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4月18日 旅行に

いつも何度も思うけど、悪いことや怖いことが起こる夢よりも、願いや想いが叶った夢の方がよほど悪夢だ。
正しくは悪現だ。
怖い夢は醒めて安心するけど、幸せな夢は醒めたあと絶望でしばらく動けないほどだ。
怖い夢よりも、よほど悲しい。
拷問だ。
私がいつも見る悪現は夢が叶う夢じゃなくて、夢を叶えるための切符をようやく手にして未来に希望が広がり始める夢。
起きたら何の切符も持っていない。
夢が始まってない。

というのは現実に軸を置いた人の考え。

夕方散歩をしていたら遠くから誰かがワイワイカラオケで楽しんでいる音が聞こえてきた。
近くの小料理屋で早くも盛り上がっているのかな? と思いながら角を曲がると、ギャンギャン泣き喚くお子さんを母親がおろおろ宥めていて、その声が小料理屋で賑わう歌声に聞こえていたのだった。
これが今日、面白く思ったこと。

それと、まだ明るいうちに外に出ると犬さんの散歩を沢山見かけるのが嬉しい。
飼い主さんが糞を拾ってる間待ってる犬さんの様子が特に好きで、その瞬間に出逢うとラッキー! と思う。

友人知人が少ない、知人とあんまりコミュニケーションをとらないというのは、自分をみとめる機会や確率が少なくなるということだ。
一体世の中にどれほどの考え方があるのか、自分勝手でいたいなら尚更知らないと自分勝手でもいられない。
ひとりで果てしなく行くのなら、他者に世界の広さを教えてもらわなければならない。

旅行に行きたい。
旅行を擬似体験するような場所……たとえば良い映画を観て映画館を出ると、行き道では何とも思わなかった見慣れた風景がとても新鮮に興味深くみえる。別の世界のように。
旅へ出たら現地で起こったことだけでなく、馴染んだ我が家へ帰ってもすべてが新しく学びを得るだろう。
昔は旅行のこと、大金を払って何も残らない……時間もとられる……と思っていたけど、人生を再構築するほどの学びには見合った対価だね。

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