卒論・卒制の製本の仕方

こんにちは。
12/15に無事に卒論を提出し終わったよしのです。

文芸では卒論・卒制提出の際、データだけでなく製本した冊子2冊も一緒に提出する必要があります。
この製本について、文芸のHP内にある卒業論文・作品作成要項では次のようにやり方を説明しています(ちなみに同じものが講座内容一覧にも載っています)。

⑺ 製本方法は、ホチキス・綴じ紐など自由。学科指定の表紙用紙を使い、背表紙をつけ、余っ
た部分はカットする(図Ⅵ)。
https://www.nichigei-bungei.info/campus/%e5%8d%92%e6%a5%ad%e8%ab%96%e6%96%87%e3%83%bb%e4%bd%9c%e5%93%81%e4%bd%9c%e6%88%90%e8%a6%81%e9%a0%85/

そして図Ⅵでは表紙を模したイラストと共に、「余りはカットする。」「綴じ紐、ホチキス等で綴じる。綴じ紐は、ほどけないようにきつく結ぶ。」と説明書きがあり、製本が完了したイラストも載っています。

この説明を読んで私は困りました。
もっとこう、具体的な説明が欲しい……。

ということで、簡易的にですが製本のやり方についてまとめることにしました。
実物の写真とかあれば良かったんですが、そんな余裕はなかったので似せた図を用意しました。

また、あくまで私はこうやったよ、というものであって「こうやるべき」というものではありませんし、こうやれば上手くいくよというものでもありません。これを読んでもわかんなかったことは助手さんやTAさんに聞いてください。

さて。製本のやり方についてざっくり言うと、原稿を印刷してふたつに折って、背表紙を考慮して表紙を折って、穴あけパンチで穴を開けて、表紙を必要なサイズに切って、紐で綴じるだけです。

そのあと、表紙シール(卒制ガイダンスで説明される)を貼ります。次で図と一緒に詳しく説明します。改めて言っておきますが、それっぽく作ったものです。雰囲気を感じ取ってね……。

⑴ 原稿を印刷し、ふたつに折る
一応出版編集室に折り機がいるんだけど、どうやら故障気味らしくほとんど誰も使ってなかった。つまり手折りです。頑張れ。(なんか来年度は新しい折り機が来るみたいな話も聞いたけどわからん)

⑵ 背表紙を考慮して表紙を折る
まず表紙の紙の上に印刷し折った原稿を乗せ、表紙のサイズを決めます。
そしてその位置に鉛筆で印をつけ、カッターで軽く折り目をつけます。
そして背表紙の幅を決め、そこもカッターで折り目をつけます。
カッターでやるときれいに折り目がつくけど切り刻む自信がある人は普通に折っても大丈夫。でもカッターの方が綺麗に仕上がる。
助手さん曰く、背表紙の幅は7mmが多いらしいです。ご参考までに。

⑶ 穴あけパンチで穴を開ける
折り目のついた表紙で原稿を包み、穴あけパンチにセットします。
出版編集室の穴あけパンチだと一気にできるし出版編集室でやるのがおすすめ。結構力が必要でした。ズレていないかはもちろん、原稿が全部揃っているかを必ず確認してください。表紙の折り目つけるときに1枚だけ居なくなりがち。
あと背幅に対して原稿の量が足りないと表紙の紙がへにゃへにゃになるから要らない紙とか挟んだ方がいい。

⑷ 表紙を必要なサイズに切る
表紙の余ってる部分をカッターで切ります。ちゃんと定規を使うんだよ。

⑸ 紐で綴じる
私は配布された綴じ紐でやったけどホチキスでもいいらしい。
両方の穴に表から紐を通し、裏に出てきた紐を交差して出した穴とは違う方の穴に通すと固定されるので、そのあと固結びします。普通に裏から通してリボン結びだけだとグラッグラになる。

⑹ 表紙シールを貼る
空欄を埋めて、カッターとかで太い方の黒線に合わせてカットして貼る。

・年度は西暦でも年号でもどっちでもいけるっぽい。私は年号にした。
・ゼミ名は先生のフルネーム。
・基本、『論文「タイトル」』みたいな書き方。創作「タイトル」だし、副論文がある場合は副論文「タイトル」も書く。
背表紙も忘れんようにね。シールを貼ったあと、セロテープで補強しとくと吉。表紙の紙によってはたまに剥がれるらしい。

大体こんな感じ。困ったときに質問したら助手さんは絶対に助けてくれるけど、頼る前に自分で何とか出来ないかなって思ってる人の助けになればいいな。


追記 23/02/01
文芸は卒論・卒制を提出したあとに面接があります。
どういう風にやるんだろうとか一切情報がなくてめっちゃ不安だったので、おまけとして少しだけ書いておきます。

まず、卒論・卒制は卒業するのに必要な単位のひとつであるため、必ず審査が入ります。
このときに主査として主だってみてくれるのがゼミの担当の先生で、その先生とは別の先生が副査になってくださいます。要は2人の先生の目を通して、卒論・卒制として認められるか審査されるわけです。

例年の面接は対面で行われ、主査の先生・副査の先生ともに参加するようです。今年はオンラインでの開催で、主査の先生のみの参加でした。

どういうような流れか、私の場合のことを書いていきます。
①入室する
②ゼミ担の先生(主査)に「俺は(完成するまで)見てきたから特に言うことないんだけど」と言われ拍子抜けする
③主査の先生が副査の先生から預かっている講評を読み上げる
④それを受けて主査の先生からひとこといただく
⑤私の方から感想と質問を話す
⑥おわり

大学あるあるの「担当の先生による」が大いに発揮されてるなと思いました。私は論文だったのもあるし、より創作に重きを置いている先生のゼミであれば手厳しいアドバイスをいただくこともあるかもしれません。
でも基本的にはそんなに不安にならなくても大丈夫だったな、と思ってます。そんな感じ。

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