にも言えることですが
結局のところ最強のツールは「自分自身の関心やモチベ」ですね、ってことで終わり。

各ツールの製作者の方々には足向けて寝られないですね、はい。

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