１１月１８日

堅牢なる……

終わりは突然にやってくるものだね
特筆すべきことはない

図書館へふたたびゆく。
本のことを本当に好きだな。
本屋と図書館のにおいはちがう。
十二国記は置いていなかった。
そのうえ蒼天航路はあった。何巻まで読んだのだったかなあ……。

自分に苛立つけどそれもまたよいことだ。
苛立つべき自分に気付かず苛立たず暮らしている方が
恐ろしいかもしれない。

終わりが突然……特筆すべきは
自分に大した感情が わかないことだ。

無感情を無情と呼んでいるかどうか
過去に誰かのことを無感情で無情だなあと感じたことを
微かに思い出す
だいぶ、遠い。

どちらかというと、何かに意味は持たせない。
若しくは、持たせないよう考えるように、している
だから、思い出の場所はない
誰かと何かをしたとき、１回目もそれ以降も重さや意味は変わらない
わたしがそのために在るような使命はない
品物に記憶は宿らない
……って、これらはちょっといいすぎ、そんな風に考えておくのは心の拠り所をつくらないためきっと
だから、誰かを拠り所にしている人などは、強くてすごいなあと思う。
自分を騙し騙し、依るところを探さずに信ずるに値するものを得ようともせず
リスクを避ける
代償の孤独を差し引いたって、弱くて逃げていると言える
……とも言える、
今日の悪役はこの人 でした。