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中年男性の恋愛小説は書かない

わたしの小説には中年男性が主人公のものが多い。
恋愛要素もある。
ただ、若い頃の恋愛を思い出すスタイルだ。
最近、中年男性がモテる小説を書くと嫌がられるとしった。
中年男性は嫌われているんだろうな。
こんだけ嫌われるカテゴリも珍しい。
小説は営利目的であるが、最近、芸術的価値をつけることに活路を見出すことしかないのではないかと思う。
賞をとれば面白いのか?という話があるが、数多ある作品の中から、少なくとも、誰かが面白いと評価された作品であると言えるので強い。

今描いてる作品は、半沢直樹?という内容だが、全然違う。
前段は、読んでくれた人の感想、後段は私の理解だ。
どん底を彷徨う中年男性が、若い頃の行動が花開き、過去を清算する話だ。
タイトルには春を入れたい。爛漫か繚乱を入れたい。

鏡を見ると、笑顔の私がいる。
満面の笑顔。視線を下す。握りしめた拳。血が出ている。痛みを感じない。
悔しい。憎い。そんな言葉で片付けてはいけないマグマの様な感情が頭をぐるぐる駆け巡る。
たぶん、こいつを殴ってしまう。その前に思いっきり歯を食いしばって太ももをうーんと思いっきり殴る。

みたいな文章が続く。
明るい未来を期待して、人生を大切や人よりも優先した結果、騙される話もある。
騙されていたと知った時の状況だ。

息を切らして病室の扉を開けた。
真っ白だった。真っ白。壁、天井、ベッドにシーツ。わたしの頭。真っ白な彼女が天井を見上げながら眠っているように見えた。
力が抜ける。やっとの思いでたっていたのに、ひざの力が抜ける。口がカラカラ、ベロが乾いて、言葉が出ない。
泣くな、泣くなと自分に言い聞かせる。
一歩彼女に近づく。
やっと、やっと貯まったんだよ
右足を前に出す。
丘の上で、
足が止まる。彼女の妹がわたしの服を掴んでいた。

25歳の主人公の話だ。
この後、騙されていたと知ります。
彼女を失い、夢も奪われます。
で、もうダメかとなる時に、全てを覆す出来事で反撃開始をするストーリーです。
後悔は先に立たないをテーマにした作品です。
コンプライアンス、ハラスメントなど、昔は〇〇だったを許さないという作品となっています。

文の内容は全然違いますが、恋愛小説にはしない様にします。