蘇を作ったはなし
最近ネットで噂の蘇。
去年宮崎の青島神社に行った時、看板を見て気になっていた蘇。なんでも古代の乳製品食品だとか。蘇をどうにかした後に発酵させたものが醍醐味の語源となった醍醐、だとか。どんな味なのか気になる…
(写真は青島神社の土偶さん)
その醍醐味一歩手前の不思議な食品をおうちで作って味わえるのなら!と興味本位で作ってみた。
材料は牛乳(脂肪分高め)を一本。
これをフライパンで火にかけひたすら混ぜ続けるだけ。昔々は一斗(18ℓ)を8時間?かけて煮詰めたそうな〜。かまどで火をくべながらひたすら混ぜ続けるのは相当な仕事よね。
うちはちょうど寒の戻りで昼間から薪ストーブついてる日だったのでストーブの上で決行。
普段あまり牛乳買わないので牛乳だ〜とソワソワしながら「そってなあに?」と連呼する3歳児も得意げにお手伝い。
(嬉しいとベロが出る3歳。それを見て真似してベロベロしてる1歳児)
ストーブのとろ火で1時間くらいぐるぐるやってたけどなかなか進まないのでガスコンロに移動。
中火の弱火くらいでぐるぐるやってたらいい感じに水分飛んできた。
で、こんな感じになってきて、、、
集めるとこうなった。
これをラップに包んで冷蔵庫でしばし冷やす。
あったかいのをスプーンで少しすくって味見したら練乳の甘さ控えめソフトミルクキャラメルのようなとっても美味しいものだった。
3歳児、スプーン舐めてニンマリ。
で、完成。
翌日食べたので寝かされた味になったか、甘みが落ち着いて塩味を感じるバターのようなチーズのような素朴なんだけどたくさんは食べられない重厚感の知ってる様で知らない味。じんわり美味しい。ちょっと舌触りザリザリする。(何かが結晶化してるっぽい)
蜂蜜かけると美味しいって見たのでやってみようと思いつつそのままちょびっとずつ齧るオヤツになっている。
蘇、ロマンを感じる味でした。
おしまい