見出し画像

『Room No.9』やって感情が限界

この文章は、ゲーム『Room No.9』(通称:ルムナン)をプレイし、限界を迎えた人間の文章です。

あまりの完成度に感情の整理がつかなくなり、己が精神を救うためだけに文章を書き出はじめたというもののため、多方面への配慮が欠けています。
全体的に表現は押さえぎみですが、ネタバレは抑えていないのでご留意ください。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんか なんだこれ!?
ほんと無理だった 躁鬱止まらん 躁っていうか日常の10パーセント平常、90%鬱みたいな異常状態に追い込まれてるんだけどなに!?

誠二に謎の肩入れをしすぎてマズい
そうこうしてるうちに大地にも肩入れして無理が無理を重ねて意味わからんくなっていた 完全に情緒がぐちゃぐちゃでヤバイ ウウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いやマジでなんでこんな思いをしないとならんのだ???????????????
いや 無茶苦茶好きだった あまりにも素晴らしかったんですけど

感情の解像度がさぁ… なんかもうグロい域でさぁ………… 健常だったはずの二人の精神バランスがさぁ~… 肉体的な快楽とか罪悪感とかそういうあれこれがさぁ~~~ 防衛本能的な非現実感とかとかの様々な歪みにさらされて崩れていく様が…様がさぁ~〜~~!!!!!!!!!!!!! オエエ

なんであの子たちがあんな目に遭わないといけんの!?
でもあの作品がなかったらあの子たちが生まれることもなかったわけじゃん………… マジで出会いたくなかったけど、本当に出会えてよかった………………もうだめだ…………………素晴らしい作品だった…………………………

■迎えたエンド順

D(疎遠) ⇒ D(疎遠)←途中目先の欲に囚われてミスった ⇒ F(親友) ⇒ イージー解禁A(凌辱) ⇒ B(殺害) ⇒ C(残留) ⇒ F(限界になって戻ってきた)

【一週目:Dエンド(疎遠)】

誠二のことが大事で心配で尊重したくて仕方なくて、
基本は誠二自身のことを尊重する選択、重要な選択は誠二の意見を尊重する選択…ってやってたら辿り着いた
どうやらバラバラな選択をするとここに行き着くらしいけど、バラバラと言われればそうだったのかもしれない 「それが本当に誠二のためなのか」を考慮できてなかったから…

はじめて初日、誠二の「…3で」に従ってしまって、最終的に吐く大地に私も吐きそうになって、時間が時間だったので(朝5時)いったん中断し、次の日またゲームするまでぐるぐる考え続けていたことが、
「(首絞めを経て)これ以上少しも誠二に傷をつけたくない 次選択肢がきたら絶対に俺大地が傷を負う………………」だったんですけど、
これお察しの通り、今更傷を負ったところで、「もう遅かった」「それで何かを乗り越えられたと思ってただけ」だったんですよね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そもそも翌日分の選択肢なんて存在してなくて、大地は私がしたのと同じような思考で「今日は俺がやる」って言ってきて、その時の「このゲームオモシレェ〜〜〜〜〜!!!!」っていう気持ちよさたるや凄かった

約一日グルグル考え続けた私の考えは、ゲームのテキストと、声優さんの演技と、スクリプト音楽諸々によって誘導されたものだったっていう感覚がめちゃくちゃに気持ち良くて、言ってしまえば”展開の納得感”ではあるんだけど、それより、「シナリオが強制的に”理解らせ”てきた」みたいな感覚がも〜〜〜めちゃくちゃに良すぎて信頼感が天元突破した(同時に鬱になった この先この精度ですべてを”理解らせ”られていくんだっていう……覚悟をさせられてしまって…………)

あと、最終的に二人とも壊れてしまうことは回避できたけど、一歩を踏み出すことができなかったから、疎遠になってく結果を迎える っていうのがなによりリアルでグロくて嫌だった 逃避してるというか
すごいわかるし、わかるからこそめちゃくちゃ嫌だった

そう言う意味において、DはBに続く嫌なエンドだった 気持ちの面ではまだBの方が……いや そんなことない 絶対にそんなことはない 冷静になれ どっちも嫌 うう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッ!!!!!(発作)

大地が最後「俺がいると、誠二も嫌なんじゃないかな…」って思ってるのがもうマジでダメだった グロい
表面上の尊重で包んで正当化してるっていうか、本当のところはわからないけど「きっとそうだろう」って思うことで、後ろめたいことから逃げてるというか
大地はあの最後の日をどこかで後悔していて、でももう取り返しがつかなくて、その感情をちゃんと見つめられるほどの勇気はなくて…だから無意識で向き合わないことを正当化するしかないわけじゃんそれって…

あとなによりこのエンドが嫌なのは、誠二は誠二で深い傷を負ってそうってところなんですよね いや 全ルート負ってそうですけど 精神物理問わず
なにってこれ仮に大地がちゃんと誠二に向き合おうとしても、やっぱもう全部遅過ぎていて、どうあがいても疎遠になる未来しか見えないし、それが予想できてしまうからこその正当化っていうのが、ムチャクチャに嫌ですね 救いが 救いがなさすぎて単純に嫌

それにしてもこのルートの誠二の心境慮るに辛過ぎる
苦いどころ騒ぎじゃない 何かあるたびにあのときのあれこれを思い出す誠二 脳裏にこびりついて離れない記憶 高級そうなシャンプーの残り香 ふとした大地の痕跡……(チクショウ……死ぬほど萌える………)

何もかもが中途半端で、壊れきることも、欲がすべてを食い散らかしていくこともできなくて、中途半端な理性と、折られたままリカバリのない尊厳がこれからの誠二を潰してしまうんじゃないかっていうのが心配でたまらん
まあ例えそうだとしても誠二だから外見は取りつくれちゃいそうな気がするな
でも多分もう大地ほど親しい友人は作れないだろうし、彼が楽しめるような何かをしても、ずっと重たくて冷たい煮凝りが現れて、どうしようもなく大きくなっていくような救いのない未来がさ・・・・なんか・・・そればっか見えてしまって・・・・・

やっぱ尊厳がへし折られたままリカバリがないのが問題なのか
時間によるオート回復があっても、これからずっと、中途半端に残ってしまった自分のプライドAで、己のプライドB(本体)を折り続けそうなのが想像できるっていうか マジで嫌 自嘲も自傷もしないで 格好良くて優しい誠二で居て・・・・・・・・・・・・(ここまで全部想像)

なんかこのエンド、妙にリアルなだけにずっと考えてしまう でも救いが見出せなくて辛い……いやBADだからそりゃそうなんだけど、私の脳が救いルートの道のりが見出せない……だって今更大地が一歩踏み出したって もう遅いってならない・・・!? そんなことない!??教えて大地 どうすりゃいいんだチクショ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!
ハァッ………どうすれば…………どうすれば彼らを救える?!オェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜やだ 考えたくない 助けて 考えては絶望を繰り返してほんと辛い 有識者 お願いです 助けて・・・・・・・

【二週目:Dエンド(疎遠)】

なんでだ???
こんなはずじゃ・・・・・・(分岐を間違えたポイントは予測ついていたので戻ってやり直してたはずが、あ!そういえばこっちの選択肢前やってなかったわ〜! ⇒ D)

某互いに〜のところの選択肢、「でもこれって…!」否定して誠二に最終手段使わせたからDに行ったって感じだったんですけど、
正直に告白するとあのスチルとシチュエーションはあまりにも良くてどうにかなってしまいそうでした。気が狂う・・・・・・ダメ・・・・・・・・・・・・
その直前のスチルからわりとダメだった(私が) だってのに誠二・・・・・それは・・それはもっとダメだって・・・・・・ウウウウ〜〜〜〜ッッ!!(胃を押さえながら喜ぶ姿)

【三週目:Fエンド(親友)】

え、えがった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!;;;;;
初回Dをやってからというもの、情緒が完全におかしくなって「絶対にGOODを踏んでから他のルートに行きたい」「一刻も早く”安心”が欲しい」「でも宗教上の理由で初回で攻略は見れない」等必死に、死ぬほど緊張しながら(リアルに手が震えた)プレイして、やっといけたよFエンド…………!!

やった……………これで安心……!!!!
穏やかな心で他ルートをプレイすることができ……………でき………………………………できるか?????
余計情緒狂うわ

「またな」が言えて本当に嬉しくて、辛いことはあったけど二人が親友のまま軽口だって叩けるようになって、本当に嬉しかった…!と思ってはいるんだけど、
あの体験は決してなかったことにはならないし、修復不可能な傷を負ってこれから生きていかないといけないのは何も変わらなくて、
でも生きて二人であそこから出てきて、友情だって変わらなく平穏に日々を送ることができて…………本当……………よかった…………………
んだけどさ………………
でもあの体験はなかったことにならないじゃん………………(永遠ループ)

表面上は無事だろうし、疎遠になるわけでもないし、二人は以前と同じような関係を続けていくんだろうけど、でももうそれにしてはお互いを知りすぎているわけじゃないですか(ボカした言い方)
もうダメでしょ ダメ・・・・・・
都合の良いクソオタクの私と気難しいオタクの私が殴り合いをしていて、どちらかと言うとそっちが辛い 己の精神内バトルに疲弊している・・・・

クソオタクの私は「お互い普通にあろうとしているし、表面上は普通であれているけど、ふとした拍子にあの事件を思い出して、なんやかんやあって(ボカした言い方)グズグズになる未来が見たい」と主張しているんですけど、
オタクの私は「ふとした拍子にあの事件を思い出しはするけど、必死に保ったこの関係性は余計壊せないから、罪悪感を覚えながら
いや待って オタク負けぎみじゃない? ウウウウウ……

正直オタクの私は「やだやだ二人は親友だもんッッ!」って言ってるだけで、じゃあ具体的にどう言う感じ?と聞かれると答えられなくなる弱弱オタクなんですよね
いや でも二人は親友でいて欲しいじゃん………事件はなくなったことにはならないし、思い出して罪悪感を覚えることもあるとは思うけど、それでも関係性を保つことはできるじゃん それが幸せかどうかはもうわからないけどさ……(殴り合いの様子)

親友っていう関係性にすがればすがるほどどっかで疲弊していきそうなのが嫌だな
飲み会のとき、互いの部屋に遊びに行っているとき、普通に喋っているとき、そういうふとしたときに思い出すことはあるわけで、
そういうたびに「申し訳ない」「忘れた方が相手のためなのに」って思って、意識すればするほど逆効果になっていくわけじゃん
そんなの 不健全じゃん・・・・(ただそうしたシチュエーションは、ハチャメチャに興奮しますね…♦︎ 私はクソオタクでもあるので)

うるさいオタクどもは抜きにして、このあとの彼らがどうなっていくかを考えたとき、
地味に限界が来そうなのが誠二で、そういう状況になる可能性のあるものを、「俺は何をやってるんだろうな・・・」と思いながら緩やかにやってきそうな気がしてきてしまうんですよね 例えば、二人で飲んでる時はいつも飲まない誠二が、酒を飲み出すとかそういう・・・

例えそれがエスカレートして、誠二が酔い潰れそうになって介抱する〜みたいなことが起きて、大地は色々思い出しながらも、自分の腕にまだうっすら残ってる傷痕を見て「これでことを起こしたら傷つくのは誠二だ」って持ち直してなんとかなる そうやってだんだん傷が塞がっていく 瘡蓋は剥がしたくなるけど、剥がしたときに痛くなるのは自分たちなんだ…みたいな感じになれるのでやっぱGOODはちゃんとGOODなんだろうという結論に至った(?)

いや全部願望ていうか幻覚ですが
オタク的にはそうやって少しづつ傷を塞いで欲しいけど、クソオタク的には剥がしてしまう話が読みたい……

いづれにせよそこに二人とも生きてて、以前と全く同じとは言えないだろうけど、お互いを尊重した関係は続くんだろうし、いろんな未来が見えるからめちゃくちゃGOOD!!!!!!!!!未来がある!!!生きてる!!!ズッ友!!!!!!!!!!ヒャッホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!(限界)

ラスト付近の持っていき方が本当に好きだった
彼らが親友のままで居るにはこれしかないと思った
あれはあの場所だけの異常事態で、その中でも、強制されることなく至ったあの風呂場の出来事だけが、本当に異常事態のイレギュラーで、それを精神的にも物理的にも隔離したっていうのが、一番双方に傷が残らないベストな方法だったと心の底から思った
(あと大地がシャワーの温度をガッと変えたときの私の盛り上がりたるや諸手を上げて喜んだ ていうかその直前の、風呂場に入って行ったっていう一歩を踏んだのが最高でそこからもうダメだった)

あと大地を繋ぎとめたのが課題による肉体的な痛みだったっていうのも無駄がなく良かった
精神的な痛みがどんどん麻痺していく中、傷が痛むことで目の前の相手の痛みを思い出して、自分の精神的な痛みを思い出していく作業っていうか 現実感を失わないただひとつの方法というか
被害と加害が平等にのし掛かっているFでしか迎えられなかったエンディングっていう納得感がすごいというか
とにかく好きだった このエンディングが親友エンディングで本当に良かった・・・制作の皆様方への信頼度が爆上がっていく………

ラストの電車の、大地は腕を握るけど誠二はゲンコツを膝に返すっていうバランス感も好きすぎた これ これなんですよ………誠二は頭がいいから、なにかのアクションの手前に「そのアクションがどんなものであるか」を考慮する奴なんだ……………
そしてこれを考えていくと、同時に〜の課題で、「最終手段は使わないで、お互い立ったままの距離を保つ」(けどこうすれば早いことがわかっている)という理性と感情の間で”ちょうどいい”を算出してしまう誠二の最高さと、このシーンのヤバさが改めてとても骨身に染み、るな…………

本当に「またね」が言えてよかった……君たちが何も間違えず、ここまでたどり着けて本当によかったと、心から思う、、、

あとEDの曲が爽やかでクるものがある 背景も思い出の中にあるような海でさ……
彼らの沖縄旅行は散々だったけど、極限状態の中でもお互いが本当にお互いを尊重し続けられるいいやつだったっていうことは変わらなくて、
それだけは10日間の沖縄旅行にも勝るとも劣らない大切なものなんだと感じられた………(限界)

【(イージー解禁)A (凌辱)】

・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・


私はどうすればいいの・・・・・・・・・・・・・(こんなにも鬱で泣いてるのに諸手が勝手に上がっている姿)

正直一番咀嚼できない……一番咀嚼できないのにこんなにも味がするのはなんでなんだ………なんでなんだ……………!??!?!?!?!?チクショウッッオメーがクソオタクだからだよ!!!!!!

いや事前情報でそういうルートがあることは知ってたけどさ こんなにねっとり・・・たっぷり・・・・じっくり描いてくれるとは・・・・・思わないじゃん・・・・・・・・・・・

このルートなにより大地の変化がキツかった
>「親がクズだから俺もクズなのかな?」
もう多分何千回と言われてると思うけど、マジで辛いよ・・・・そんなことないよ・・・・・・・・お前スゲーいいやつだろ大地………!!!!!!オエッ

このルートで起きてることって、異常事態下で歪んでいく自己の正当化作業というか、己が変わったと認めたくない作用というか「この異常事態で出てきた側面こそ本当で、元から自分はこうだったんだ」と思うことで自己を保つ防衛本能に他ならなくて、
あの恐ろしい表記「XXX日目」もその延長にあるわけじゃないですか

正当化と逃避で、「いっそ壊れちゃった方が楽なのに」の「壊れちゃった」で……修復不可能なのかと言われれば、修復不可能なんじゃないかと思えてしまって・・・・
いやいつかはいきなり正気に帰るかもしれないし、ふとした瞬間に相手が人間だったことを、自分が人間だったことを、お互いが親友だったことを思い出すかもしれなくて・・・・・・・・・・
でもそれ・・・・その時こそが・・・本当の終わりなわけじゃん・・・・・・・・・??

エンディングのときはまだ何も考えずにいられて、堕ちきることができてて、ある意味幸せだったりするのかもしれないけど、
でも生きてるからには変化があるじゃん とはいえ正気に帰りすぎるともう本当に取り返しがつかなくて救いがなくて、だったらずっと狂ったままで幸せでいてみたいに思えてきてもうだめだ 鬱

ずっと狂ったままではいられないとするとどうすればいいんだ
大地、どこかのタイミングで誠二が人間だったと思い出す⇒態度が軟化するけどやっぱ関係はグズグズ⇒誠二は自分が人間だったと思い出したくないだろうし無意識でもっとモノのように扱って欲しいムーブ⇒大地の違和感が大きくなり、致している中臨界点を迎える(急に吐きながら涙が溢れてくる等)⇒誠二は頭がいいので何が起きてるか気づいてしまう⇒でももう遅い ダメだダメだ!!!!!!!再提出!!!!!!!!

誠二気づく ⇒誠二「…………大、地?」⇒大地「え、なんで………………俺………」⇒誠二「…………」(無言で大地を抱きしめるスチル BGM:クラシックギターのチャンチャンチャーン…の穏やかなあの曲)
待って もうこれ完全にただの幻覚じゃん 何書いてんの???

なんかいけそうな気がしてきた きっかけさえあれば、大地はまた暮れ泥むコンビニの前に立っている誰かの手を取ることができるんじゃないか? 人間生きてりゃなんとかなる(急な強気)

いや 大変なのはその後だとは思うんですけど・・・まあでもやっぱ最終的に共依存的な関係になっちゃいそうだな もしくは疎遠 大地にも誠二にも、友達のまま正気を取り戻させるのはあまりにも苦・・・

そういえばこのルートの誠二はどういう感じだったんですかね
もう自分の全てに絶望しきって、あれは自傷の一種でもあるんだろうなっていうのは思っているんだけど、それすらも自分でわかってエンジンにしてしまうことで己を保ってる(何も考えないようにしてる) っていうのであってる?? まだなんかある気がして、ちゃんと掴み切れてない気がしてる

大地を壊してしまった責任と、浅ましい己の肉体への罪悪感と自罰のハイブリット? 大地が己を求めてくることへの安心と独占欲? 昔そうしたように、何も言わずにただ側にいてくれる誠二なりの優しさ??
最後だったらもう立ち直れないな……私が………

うーん 優しさというかなんだろ、誠二的には「優しさのために側にいる」っていうよりは「結果的にそうなった」くらいな気がしてる(というかだったら私が萌える)んだけど、そういう……昔から変わらず、ただ大地のそばに居るのが心地良くて、結果的に気づいたらっていう……

大地がああいう風に求める限り、誠二はそれに応え続けて側にいるし、それが「大地をそうしてしまったことの罪悪感」「浅ましい情欲の満たし」にもなってたら、たしかにもうそうなるしかないような気がしてきた 嫌だ……鬱………(正直萌える チクショウ チクショウ………………………)

己の業の深さを思い知ったルートだった
一番ダメだったのはXXX日表記後の二枚目のスチルの上目遣い
大地がさせたのか、自分で大地の正解を引き当てたのか…あの状態の大地がさせるようには思えないから、多分自分で引き当てたんだろうな……………ウッ

【B(殺害)】

いや待ってよ
死んじゃダメだよ

死んじゃダメだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!!;;;;;;;;;;;;;;;

悲しさとやるせなさが凄すぎてダントツで一番無理なエンディングだった
あまりにも救いがなくないですか!?!? こんな こんなことがあってたまるか!??!?!!?なんで
なんでここでキャッチコピー「ずっと友達でいたかった」を回収するんです?!?!?!??!!?!!??!?!?!??!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?

鬼の所業すぎてマジで落ち込んだ
あのベンチもダメだよ 私はクリアした後ルムナンで画像検索しまくったので知っているんだ あのベンチの上で 二人で肉まんを食べているイラストが存在していることをよォッ・・・・・・・・・

いや色々ダメだったなこのルート
全部誠二が抱えてちゃって、誠二の逃げ場がなくなって、大地は何も悪くないし誠二も悪くないし緩やかに誠二の首が締まっていくのがありありと描写されてしまって本当に無理だった
FがあるからこそのB、Cというか…大地が清廉潔白すぎるというか、傷を負ってなさすぎると歪みのしわ寄せが全部誠二に言ってしまって、自分でもどうにもできなくなってしまうというか

誠二視点パートが本当に辛かったんですけど(同時にめちゃくちゃ興奮した 私はクソオタクでもあるので)
あそこで言ってた「大地をああしてしまったのは俺だ。でも他にどうしようもなかった。それはいまだってそうだ」っていうやつが本当に全てで、大地を尊重するあまりにどうしようもなくなってしまった真綿感が本当にすごくて・・・

だってもうこんな状態どうしようもないじゃん……大地が普通であればあるほど誠二は自分を責めるしかないし、どんなに理性が嫌がっても気持ち良さに全て押し流されていくわけで…………例のラスト課題以降は何をやっても同じっていうのもほんとそう

自分がは柔らかく歪んでいってしまってもう元に戻れないっていうのを、誰よりも見られたくない「必死に歪まないようにしてきた大地」に知られてしまって、
でもそうなるとその大地とのギャップに絶望するじゃんお前……必死に歪まないようにしてきたからこそ、歪んでしまった自分が浮き彫りになるわけじゃん…………
もう生きてはいけないし、お前を殺して俺も死ぬになるのはなんか納得してしまって、すごいだめだった あまりにも悲しくて救いがなくて・・・・

手を繋ぐか繋がないかがBとCの違いで、手を繋がせてあげたいクソオタクの私を黙らせてBからやったわけですが、
手を繋がない(=大地がこのどうしようもなくなってしまった誠二のそばに居ようとしない)(=それまでの誠二のためのことをしようとする)結果が、誠二を楽にする殺害だったっていうの論理も美しくてダメだったな 本当の意味で誠二を楽にする唯一の方法で、それができるから大地は大地なんだ………………お前大地のそういうところが好きなんだろ? なあ誠二…………

だって見てわかる通りもう誠二は限界で、限界だったからこそそのあとの首締めがあるわけじゃないですか
名言されてないし違うかもだけど、誠二のあれは大地も殺して俺も死ぬ!の行為だったと私はとっていて(なぜなら誠二は、仮に大地を殺してもそのまま自分だけが生きていくことを許せないだろうから)、大地はそのもう生きてはいられないを受け取ったからこそ誠二を殺してあげたと思っているんですね

それはそれで、間違いなく誠二のためで、だからこそ大地はできてしまう………それまで何もできなかった大地の「やっとやってあげられるもの」に他ならなくて、つまり救いがなくてダメですね……あまりに綺麗な論理で、美しい展開だと思った……………

あとここ、B、C共通の部分ではあるけど、誠二が大地の首締め始めたあと、大地の「まあ、いっか」がほんと無理でダメだった
ゲーム全体を通してマジで感極まってダメだった部分がいくつかあるけど、トップレベルのダメさだった
それまでの大地を、それまでの誠二を見ていたからこそのウア〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!;;;もうやめてーーーーーーーーーッッッ!!!感 なんか限界だった 私も限界だった 本当に呻き声を上げた まだ余裕で上げられる

ああ……大地……お前はそういうやつだよな……お前がそういうやつだから、誠二はお前が好きだったんだよ………………そしてその好きは「友達として」で、それが他のもので汚されて塗り潰されてしまうのは、何よりも耐え難いことなんだよ…………

だめだ限界がぶり返してきた 助けて はやくオフィシャルコンプリートワークス届いて……………………………………………(クリアして秒で頼んだ)

ていうかあの「まあいっか」のシーン、
BGMもスチルもテキストもあまりにも素晴らしくて何事?!って感じじゃなかったですか????
急に問いかけもしちゃうわ 一人で抱えきれない こんな…………………こんなのってないよ……………………

個人的にあのシーンに私がルムナンに対して抱いている無理感が詰まっている気がする 感情が 感情がすごくて・・・・
あまりにもすごすぎてこのシーンのすごさを説明することができない もうなんか一生引きずる気がしてる

加害の痛みから自己を守るために表情やら感情やらをカットしてしまった大地(余談ではあるけど、この変化を地の文のテキストでお出ししてくるのもグロくてすごかった)が、
あそこで戻るわけじゃないですか やっぱり大地は大地で、自分の好きな大地でしかないっていうどうしようもなさを突きつけられるわけじゃないですか 誠二……
その大地が、どうしようもなくなってしまった自分を救うために手にかけてくるなら、受け入れちゃうでしょ………………どう考えても…………… 嫌だ 受け入れるな 生を諦めるな 頼む 生きててくればどうとだってなるのに……なんで…………なんでなんだァ――――――ッ!!!!!(発作)

死んじゃっているのでもう本当にどうしようもないのが辛かったです
でもなんか諦めもつくな あまりにもどうしようもなくて……いや 普通に嫌ですが ウェエエ;;;;

【C(残留)】

クソオタクの私の見た夢か?
正直に告白するとはちゃめちゃに萌えたし最高〜〜〜〜ッッって思った

けどなんだろ………この虚しさ…………………………………

もう友達だった二人は戻ってこない…………恋人でもなく友達でもなく 一体彼らは何になったんだ………??
考えれば考えるほどいっそAエンドの方がマシだったんじゃないかと思えてくる

仄暗い絶望の中で………太陽の入らないあの部屋でずっと………………だめだ………………救いがない…………………………逃避じゃん…………………………目の前のことを見る辛さよりも、親友だった人間の関係値を貪って、思考停止のための行為でしかないじゃん…………………………

手を繋ぐ末路というか、歪んで折れて元に戻れなくなってしまった誠二に寄り添うために、自分も歪んで折れることを選ぶ大地の行き着く果てというか
本当お前たちなんなの…………だってそんなの 紛れもない……………愛じゃん…………………………

愛じゃん……………………………………………(遺言)

本当に誠二のためなのかは置いておいて、確かにあの状態で大地にできる最善の手はそれだったと確信を持ててしまうのが本当に辛い
だってもう誠二は元に戻れないほど歪んでるから・・・もう遅かったんだよ もう戻れないから、ああなってしまったんだ・・・・・・

ハァァ〜〜〜〜〜〜 愛じゃん…………………………………………

愛だけど、その後を考えるとどうしようもないのは変わらなくて、
あの部屋の彼らと同じように、プレイヤーの私もが「もう少し、このまま…」で思考停止してしまうのが嫌だな

いま無理やり考えてるけど、Aと似たような感じになるじゃないかな もっと救いがない形で
あの部屋に囚われたまま、変わってしまった誠二に寄り添い続けるんだろうな 大地……

その場合のエンディング、「……ふと、思った。俺たちは、一体なんなんだろうと。ずっと友達でいたかった。今は? わからない。俺たちは、その答えを見つけられないままでいる」とか言ってきそうで嫌だな 全部幻覚だけど

誠二がそうなってしまう道のりが、誠二に恋人のような行為をさせることを強要するものだったっていうのが輪をかけて救いがなくてだめだった
カテゴライズの問題というか、必死にそうならないようにしてきた(関係を壊したくなかった)のに、もうそうならざるを得ない状況になってしまって、
そうしてしまった自分を、そこから出られない自分を一番許せないのはやっぱり誠二本人なわけじゃん 地獄の永久機関すぎる

この構図こそがルムナンが私に突き刺さった所以なのでは?感すらあった
無理やり部屋作って閉じ込めたとしても、ダメなものはダメという 結局その二人の関係によるわけだし、歪まそうとすればその歪みは結局キャラに返ってくるわけで……
オタクの意向があるはずなのに、オタク脳内自動計算の結果がオタクに優しくないものになってしまうやつというか
あいや、もちろんルムナンの場合は故意にやってると思いますけど、ただグヘヘ…と思いながらやってるはずの私がそれを擬似体験させられたので、そう感じた側面もあったという話……

クソオタクの見た夢か?という乱暴な言い回しをしてしまったのも、気難しい原作オタクの私がクソオタクの私に「この関係をねじ曲げるんじゃねえ」って言ってる延長というか……己のいつもの脳内バトルなので、自分以外の人間を非難するような意図はないんです……自虐だとストッパーがかからんくて……ごめん…………

なんか落ち込んできた…………こんなにも萌えてるのにな…………………

【F(二度目)】

あまりにも落ち込んでしまったのでFに戻ってきた

やっぱり、一番救いがあるのはFだと感じる…………
あの極限状態で、少しでも踏み外せば崩れる薄氷の上を渡り切るにはFしかなかったと強く思う…………

Fにしたって全部が元どおりじゃなくて、ふとしたときに自分の歪みに直面するとは思うけど、それでも歪みが一番少ない状態で、二人生きて出れて、一番未来があるよ……………………
狂いきれなかったからこその苦しさとかもちろんあるだろうけど、それでも二人は……ズッ友だからさ……………………………

総括

テキスト、システム、スチル、スクリプト、BGM…
その他もろもろ含めて、本当に素晴らしかった

こんなに傷を負わされたゲームはやはり得難い存在……
このゲームを世に出してくれて本当にありがとう…
ていうか質の割に安すぎない? もっと値を上げて欲しくなってしまう グッツ買えばいいか

ここの所脳内のオタクくんもクソオタクくんも元気がなくて「これもあれも解釈違いかもしれない…」「そもそもキャラ萌えできない人間がキャラ萌えできる人間のふりをしてるだけだったんだ…」「己の”好き”とは…」「人間の意義 存在の証明 宇宙の真理……」ってなってたんだけど劇薬飲まされて回路が動き始めた 救われた……………(重)

すべてに対しての熱量が凄かった……私もこうありたい……
この作品に出会えて、本当によかった………

なんかそれなりな量になってきたけどお陰で整理がついてきた
まず間違いなく私のオタク人生に残るであろう、素晴らしい作品でした

早くオフィシャルコンプリートワークス届かんかな……

追記:オフィシャルコンプリートワークス届いた

ディレクターの方の冷静なコメント群に爆笑した お前が!! お前のせいで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!(感謝のポーズ)

雑誌掲載にあると噂だったSSが入ってなかったら血眼でバックナンバーを探す怨霊になるところだったから、入っていて本当によかった
(↓SSが入っているか不安になりはじめ、雑誌の入手手段を必死に探している私の検索履歴抜粋)

画像1

私の思っている以上に誠二はカテゴライズに縛られていて、そしてメンタルが強いキングなんだな…というのが全体の感想 そんな誠二が好きだよ・・・・・

ゲーム通して大地のタフさを見ていたので、印象がついそっちに寄っちゃったんだろうな どっちも強いメンタルを持ちながら善良なんだ・・・良い・・・・良すぎる・・・・・・・・(そしてそれを歪めていってしまったんだと、本編の重さが逆説的に増した…………)

あと「カテゴライズ」「ズッ友」というワード、なんか読む前から考えていたので出てきてそこにびっくりした いや、そんな特殊なワードではないですがなんか、なんだ? 改めて作品の力を感じたというか…

表紙めくった途端「10年後も、20年後も、ずっと」って書いてあってもうダメだった 二人はズッ友…………
やっぱ未来が見られたのはすごいよかったな……本当に買ってよかった……………二人にこれからがあるのが本当に救い………
裏表紙に広々とした空と海があるのもすごい良い…………天才の采配………………

こんなにも私がルムナンで情緒を乱されたの、誠二が刺さったのも大きいのですが、その誠二のキャラ設定のところに「理性で感情を抑えられてしまうが、感情がないわけではない」という下りがあってすべてを察した
私はそういうキャラが、三度の飯よりだ〜〜〜〜いすき!!!!(常日頃から「公私が対立するとき、公を優先できてしまうキャラが好きです。感情がないわけではなく、抑えられてしまうのが好きです」と言っていた人間だったので、こんなドンピシャで来ることある!?ってなりました ピンポイントすぎる でもわかる そういうキャラが 私も好き……………………)

どこかに「救いのない話はずっと救いを考えてしまって、その考えている時間を好きだと錯覚しているのかもしれませんね」みたいなことも書いてあったけど、本当にそれなんですよね…
錯覚の話じゃなくて、救いのない話を前にすると救いを考え続けてしまう方の話
自分の頭では補完的なことしか考えられないタイプだから今回こんなに狂ってるのかなり異常事態で、なんでなんだ!?ってなりながら一心不乱に「救い」について考えたんだけど、
今回に限っては本編が本編だから補完で自らを救う(重)しかなくて、それでこんなダンサブルしてしまったんだと納得した なんだこの歯車の合い方

あとやっぱ眼鏡へのこだわりがすごくて、本編中もっと眼鏡オンバージョンでやればいいなと後悔した…
でもなんか致すとき絶対眼鏡外してる方がなんかエロくないですか? Aエンドとかも、あんな感じになっても「眼鏡を外す」っていうある種理性的なワンクッションが入るんですよ 大地が取ってても誠二が取っててもいいですね
いつかもう一回通しでやることがあれば眼鏡つけバージョンでやるかな…しばらくはできないだろうけど…………

あ〜〜あとB/C共通の誠二が大地の首締めてくるシーン、どっちかというと普通に魔が刺した方が強かったんだな…となったので、そこだけはもう一回読もうかなという気になった
正直前後不覚すぎて冷静な頭で読めてなかった気がする 誠二が限界になってしまったのが辛すぎて私も限界になってた・・・・
己の解釈をより強固たるものにしてきます

冷静になると無茶苦茶エロくてすごいゲームだったなという気持ちになってきた
なんかプレイしてる間は辛さが勝ってそれどころじゃなかった いや まだ全然引きずってるけど
でも考えれば考えるほど親友のラストのところとかエロいんですよね 読んでる間は全くそれどころじゃなかったんですけど

ひとつひとつのシチュエーション、ボイス、シナリオ、イラストすべてにこだわりが詰まりきった素晴らしい作品の、「ここ、こだわりました!」っていうオーディオコメンタリーがたくさん見れたので本当に大満足だった

ハァ〜〜〜〜
まだしばらく躁鬱繰り返しそう……………

けど大丈夫!!!!!!!
これからも二人はズッ友だからね!!!!!!!!!!!!!(躁)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?