「あぁぁぁぁ・・学校行きたくない」

4月11日。今日から本格的に授業が始まる。

息子は、目覚めの開口一番、聞き慣れたネガティブを吐き出した。

この春、息子は中学生になった。

制服の試着の日、ズボンの生地がチクチクして嫌だと怒り出した。

入学式の朝、ワイシャツの一番上のボタンが留めにくいと怒り、なんでネクタイなんかしなきゃいけないんだ!と憤り、ベルトを締めると靴下履きにくいと泣いた(笑)

入学式に向かう道すがらも、お決まりのネガティブを吐き出す。

「学校なんてなくなればいいのに。中学校には怖い先生がいるに違いない。勉強だってやりたくない。学校なんてやめたい。」

そのくせ、私が「行きたくないなら行かなくていいよ。」と答えるたびに、「母ちゃん頭おかしいの?学校行かなかったら人生終わりなの。わかんないの?」と半べそになる。

どっちなんだよ(笑)


小学校3年生くらいの頃から、毎朝毎日こんな感じ。

こんな感じで、とうとう5年生と6年生は皆勤賞。

ホント、どっちなんだ、おい(笑)


限りなく黒に近いグレー。

特性は持ってる。

でも、いわゆる「普通」の枠に収まることが出来なくもない。

息子は、たぶんその境目のギリギリ辺りにいる。

その難しさは、彼にしかわからない。

教えてほしいと思っても、彼にはそれをわかりやすく言語化するスキルがない。

もどかしさからいつも、癇癪を起こす。

正確に彼の思いを知ることはとても難しいから、なだめたり、すかしたり、叱ったり、色んなパンチを繰り出してみる。

どれがヒットしたのかも、わからないことが多い。

学校に行けたから良かったのか、良くなかったのか、それもぼんやりだ。

152㎝、56kgの、運動嫌いが剣道部に入ると言う。

感覚過敏があるのに、防具付けられるのかな。

軽く閉所恐怖症の気があるのに、あんなん被って平常心保てるんかいな。

スターウォーズ好きな奴のことだ、たぶんマンダロリアンを彷彿とさせるビジュアルに惹かれたんだろう。

竹刀はライトセーバーか。

とりあえずやってみんしゃい。

剣道部に入りたいんでしょ?学校行かなかったら剣道部入れないじゃん?ダメだったら迎えに行ってやっから、とりあえず学校行けば?


あーーーーーっもうっ!わかったよ!行くよ、行けば良いんでしょ⁉︎


頑張れ自閉症。

とりあえずやってみて、やらかしたら「ま、いっか」でいってみよ。一緒に。

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