NAGAの1・9孤立と役牌孤立の比較

GATAさんが取り上げていた局面
自分もNAGAの1・9孤立と役牌孤立の打牌基準がわからず、類似局面があったのでいろんなパターンで解析をかけて、孤立牌比較の基準をさぐりたい

GATAさんの元画像。9m孤立があるが役牌推奨。

結論(仮説)

先に結論から。以下の局面編集から導いた仮説です。
下記の比較基準であれば、説明できると考えていますが、
合っている保証はありません。

・ブロック数

5ブロックない場合、原則19残し優位
5ブロックない場合でも、他の孤立牌が優秀だと19孤立への依存度が下がり、役牌残し優位のケースもある(以下、参照)

・他の孤立牌の優秀さ

中ぶくれや連続形、使いたいドラがある
→5ブロックに近い状態とみなせるとき
他の孤立牌が平均打点向上につながる(≒手役、ドラ複合率が高い)優秀な孤立牌であるとき
→1、9孤立関連での裏目っても打点向上を見れるため、役牌の価値があがる。ただし、対象手役は一通などでピンフ程度はNG。
また、タンヤオは79などからタンヤオ移行につながるケースもあるため、9孤立残し寄りの評価になることも。

・愚形ターツの有無

愚形ターツが存在する場合、役牌が重なった瞬間、鳴けるようになるため役牌の価値が高い。
19孤立があり、今後、愚形ターツができそうな手牌だとしても、
役牌が効果を発揮するためには
「役牌対子がある」「愚形ターツがある」「愚形が鳴ける(切られた)」
という3つのハードルがあるため、愚形ターツがなく、19孤立があるだけでは役牌孤立の価値は高まりづらい。

・点棒状況

局収支よりラス回避が目標となる点棒状況では役牌孤立の価値UP

というわけで、上記仮説にいたった局面を紹介していきます。

GATAさん局面を東発の1巡目に変更。やはり役牌推奨。これがNAGAの基本手順らしい

局面編集したい人向けリンク

9mのピンフ雀頭ルート、白対子での36s両面待ちルートを消すため、8s対子にしたが役牌推奨
9s対子にして、タンヤオ移行ルート消したが変わらず
1pを3mに変更しても役牌推奨
34mを愚形にすると、孤立役牌の価値が少しUP
①先ほどとは別の、2面子あるピンフになりそうな牌姿。しかし、これは孤立9推奨
②点棒をフラットにしたところ、役牌推奨に。

想像以上に孤立牌の評価が変わったが…
3着目で主な目標がラス回避、となる点況では放銃率をさげ、和了率もあげやすい役牌残し、となる模様。実際、①の役牌残しのほうが和了率が高く、放銃率も高い数字を示している。(点況の影響が理由の可能性もある)

一方、②のフラットな点況では、(NAGA評価だと)局収支最大は役牌切りとなる模様

GATAさんの牌姿に寄せるため、親の1巡目でマンズを5679mに変更。
評価は1個前とあまり変わらず
2sでヘッドをつくってあげると、孤立9切り優位に逆転
1s対子に変更。9s残しからのタンヤオ移行ルートが消えたため?より9s切りに
中を1mにすると逆転。ブロック足りてないので受け入れ枚数重視
ターツ足りてるので白残し
一通をみれる形があるため、9sの相対評価が低すぎる可能性があるため、567をマンズに変更

編集したい人向けリンク

マンズの一通の要素を減らしたところ、1m逆転。

疑問点

点棒フラット、かつ、ターツが足りてない場合、
原則19孤立残しだが、大差で役牌残しとなるケースがいくつか存在する。
それはなぜ?
→他の孤立牌が手役がらみで打点UPにつながる優秀な孤立牌の時…?

中ぶくれがあり5ブロックに近く、9s裏目でもマンズの一通ピンフを見れる時間が増える分、19推奨?
上の画像より、ブロックは多く、明確に一通みえて、9sくっつきの有用度減ったのになぜ役牌残さない?先切り?一番わからない
4巡目にしてみた
2s対子の場合は7sツモからのタンヤオルルートがあるから少し9s価値あがる?
中ぶくれが2つあるがターツ不足気味のため?役牌推奨

仮説まとめ(再掲)

比較要素の影響度(なんとなく)

点棒状況 > ブロック数 > 他の孤立牌の優秀さ ≒ 愚形ターツの有無

・ブロック数

5ブロックない場合、原則19残し優位
5ブロックない場合でも、他の孤立牌が優秀だと19孤立への依存度が下がり、役牌残し優位のケースもある(以下、参照)

・他の孤立牌の優秀さ

中ぶくれや連続形、使いたいドラがある
→5ブロックに近い状態とみなせるとき
他の孤立牌が平均打点向上につながる(≒手役、ドラ複合率が高い)優秀な孤立牌であるとき
→1、9孤立関連での裏目っても打点向上を見れるため、役牌の価値があがる。ただし、対象手役は一通などでピンフ程度はNG。
また、タンヤオは79などからタンヤオ移行につながるケースもあるため、9孤立残し寄りの評価になることも。

・愚形ターツの有無

愚形ターツが存在する場合、役牌が重なった瞬間、鳴けるようになるため役牌の価値が高い。
19孤立があり、今後、愚形ターツができそうな手牌だとしても、
役牌が効果を発揮するためには
「役牌対子がある」「愚形ターツがある」「愚形が鳴ける(切られた)」
という3つのハードルがあるため、愚形ターツがなく、19孤立があるだけでは役牌孤立の価値は高まりづらい。

・点棒状況

局収支よりラス回避が目標となる点棒状況では役牌孤立の価値UP

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