紫立ちたる雲の
自分の部屋からの景色みる空が信じられないくらい綺麗で、毎回泣きそうになる。いや、うそ。ほぼ泣いてる。
一面の青が燃えるような色になって、気がついたら深い深い夜の空になっていくあの過程を見ている時の私はいつも、すんごく昔の人たちのことを考える。
歴史でならったあの人のことや、教科書に出てこないけど開墾ってやつをしてくれたたくさんの人達のこと。
きっとみんな空を見ていただろうし、てか、こんなん頭上にあったら見ざるを得ないだろ。歌とか詠むだろ。って思う
なんでこんなに昔のこと考えるのかなと思ってたら、私はどうやら無意識に、国語の教科書でみた写真と重ね合わせていたらしいと、これを書いていて気がついた。
中学だったか高校だったか、枕草子のページに載っていた、紫がかった空の写真。道理で想像の自分、十二単着がちなわけだ。
結局いつの時代だって同じ空を見上げて、同じ感動を体感しているんだろうなという月並みな思考をしながら、私は今日も時代を超える。
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