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面接対策 逆質問②

前回に引き続き逆質問の解説です。

逆質問は面接の合否を分ける重要ポイント。


私自身も面接官をやっていて以下のように思うことがあります。

「なんでこの質問したのかな?」

「この質問聞いてどうしたいのかな?」

「本当にこの質問聞きたいの?」

「とりあへず逆質問作ってきただけじゃないの?」

と、ネガティブな印象を持つことがあるんですね。
しかし少しの工夫で 質が上がるおしい質問も結構あります。
今回は実践的な逆質問のブラッシュアップ方法をお伝えします。


逆質問のポイントは、、

前置きを加える

です


前置きを加える


例えば、面接の逆質問で

「御社の研修について教えてください。」

と質問すると面接官はどう思うでしょうか?


面接官の立場になって少し考えてみてください。


人によって違いますが
「聞きたいんだね。教えてあげよう」
「うーん、なんか受け身だな。。。」
「研修って、どの辺知りたいんだろう?答えづらいな」
と、いろんな印象を持ちます。

ちなみに、2番目の  受け身  と捉えられたら印象悪くて損ですよね??
もったいないです。ちなみに私の場合も上記の質問をされたら受け身だなと思います。

また、以下の場合は面接官はどう感じるでしょうか?

「御社で活躍する新人はどんな人ですか??」

「営業ってどんなことやるんでしょうか??」


面接官の立場になって少し考えてみてください。

もちろん人によって違いますが、
「何が聞きたいのかな?わからないな。」
「やりたくないのかな・・・」「不安なのかな??」
とネガティブに捉えられることも多い内容です。


どうしたらよいのか??


ちなみに、上記の内容は質問の観点が悪いわけでは無く、また純粋に知りたいことだと思いますし、質問そのものは間違っていないんです。


ここに
【前置き】
を足してあげると、印象を変えて伝えることができます。


前置き

前置きとは、、、 逆質問で使える前置きは主に3つです。

・意図・目的を伝える

・自分の考え・意見・仮説を伝える

・調べてきたことを伝える


意図・目的を伝える

「何のために知りたいのか?」「それをしってどうしたいのか?」ということをセットで伝えるということです。

先ほどの例でいうと
「御社の研修について教えてください。」
って考えたけど、何のためにこれ聴きたいのかな~(意図)、これ聞いてどうしたいのか(目的) を自分で考えてみます。

「未経験の業界で不安だから、聞きたい。」
ここで止めずにもっと深く考えるといいです。不安だから聞きたい、であれば じゃあ入るの辞めれば!となるので。
聞いてどうしたいのか?も考えましょう。

「未経験の業界で不安だけど、いろいろ勉強して身に着けていきたい」
よくなりましたね。もっと深く考えてみましょう
勉強して身に着けてどうなりたいのか? も考えましょう。

「未経験の業界だけど、勉強して力をつけて戦力になって必要とされる立場になりたい」
いいですね。これをそのまま前置きに持っていきましょう。

「御社は未経験の仕事ですが、勉強して戦力になり必要とされる存在になっていきたいと考えています。
そのうえで入社後の研修について詳しく教えていただけないでしょうか?」

こうなると最初の前置きの無い質問に比べると意欲や想いが伝わりますよね。全然印象が違います。


自分の考え・意見・仮説を伝える

「自分なりの考え」「自分の場合はこう思う」「自分ならこう考える」をセットで伝えるということです。

正社員には主体性や自走力が求められます。
つまり自分で考えて行動できる人が求められるのです。

上記のように自分の考えを伝えることで「自分で考えられる人なんだ」とアピ―ルすることができます。

事例で考えてみましょう。

「御社で活躍する新人はどんな人ですか??」
自分の意見を加えてみましょう。これは比較的簡単だと思います。

「御社で活躍する新人はどんな人ですか??私は質問をたくさんし行動できる人だと思います。」
実は 前置き と伝えていましたが、後ろにおいても大丈夫です。
特に今回の自分の意見を伝える場合は後ろに持って言ったほうが質問がシンプルに伝わりやすいのでお勧めです。

自分の意見を伝えられる方が意欲や思考力を伝えることができて好印象です。


調べてきたことを伝える

これを伝えることで「調べてきてるね~」とアピールになることがあります。

事例
「御社の営業はどんなことをやるんですか??」
ここに調べてきたことを加えます。

「ホームページを調べさせていただいて、御社ではまずテレアポでお客様にアポイントをとってそのあとに訪問するスタイルで、
今後、システムを導入して営業スタイルも飛び込みから問い合わせ型に変えていくとのことで、実際ご縁があり働くことになった場合の
営業の流れを詳しく教えていただいてもよろしいですか??」

調べてきたことを伝えると長くなってしまうのは欠点です。
しかし、自分の調べてきたことを伝えて認識を揃えるアクションは入社後にも役立ちますし、前置きの中でも比較的簡単にできるのでお勧めです。


ちなみにどれをつかうのが良いのか??

基本的に「意図・目的を伝える」を中心に考えれば外すことはありません。

ですが、
人によって意見が違う内容(価値観や考え)や人物像(活躍する人)を聞く場合には「自分の考え・意見・仮説」を使用し、

「結構調べたな~」とか「調べたこと伝えないと質問がよくわからなくなるな」と思ったら「調べてきたことを伝える」でよいです。


活用法

・まずこの質問を、ネガティブな人だとしたらどう感じるか?を想像し書き出してみる

・前置きを作る:自分で作った質問に対して自分自身で問いかけてみる
[意図。目的=なんで自分はこれを知りたいんだろう?これ聞いて自分はどうしたいんだろう]
[自分の考え・意見・仮説=自分なりの考え  自分の場合はこう思う 自分ならこう考える]
[調べてきたこと=調べたこと伝えたほうが意味が伝わるかな]

・前置きを加えた文章を作ってみる

・できれば誰かにチェックしてもらう
自分で作ると変えたくなくなるので、他人の冷静なフィードバックをもらったほうがブラッシュアップできます。

・作った質問を何度も声に出してみる
声に出すことで自分に馴染んでいきます。本番で話し慣れていないとうまく伝えることができないケースが多いです。
また声に出すと文章の違和感に気づいて修正も可能です。

以上の流れで作った質問をセルフチェックしレベルアップしましょう。


まとめ

・逆質問は前置きが大事

・前置きは主に3種類

・前置き:意図・目的を伝える

・前置き:自分の考え・意見・仮説を伝える

・前置き:調べてきたことを伝える

・作った質問を自分自身に問いかけてブラッシュアップしよう

以上です。


ただ、、今回のレクチャーでこんな風に思った人もいませんか??

「質問が思いつかないんです。ブラッシュアップの方法より作成方法を教えてください!!」

そうですよね。
そもそも質問を思いついて作成できなければブラッシュアップできないですよね。

ということで次回は、

逆質問作成方法:作成の観点

について解説します。

それでは!!

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