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小説の書き方 賞に向けて

初めに断っておきますが、わたしは賞を取ったことはありません。
良いとこまで入ったことがあります。
あと一歩?いや100歩足りないぐらいの感じです。
ですが、小説を書いて20年以上が経ちますので、記録に残すつもりで書いてみます。

わたしは学校にも通いました。
でもダメでした。
文はそれなりだとは思います。
ストーリーもそれなり。
それなりでは賞は取れません。
斬新さが必要みたいな話をされました。
斬新ってなんやねんと思います。
色々考えると、見たことがないような一面を忍ばせるということかもしれない。
忍ばせるというのは、前面に出さないということだ。
小説としての構成を崩さないということだ。

ラップ小説みたいな感じにしても、小説の構成は崩さないことです。
例えば、こんな感じ。

よぉ、チェゲラ。
今の俺、明日の気分、明日の気分は食事の気分。食事は紀文。気分ははんぺん。はんぺんは紀文。
みたいなことが続いてもよくわかりません。

ストーリーはある程度普通に流して、
頭の中にラップが流れる。
みたいな感じにすれば、ラップが小説に入るって新しいねとなる。

書き出しに困ったら、短文で。
書き出しは続き読んでもらうための繋ぎなんだから、興味をそそる表現を短文でかいたら良い。

男性向けなら、
駅の通路、ミニスカートを履いた若い女性がしゃがんでいる。
みたいに書いていたらなんかあったのかな?と思うかもしれない。

他にも、300万円を懐に入れた。とあったら、なんで?みたいに思うわけだから、しっかり書いてやれば良い。

場面描写、動作、セリフ、心理描写で小説はできているから、わからなければ順番に書いてやれば良いのだ。

例えば、
東京の新宿駅に向かうエスカレーターは急角度になっている。
ミニスカートを履いた若い女性の後ろにスマホをみる中年男性、スマホにはピンクの下着が映っているのが見えた。
スマホの内カメラで撮影しているみたい。
中年男性は、ニヤッとした。
スリルがたまらないみたいだ。
エスカレーターを上り切ったところで、中年男性の腕を掴んだ。
「盗撮しましたね」
「えっ、いやしてません」
掴んだ手が震えている。
中年男性が話しかけたときの吐息が私の鼻を掠めたから、気持ち悪くなった。

こんな感じをストーリーごとに書いてやれば良いのだ。