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今日は私が"自由に書を書く"デビュー日

炭の匂いに、筆を紙に置く緊張感と作品が出来上がっていく高揚感。
そんな独特の空間がゼミ室に広がっていた。

今日のゼミは一生忘れない、そんな興奮した思いで今noteを書いている。
11月10日のゼミは書道家であり、プレゼンの神様でもいらっしゃる前田鎌利先生に講義をしていただいた。
また「岩清水乃々栞と書」と題し、硬筆コンクールに長年挑戦し、
書道も学んできた経験についてお話する機会をいただいた。

前田先生がお話されるすべての言葉を取りこぼしたくない。
その一心で講義を受ける中、印象に残ったことは2つある。

1つ目は書をする上で一番大切なことは自分の念いを伝えるということだ。
これを聞いた人は「書をする上で当たり前のことでは?」と思うかもしれない。しかし私が書をする上で最も欠けていたことと言っても過言ではない。

私は学校の宿題をきっかけに10年以上全国硬筆コンクールに挑戦し続けてきた。
初めて小学1年次の冬に入賞し、上位者の席書披露を目にした時、余りの美しさに心が震え、
「いつか絶対に全国一位である文部科学大臣賞を獲る」と決心した。

そして、この目標を達成するために筆遣いを極めるべく書道に挑戦してきたのである。

今までの私の書との向き合い方

しかしそこにはずっとお手本があり、お手本ありきに書と向き合ってきた。
いかにお手本のように美しく書くかに命をかけてきたからこそ、念いを伝えることをいつの間にか忘れてしまっていたのだ。

2つ目は念いを「伝える」から「伝わる」ようにすることで
自ら掴みたい未来を引き寄せることができるということだ。
そのためには自分の表現方法を複数個持つ必要がある。

私はこれから自身の表現方法を増やすことで沢山の人に念いを伝え、
伝わるような人間になりたい。

そんな私は今日のこの感動を誰に、どのように伝えようか、
溢れる思いを書で表現する。


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