『天使☆騒々RE-BOOT!』プレイ感想【微ネタバレ有】

※5/23 更新終了

こんにちは。
エロゲ、やってますか。

ぼくはやってます。

ゆずソフトから待望の新作

やっとこさ発売されましたね。『天使☆騒々RE-BOOT!』。
前作『喫茶ステラと死神の蝶』からずっと新作を待ってました(PARQUETは除く)。なんなら待ちすぎて社会人になりました。
GWにプレイしてくれと言わんばかりの発売日で、ゆずソフトの策略もとい思いやりを感じます。実際、エロゲは新規ユーザーの獲得が難しいだろうし、3年経ってりゃプレイ層は社会人になって時間の捻出が難しくなっているだろうし、このタイミングに発売するのは正解だと思います。GWをエロゲで消費していいのか?という問題は見ないようにしましょう。楽しけりゃええねん。

※微ネタバレ有とありますが、ストーリーの重要な部分に関わるネタバレは避け、こういうシチュエーションがあるよくらいでしゃべっているニュアンスで捉えてください。

※絶賛プレイ中なので、各ヒロインの√攻略が終わり次第更新します。なので各項を書いている時系列がやや乱れています。

プレイ順

発売当日のプレイなので推奨プレイ順と√分岐が分からず些か苦労しました。(風実花√行こうと思ったらフラグ管理ミスって何回かノーマルEND行きになりました)。フラグ管理に自身のない諸兄はおとなしく攻略を見ましょう。
とりあえず体験版をチョロっと触った感じ、
小雲雀来海→風実花orオリエ→星河かぐ耶or谷風天音→白雪乃愛
の順でプレイする予定ですが、かぐ耶と天音をどっち先にやろうかなぁと迷い中。たぶん天音を先にやります。

共通√

ここは体験版でも触れられるゾーンとなっていますので、ネタバレをお許しください。ネタバレもクソもないだろということで。

天音が可愛すぎる。こんな妹欲しかったなぁ・・・・・・(殉職)でもリアルにエロゲやってる女の人ってまぁいないよ。
今作は主人公の前世が魔王ということで、THEなろう系の雰囲気を醸し出している作品となっていますが、俺TUEEEE展開は(今のところ)なく、それでいて抑えるべきベタ展開をしっかりと抑えてくれていることに好感を持ちました。オタクはこういうの好きなんしょ?って言われているようでしたね。好きです。

それと友人枠に立ち絵がないんだ!?と驚いたのも。ここ最近のゆずソフト作品には必ず男性友人枠の立ち絵があったと思うので(『喫茶ステラと死神の蝶』:汐山宏人、『RIDDLE JOKER』:周防恭平、『千恋*万花』:鞍馬廉太郎、『サノバウィッチ』:海道秀明)、なんか新鮮でした。まぁ友人枠以外に立ち絵が豊富なので、リソースの問題かなと思っています。
(たぶん)追加パッチで逆ナンお姉さんにも立ち絵付いたし。

冒頭、主人公は魔王の力関係でなんやかんやあり勃起不全(以下ED)になってしまいますが、このEDに各√でどう立ち向かっていくのかが多少気になっています。全√同じなのか、はたまたそれぞれ独自の解決法を探るのか。実際エロゲの主人公がEDってメーカー的に死活問題なので治るのは確定みたいなもんですが、まぁ順当に魔王の力をコントロールできる、または魔王の力から解放されるんでしょうね、とは思っています。

自分は心に決めたプレイ順があったのでそれを目指して選択肢を選びましたが、そういうのを抜きにして普通にプレイしたら全員天音√に行くんじゃないかな、くらい天音の性的なアピールが強烈に感じられる共通√だったと思います。えっち自撮りはダメだって。好きになっちゃう……
『喫茶ステラ』の四季ナツメよろしく、「オタク君これ絶対好きじゃん」キャラはやっぱ強いですね。何回か負けそうになりました。いや嘘。まだ負けてないが?小悪魔系メスガキ妹がよ……

あと、ゆずソフトのUI福利厚生が充実しているのは周知の事実かと思いますが、その延長かHシーンに飛ぶ選択肢にご丁寧に「Hシーン」と書いてあってクソ笑いました。いや分かるのよ、文脈で。エロに対して丁寧なことされるとギャップで面白くなってしまうので、どうかな?とは思います。

小雲雀 来海√

ふぁはは。かわいいし大きいね。好き。

語弊を恐れずに率直な感想を言うなら、オタクが好きそうなギャルって感じでした。というかまさにそう「オタクに優しいギャル」みたいな。
えっ、昨今のギャル像ってこんな感じなの?という気持ちもありましたが(昨今のギャルに詳しいわけではないので)。
このキャラを真っ先に攻略しようと思ったのは至極単純に「ストーリーの根幹に関わらなさそうだから」だったのですが、予想通りで助かりました。『千恋*万花』のレナ√みたいなことされた日にゃ泣いてたと思います。

作中で「要領/地頭の良いキャラ」として描かれていますが、なんか頭いいんだな~くらいの印象で止まってしまったのが良くも悪くもという感想。ガチガチに賢いキャラクターを出されてもそれはそれでユーザー層のIQに合わず困るので、これくらいがちょうどいい塩梅なのかもしれません。

友人枠である白石チカと木下カエデもいいキャラでよかったです。ちゃんとキャラが立っているし可愛いんですよね。
逆に共通√で出てきた三国さんは、あえて異物感を持たせているというか、キャラを薄くして操られている時のギャップを際立たせているように思います。モブキャラの扱いが上手いですね。

前世バレ時のあの発言と前世返り後のビジュアルで(まぁこのエッチCGは用意してあるだろうな……)と予想していたら本当にあって笑いました。まぁやるよね。ときどvsPunk戦の瞬獄殺くらい当たり前。

百里 風実花√

えっちに疎い先生、いいじゃん。好きよ。

主人公と幼馴染的な教師ってまぁ言ってしまえば月並みな概念ですが、でも好きなんですよね。サブとはいえ√があって嬉しいキャラでした。主人公が砕けすぎ(というかメリハリの付け方が雑)なのがちょっと玉に瑕でしたが。
あとこの名前初見で読めた人0人説を推していきたいと思います。

こういうキャラクターの自嘲的な年齢自虐って、見た目も相まって「周りと遜色ないだろ何言ってんだ……」と思ってしまうのですが、本人がどう捉えているかは別だと割り切ってプレイするようにしています。かわいけりゃええねん。

私服えっちすぎませんか、先生。
肩出さないと死ぬんですか、先生。
生徒が精通してしまいますよ。主人公EDだけど。
共通√では勤務姿の風実花先生しか拝むことはできないので(訂正、チャプター1で「とりあえず休憩」の選択肢を押すと見れましたね)、最初に私服姿を見た時「エッッッッ!?」と言ってしまいました。えっちすぎることに対する驚きなのかそうでないのかは不明。
えっちに疎くてそういうことを調べただけですぐ赤面してあっぷあっぷするのに、こういうところはそうなんだね……と思ったときには心のエレクチオンを感じざるを得ませんでした。先生……いや、風実花……好きだ。

来海といい、テンパってエロいことを口走るケース多くない?
シナリオライターの性癖か?

高楯 オリエ√

機械に弱い系女子か。いいじゃん。

こういうキャラってどれくらい機械に弱くするかの塩梅が難しいと思います。変な描き方をすると最悪母親を彷彿とさせるので。ユーザーガン萎えでしょ。
たまにパウリ効果Lv10か?と疑うくらいのキャラクターがいますが、オリエはあくまで未知の存在すぎて不慣れなので苦手、というスタンスなのもやりすぎ感が無く、かつ可愛く描ける材料として働いていてよかったです。
異世界人にとっての電化製品=地球人にとっての魔法(と同じくらい原理が分からない)という構図は妙に腑に落ちるところがありました。べつに改めて意識するような観点でもないですが、異世界転生作品を読みすぎるとこういうトコロが抜け落ちますね。反省。

かぐ耶が恋のキューピッドよろしく暗躍するのかな?とも思っていましたが、あまりそういう雰囲気はありませんでしたね。あくまで李空とオリエで好きを育んでいった感じ。(ここはかぐ耶√の内容も含んだ話なんですが、かぐ耶が李空(=魔王という存在)に憧れや関心を抱いていたのはオリエもまぁ承知の上なんでしょうね。)
そういう展開よりも、かぐ耶はいつものノリで李空を(性的に)からかって、オリエの嫉妬心を引き出す要員でしたね。初対面くらいの頃と付き合い始めの頃で対応が全然違うのを指摘されて照れているヒロインって、めちゃくちゃ可愛いんですよ。様式美的ベタ展開ですけど、めちゃくちゃ可愛いんですよ。大事なことなので2回言いました。オタクくんこういうの好きなのでどんどんやってほしい。

個人的に告白シーンがめちゃくちゃ好きです。これくらいのロマンティックなクサさがいいんじゃないかなと思えます。あとどのスチル絵もオリエがえっちで非常によかったですね。オリエは今作でいちばん色気的な着やせをするタイプだと思います。付き合ってからより一層可愛さが増していく、みたいな。結婚するならこういうタイプですね。確実に長続きします。
体感、風実花先生よりも長めのストーリーだったように思いますが、それでもやはりサブヒロインなので、メインヒロインのストーリーの長さには敵いません。が、それでもオリエの魅力をふんだんに詰め込んだストーリーに仕立てられていたと思います。
正直√プレイ前までは特に好き嫌いなかったのですが、プレイしてやっと可愛さに気付けました。好きです。ベロチューしながら抜いてほしい。ASMR出たら買いますよ。

星河 かぐ耶√

オチンチンが破裂してしまう!!!!!!!!
一挙手一投足がエロい。

結局かぐ耶√を先にやることにしました。天音はまだおあずけ。
「前世返り」というワードが淫語のように扱われていることに失笑を禁じ得ませんでした。魔王怒るぞ。
胸の谷間にモノを収納するのって2次元巨乳キャラあるあるですが、まぁできても冬場だけでしょうね。あれだけデカいと夏場は蒸れて無理ですよ。魔法でなんとかするのかな。

手玉に取ってくる感じの年上お姉さんキャラって国宝指定するべきなんだなぁ、と知見を得ることができました。ありがとうゆずソフト。ありがとう遥そらさん。
マナ制御の特訓の時点でもうアレだったので、個別に入ったらそれはもうエロの限りを尽くすんだろうな~と思っていましたが、その通りでしたね。正直夜這いのところはポリネシアンセックスかよって思いながら見てました。そりゃ理性も吹っ飛ぶわ。
かぐ耶はやっぱりエロいことさせてナンボみたいなキャラなんですが(クソ失礼)、その端々にかぐ耶自身の悩みや2人の関係が見え隠れするのもよかったですね。それに、お姉さんキャラなのはそうなんですが、ちょいちょい小動物的なかわいさも感じるんですよね。かわいいとかわいいの相乗効果。好きになるに決まってるじゃないですか。

なんでビキニを着せてくれなかったのかだけは理解に苦しむのですが、たぶん海シーンのスチル絵でギャップ的に威力を増すためでしょうね。隠れているものが見えた時の、その一撃の重さを最大限に高めるためだと結論付けました。と頭では理解していてもやっぱり許せないかも。ビキニ着せろ!!!!でも海シーンのスチル絵の破壊力がやばいからまぁいいか……(洗脳済)
主人公の乳首の勃ち具合を理解されているのはまぁいいと思うんですが、「乳首開発は日常生活に支障ないんか……?」と脳裏によぎってしまってダメですね。病弱キャラとセックスするシチュエーションみたいな。心配の方がギリ勝ちます。
あとED解消時にちょっと面白いのやめてもらっていいですか。孕まセックスってそれこそ同人誌でしか聞いたことないぞ。勃起のきっかけも「孕ませたい!うおお!!」なのもなんか面白くてダメでした。笑いました。

オリエのかぐ耶が絡んだ瞬間のめんどくささもいいですね。こういうの好きですよ(こいつこれしか言ってねぇな)。ちゃんと刺さるシチュエーションを作ってくれて感謝ですね。

谷風 天音√

未プレイですが、勝つか負けるかで言うとたぶん負けると思います。
負けました。悔しいが。

やっぱり妹は添い寝するに限るよなぁ。当たり前だよなぁ。
とか言いつつ、いくら可愛いとはいえ親族に欲情できないよなぁ、とも思っています。
今のところ主人公の李空もそのスタンスなので、どうやってセックスまでもっていくんだろう……と思っています。

ぶっちゃけると、メスガキという概念は好きですが、実際「ざぁこ♡」と言われてもブッ刺さりはしないので(単に性癖でないだけ)、流行りを取り入れたキャラクターなんだなぁという穿った感想になります。間違いなく可愛いんですが。エロさで言うとかぐ耶がダントツなんですが、トータルで見ると天音、次点でオリエを好きでいます。ここは本当に個人的な好みなので、股間にクる人にはバチクソに刺さるキャラだと思います。

この……紐推しは何なんだ。
いや、別に嫌だとか不愉快だとかでは断じてないんですが。
やたら「紐」を推してくるなぁ……と。
どうせなら謎紐(エロゲキャラクターの学園制服にやたら謎の紐が付いている現象)と絡めてエロゲ七不思議のひとつを面白くモジってほしかったですね。そういうテイストの作品でないのでこういうことを言ってもアレですが。
などと思っていたら、ヴィズの胸周りも紐にあふれていることに気づきました。はーん、なるほどな?エッチシーンの1つが予想できました。いや、そんなことゆずソフト作品でやるかなぁ……怪しいなぁ……
→なかったです。流石にね。あったらちょっと引くもん。

エロゲーである以上、天音がいくらひた隠しにしようがその恋心はバレてしまうのが世の常で。予定調和なので。じゃあ、どうやってバラすのか?ってところ。それと、やはり親族であることに変わりはないので、2人の関係性に李空がどう落とし所を見つけるのか。この2点に注目してプレイしていましたが、まぁこうなるだろうなという気持ちと、ベターであるが故に天音の可愛さがより引き立っているなぁという感想。変に余計なことされない方がストレートに天音の可愛さが伝わるというものです。普段は小気味よくからかっているが、裏では年頃の女の子らしく悩んでいるという二面性もちゃんと描かれていてよかったですね。

冒頭でも触れましたが、ハミダシクリエイティブのひよりんよろしく妹とは添い寝するに限ると思います(実妹義妹関係なく)。こればかりは譲れませんね。添い寝のスチルがあると尚良しで、ここを外さないのは良作エロゲーの第1歩であると感じています。じゃあ今作はどうか。ありましたね。はい最高。お前が萌えゲーアワード大賞や。

ラストシーンよかったですね。ちょっと涙腺に来ましたよ。ほんのちょっぴり。
確かに、近親の恋仲であの光景を見ることはまぁできませんからね。脈絡とか考えるのは野暮ってもんです。

あと、「お兄のち〇ぽ」を略すのやめてもらっていいですか。
笑うんで。しかもその略称に伏せ字要らんだろ。
ち〇ぽの勃起度をパーセントで表すのもやめてもらっていいですか。
なんか戸愚呂がチラつくんで。

白雪 乃愛√

まー、なんかそんな気はしてました。
絶対確執あるじゃん、っていう気配はビンビンに感じていました。
共通や他ヒロイン√でそれっぽい匂わせが仄めかされていたり、明らかに一人だけ情報量が少なかったり。
最後にプレイするようにして正解でしたね。
ストーリーの根幹に関わってくる√になると思うので、肝心の乃愛への掘り下げがどれくらいになるのか少し心配しています。
→掘り下げられはした(というか掘り下げなかったら炎上してる)けど、あっさり終わったなぁという感想。

これちょっと書くかどうか迷ったんですが、乃愛からエウシュリー作品のヒロインみを感じています。見た目ね。
君、天秤のLa DEA.に出てなかった?

個人的に乃愛は天使状態の髪型があまり好きではなかったのですが、スチルだとちゃんとかわいくて安心しました。嘘つくの下手くそなのもかわいいね。妹/娘みたいなポジションのキャラとして非常に優秀だと思います。天音とはまた別方向で、庇護欲を掻き立てるというか。一生甘やかしたい。一生美味しいもの食べててほしい。お兄さん何でも買っちゃうぞ。アイスか?アイスがええのんか?
そう思うと今作はお姉さん系キャラ2人(かぐ耶・風実花)、妹系キャラ2人(天音・乃愛)、友人系キャラ2人(来海・オリエ)みたいな感じでバランス良いですね。(この分別には諸説あると思うので、俺はこう思うんだが?みたいなのあっても怒らないでください。乃愛はお姉さんキャラだろうがブッ飛ばすぞ!と感じている諸兄もいるかもしれません。それでええねん。性癖は人それぞれって金子みすゞも言ってたしね。)

知識の仕入れ先が偏りすぎているので、なんでもかんでもエロエロな意味で捉えるのおもしろいしかわいいですね。まぁこれもぶっちゃけると手垢のついた手法だとは思うんですけど、気にならないしヨシ!という気持ち。サ〇エさんでワカメが「(うどんが)シコシコしていておいしーい!」と発言したのを「これ放送事故やん!え!?シコシコってヤバ!」と大騒ぎしていたらしい名も知らぬ男子中学生と、そしてイネス・デ・カストロの名前をスカト■だと思っていた過去の自分を思い出します。もらい事故だな?

泣き展開あるんですかねぇ。
『喫茶ステラ』のトキは栞那√でそういう展開ありましたし。
まだChapter5-1なので今後に期待。
→そうなるかぁ……という感じ。ガッツリネタバレになりそうなので多くは語りません。
ストーリーもうちょっと重くてもいいんじゃないかなぁ……とも思っています。個人的にトントン拍子な進行だなと感じる箇所がいくつかありました。ストーリーの重さをウリにしているブランドではないので仕方ないんですが、ちょっと淡泊に味わってしまったところはあります。

まとめ

3年待った+カウントダウンムービーから追えたゆずソフト作品は実は本作が初なので、変に期待が高まっていたからなんでしょうか、全体的にあっさり終わったなぁという感想。

ストーリー面で言うと、個人的にサノバウィッチや千恋*万花の頃のゆずソフトを超えることはありませんでした。でも打点自体は高いので、エロゲ初心者から上級者まで幅広くお勧めできる作品であるのは確かですね。
逆・異世界転生モノということで、どうにかしてなろう系の雰囲気から脱却しないとキツいだろうなと思っていましたが、そこらへんはまぁまぁ。李空が窮地に陥った時になんとかなれー!でその場を凌ぐのって、つまりは魔王の力TUEEE!ではあるのでご都合主義の謗りを免れないところはあると思います。「また俺なんかやっちゃいました?」って言ってないだけのなろう系主人公みたいな。
異世界と地球を繋ぐ門を開くのも多少あやふやな条件でしたし、黒幕らしい黒幕もいなかったので、各√それぞれで起こっている問題に対処して終わり!って感じでしたね。マナが万能すぎて、ああそれできるんだ……あっそれもできるんだ……マナってすごいなぁ……となっていました。

キャラゲー面で言うと、そこはやっぱり安心と信頼のゆずソフトといったところでしょうか。癖に刺さるキャラを書くのがうまい。ちゃんとえっちにキャラを描いてくれるのはもちろん、内面的な可愛さであったり、そのキャラの置かれている立場由来の悩みの描写であったり、書くところをきちんと書いてくれているのは非常に好感が持てます。
ゲーム開始前はビジュアルでしかキャラの好みを判断できないので、うーんこのキャラあんまり見た目が好きじゃないなぁ、やや好き止まりだなぁみたいなキャラはどうしても出てくるんですが、各√攻略後にはちゃんと全員を好きになっています。
逆に言うと、全員に好まれるようなキャラしか描かないともいえるので、本当にニッチなところには届かない/届きづらいキャラたちではあると思うんですが、まぁ大衆向けのブランドですしね。その中でも最大限キャラの魅力を描き切っていると思います。

いろいろ気になったところ

・主人公が全然そういう風には見えないのに、サラッとヒロインの容姿/性格を褒めて、ヒロインが赤面する……みたいなシーンが散見されたところ。その好感度稼ぎどうなん……?みたいな。べつに悪くないんですけど……まぁ陳腐ですよね。シナリオライターがこうさせたくてこうしている、みたいな展開があまり好きじゃないのもあります。
まぁ、ゆずソフトの主人公ってそういう(良くも悪くも)クサいところがあるので、今更って感じもするんですが。それも飲み干してこそのゆずソフト作品かなとも思います。

・ED治療が全ルートで強制だったこと。正直2人目の√くらいで飽きました。ヒロインとED治療ってどうしてもエロ側にしか傾かない舞台装置なので、そこに尺とられると肝心のストーリーが薄味になってしまうのでう~ん……という感じ。

・ストーリーがどうしても消化不良なこと。詳しく言うとネタバレになってしまうので多くは語りませんが、まぁ中途半端です。

・来海の「ふぁははは」とか、乃愛の「わほん」とか本作では特徴的な口癖が目立ちますが、こういう個性づけの仕方ってあんまり好きではなかったりします(でも乃愛のセックチュって言い方は可愛くて好きです。本当に刺さるか刺さらないかなんでしょうね)。そういう言い方する人いるか~?と懐疑的になってしまうので。個人的な好き嫌いですが。お嬢様の「ですわ~!」みたいなモンなんでしょうか。

・ちょいちょいエラー吐くのもゆずソフト製品にしては珍しかったですね。発売直後にプレイしたということもあるかもしれませんが。起動時に致命的なエラーのポップアップが出る症状はけっこうな数Twitterとかでも見かけました。自分は起動時の致命的なエラーはまぁまぁ出ていて、オリエ√で進行不能バグに2回遭遇しています。いずれも再現性がないので原因は不明。
→起動時の致命的なエラーはサスペンド機能に起因していそうですね。
→パッチきましたね。

・1度目のパッチ配布されましたが、まだちょいちょい誤字残ってますね。来海√の「?」の抜けとか、かぐ耶√でのクラヴィのセリフとか、天音√のセリフとか。

・カウントダウンムービー8日前で「エンディングにはまだ早い。」っていうキャッチコピーで匂わせしてましたが、あれって結局どういうことだったんでしょうね。まぁ順当に考えるとED=エンディングと勃起不全のダブルミーニングなんでしょうけれど、サノバウィッチ的なことなのかなぁとも思っていたので変に期待しちゃいました。

もう9000字書いてるらしいです。笑う。
ではでは。

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