1月25日 猫しか通れまい。
死して尸拾う者無し。
初めてマルクスの本を買う……自省録……。
読む、という言葉の音が嫌いなのでなるだけ よむ という言葉を使いたくないのだ。
散歩道の川向こうにはヒトの住処が立ち並んで、その間隔はおそらく法で定められた最低限だ。猫しか通れまい。
すぐには使わない空き箱や不要な物を無駄なくしまいこんだ押し入れを、開けたとき見る景色だ。
外に出ても押し入れと同じ風景を見る。
雨も久しく降らないとき、川がいつもより勢いと水量を持って流れていると楽しい気分だ。
雨も降っていないのに川の水量が増すことには、どこかわたしの見えないところで思わぬ場所から水が合流させられているのだ。
とてもウキウキする。
知らないことがあると気づくことは、いつも楽しい。
知ってることばかりだという気分になる時は、退屈ということだ。それは退屈ということだ。
さすがにこれ以上はできない。
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