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久しぶりのサドル購入 BIKE YOKE SAGMA



購入契機

昨年末に河口湖畔を走っていた時に、やけにおしりにゴツゴツ振動が来るなと思いました。ブロンプトンにつけていたサドルは大きい(普通の)自転車のお下がりだったので、ウレタンがへたっているものでした。
ちょうど気になっていたサドルがあったので、ブロンプトンで試してみることにしました。

BIKE YOKE SAGMA

気になっていたサドルは、BIKE YOKE の SAGMA という製品です。BIKE YOKE はドロッパーシートポストなど、マウンテンバイクのパーツを販売しているメーカーのようです。
サドルレールの前後の取り付け箇所にダンパーが装着されていて、サスペンション効果があるのが特徴です。
バイクフライデーやマウンテンバイクに装着しているサドル、SELLE ITALIA MAX FLITE GEL FLOW というサドルもサスペンション効果があるのですが、 SAGMA の方がその効果が大きいようです。
このサドル、けっこう人気だったのかほとんど売り切れでやっと見つけて購入することができました。購入したサイズは 130mm です。
もう一つのサイズは 142mm です。私は尻が大きめだと思うので今まで広めのサドルがいいと思っていましたが、坐骨はそれほど広くないようで今回は 130mm を選びました。たぶん選択は正しかったと思います。

サドルの取り付けについて

ブロンプトンのペンタクリップでは固定できない…

届いたサドルをみたところ、レールが縦長の特殊な形状をしたものでした。これではブロンプトンのペンタクリップにはつかないと気づきました。
実は SELLE ITALIA MAX FLITE GEL FLOW も縦長のレールで、ブロンプトンにはつかなかったのです。学習してないなぁ…

スーパーライト・ペンタクリップ はカーボンレール対応だが…

縦長のレールのサドルを装着できるパーツがないか調べてみると、純正のスーパーライト ペンタクリップというものが、縦長のカーボンレールのサドルに対応していることを知りました。
ペンタクリップは、一般的なシートポストのようにレールを上下で挟む構造ではなく、レールに合わせた形状のパーツで挟む構造なので、このサドルレールを装着できるのかわかりませんでした。

社外品のシートポストを購入 WOODMAN

ちょうど、インター8の件で和田サイクルに行ったので、サドルを持っていって相談してみました。カーボンレールの高さは 9mm で、このサドルのレールは 10mm とのことでした。レールを上下からはさむタイプのものが確実ということで、この方式のアルミのシートポストを紹介してもらいました。シートポストまで交換するつもりはなかったのですが、確実に取り付けられて軽量化にもなるため、これを購入、長さもあわせてカットしてもらいました。

社外品のシートポストで Sagma を取り付け
WOODMAN シートポスト

サドルの効果は?

強風の中、インター8から外装2速になって、このサドルをつけたブロンプトンで走って帰ってきました。
実はゴツゴツと振動が気になっていたのはもう一台のブロンプトンでした。このブロンプトンについていたサドルも同じもので、お下がりのお下がり、さらにウレタンがへたっていたものなので、ゴツゴツ感はありました。

振動は吸収しているようだがサスペンション効果は?

SAGMAで走ってみた感じは、おしりの痛さ、ゴツゴツした振動はありませんでした。ただ、サドルのフォームでも振動を吸収しているようですし、サドルレールのサスペンションで振動を吸収しているという実感は特にありませんでした。
それでも、きっとサドルのサスペンションの上下の動きもあって振動を吸収しているんだろうと思って手で押してみましたが、リアフレームのサスペンションブロックが動いてしまうので確認はできませんでした。実際、リアフレームのサスペンションブロックが動いてしまうとサドルレールのサスペンションの動きはどうなるのか?効果はあるのか?
付属品でソフトとハードのダンパーが一つずつ付いているので、ソフトにしてみると効果がわかるかもしれません。ただ、後述の左右に傾く動きもあるため、レギュラーのままがいいように思います。

サドルが左右に傾く動きも…

上下の動きは実感できませんでしたが、むしろ、サドルが左右に傾いている感じがありました。この動きの中に上下の動きも含まれているは思うのですが…
最初、これはサドルがしなっているのかなと思いましたが、手で動かしてみると、しなりではなくサドルレールのサスペンションの効果だとわかりました。サドルの高さをさらに上げると、さらに実感できるのかもしれません。
この動きがどんな効果があるのかわかりませんが、ペダリングやオフロードでの激しい動きに影響がありそうです。
このサドル、フラットな形状で尻をのせる部分が広めで絞り込まれる部分が通常のサドルよりも前方でアールがきつめのように見えます。後ろの方に座っているとペダリング時に干渉しそうですが、左右に傾くことでそれを軽減しているようにも思います。

座面が広めな SAGMA

幅が狭かった?

前述したサドル幅ですが、おそらく適正でしっかり坐骨が乗っているようでした。しかし、ペダリングしていると、もう少し幅が広いといいのかなと感じることがありました。
どうやら、サドルが左右に傾いた時に、私の締まりのない尻のせいもあってか、坐骨がずれ落ちるような感覚があるようでした。それほど不快な感じではありませんでしたが、普通のサドルではないことなので少し違和感がありました。
ペダリングの影響を考えると、このために広めのサイズを選ぶのはどうかなと思います。このあたりも付属の硬さの異なるダンパーで調整できると思いますが、どの程度がいいのか判断が難しそうです。

穴あきではない点

今までブロンプトンにつけていたサドルは SELLE SMP Lite 209 です。ロード系の自転車で使っているサドルのお下がりです。
ちなみに現在乗っているロード系の自転車は、SURLY MIDNIGHT SPECIAL で、以前乗っていたシクロクロスから続けてこのサドルを使っています。
このサドル、サドル沼から抜け出すことができたきっかけのお気に入りのサドルなのです。
特殊な形状のサドルで、かなり大きな穴があいていて座るところが山型になっています。横から見ても波のような形状です。
SAGMA はフラットな形状で穴が無く、大きなくぼみがありますがそれほど深くはありません。
今回、17kmほどの走行でしたが、数回、穴があいていた方がいいなと思ったことがありました。常時そういう感じがあったわけではなく、痺れなどもありませんでした。しかし、比較的距離を走ったときにどうなるのか気になります。

SELLE SMP Lite 209
SELLE SMP Lite 209

基本的にはMTB用のサドル?

なんとなくですが、 SAGMA はMTB向けのサドルなのかなと思います。BIKE YOKE がそういうブランドですし… ブロンプトンとの相性も気になりますが、ハードテールのMTBにつけて乗ってみたくなってきました。
ブロンプトンにはサドルレールの制約がなくなったことから、以前断念したMTBにつけている  MAX FLITE GEL FLOW をつけて乗ってみたいと思います。

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