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お昼に見た映画の話

 筆者はのお昼ご飯は基本的には前日の晩御飯を2食分作って,冷蔵庫に保存したものを温めて食べています.最近お昼ご飯を食べるときにはAmazon Primeで何か観ながら食べることが多く,レンジでチンしている間にどれを観るか探します.今日はおすすめ欄に以前後輩が一番好きだと言っていた映画「マイインターン」がラインナップされていました.いつもは30分程度で終わるもの,アニメやバラエティ等,を見ているので,30分くらいで中断して,何日かかけて観ていこうかなと思っていましたが,ついのめりこんでしまい一気に見てしまいました

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 マイインターンを観た人はご存じだと思いますが,この映画は,アン・ハサウェイ演じるアパレルオンラインサイトを経営する女性のもとに,福祉事業の一環としてロバート・デ・ニーロ演じる妻に先立たれたある老人がインターンに来る物語です.

 インターン当初,カジュアルな雰囲気のアパレル企業では,スーツに身を包んだ昔気質の老人はどうしても浮いてしまいましたが,老人という立場に甘んじることなく自ら新たなことに挑戦する姿勢に,次第に周りの人間も惹かれていきます.

 女性はこの企業のトップとして寝る時間も,食事の時間も削って経営に打ち込んでいます.強い女性に思われがちな彼女ですが,もちろん彼女なりの悩みを抱えています.その悩みに対して目を背けている彼女でしたが,人生の先輩と出会い交流を深める中で,徐々に彼女は悩みに立ち向かうようになります.

 話はそれますが,映画の中で,個人的にとても好きな「雨に唄えば」が不意に出てきてびっくりしました.ジーン・ケリーはいつ見ても素敵ですね.

 ネット上で老害という言葉がたびたび見られるように,年を取ると考えが凝り固まり,周りの人に耳を貸さなくなっていく人も多くいます.筆者はこの映画を見たことで,より一層,年をとっても周囲の人間と交流し,新たなことに挑戦し続けていきたいと思いました.

 月並みですが,作中で印象強いセリフのひとつがこれです.

The best reason to carry a handkerchief is to lend it.

 手を拭うために使うと思いがちなハンカチですが,人に貸すためにハンカチを持ち歩く,ということは考えもしませんでした.そんな素敵な考え方ができるのも,素敵な人生を過ごしてきたからかもしれませんね.

 吹き替え版もあるのですが,ぜひ字幕版で観ることをお勧めします.