9月3日

森、星。
どんなに好きな人が出てきて、にぎやかに楽しく過ごしていたって、星が美しくったって、これは孤独の夢だ。
険しく悲しい未来の暗示だ。
覚悟を促している。優しさだ。
生きていくことはやはり
恐ろしい 恐ろしい
生きていくことに気丈に立つのは難しい
いくつになっても、カーテンの向こうがいつの間に明るくなることは
恐ろしい。
陽はまた昇るとか、夜は必ず明けるとか、前向きな意味でつかわれるけれど
それはよほどずっととても怖いことだ。
勝手に外が明るくなって、許可なく視界が良好になってゆくのは。
うれしいか。朝がきたなら喜ぶ人は
どれだけいるのか、この街に。

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