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いただきます ここは発酵の楽園


鵠沼海岸にあるシネコヤさんで、「いただきます ここは、発酵の楽園」という映画をみてきました。ラッキーなことに、監督のオオタヴィンさんのトークショーにも参加できました。

 菌と仲良く暮らしていく、雑草と仲良く暮らしていく、子どもたちが自分で野菜を作る、和食を食べ、泥だらけになっている。野菜を作っている大人たちが、とてもいい顔している。そんな映画でした。

ああ、私もこんな生活がしたいな!子供たちも大人達も、野菜を作ったり学んだり、料理を作って、いろいろなものを手作りして、創造して生きていく。そんな場所で暮らしたい。その中には人間だけじゃなくて、動物や植物や虫や草やいろいろなものが一緒になっている、そんな一緒くたの場所にいたい。

 映画に出ていた人々は、元は自分たちのやっていることから一歩一歩広げていったんでしょう。大きな理想を掲げ、だけど足元のところから一歩一歩積み重ねていったのだろうと思います。大きな目標というか、ビジョンに向かって、今できることを積み上げていったんだろうな。自分がこれがいいここはゆずれないと言うはっきりしたイメージがあり、たとえ不可能なことであっても、ほんとに小さなことから始めて、少しずつ広げていったんだろうな。

植物は、種をまいて、芽を出して、少しずつ成長していく。見ていても成長しないけれど、見ない間におどろくほど成長したりもする。その過程を見守ることは、日々の喜びである。

私たちが食べて残したものが、菌の力で畑を肥やす栄養になる。草の根っこが、リンゴの木の生えている土を耕してくれる。そうやってできた野菜や果物を食べた子たちは元気になる。菌によって循環が起こる。私たちは菌とともに暮らし、菌の働きで生きている。


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