初めてウォシュレットと出会った日

初めてウォシュレット付きのトイレを見たのは
小学4年で初めて同じクラスになった友人の家でした。

自分の家は洋式トイレではあったもののレバーで水を流すタイプで、
学校は和式・洋式が一つずつあったくらいだったので、
ウォシュレットという概念を知りませんでした。

その日はお菓子をバクバク食べながらスマブラとかをやってたら、
はちゃめちゃな尿意が襲ってきたんです。
あんまり他の家のトイレを使うのもなぁという謎の気遣いはあったものの、
さすがにこれは帰るまでもたないと思い
「トイレどこ！？トイレ！！！」ってリズミカルに足踏みしながら聞くと
「トイレは玄関の横だよ」と言われ、
2階にトイレないのかよ～～～と階段をドタバタ降りてトイレにイン。
なだれ込むように便器に座る。

うおおおおおお！！！！！！！（放尿）

スッキリしたところで、
右にお風呂とかで見るようなパネルがあることに気づく。

「なんじゃこりゃ……ビデ……？」

ボタンを押してみると、ｳｨｰｰｰﾝという音がどこかから聞こえ

ｼﾞｬｰｰｰｰｰｰｰ

股間に水鉄砲が！！！！！！！！！！
う、うわああああああああ！！！！！！！！！！！！！！

完全に不意打ちを喰らった僕はその場から飛び退いて
濡れた股間を惜しみなく晒しながら2階に戻った。

「おまえんちのトイレ、水鉄砲ついとる！！！」

友達は一生股間を指さして笑ってました。

しかもその後友達の母親が
「コラ！トイレがびしょびしょやないの！！」と友達を怒ってました。
可哀想に、変なボタンがトイレにあるせいで……と気の毒に思った。