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小説の書き方 誰でもできる 同人作家の手伝いで身につけた手法

昔の話。
同人作家のお手伝いをしていたころがある。
バイトではなくお手伝い。
知り合い。大学時代の話。
同人でかなり有名だった。
この方は今は仕事にしている。
いいなと思う。
なんか毎日楽しそうだし。
私の人生の中でここまでクリエイティブな時期はないかもしれない。
絵も描いたし、トーン貼り、シナリオ作成もしたなぁ。
ストーリーを作成するにしても、量産しないといけないから、あれやこれを考えて描いていく。
今回はその時に培った方法についてやっていきます。

1.セリフをどんどん描いていく

セリフがあるとこはシーンがあるからだ。
絵におこしやすい感じにするためにセリフを描いていく。
とりあえず、「」はかかない。
会話の場所ごとにわけること。
例えばこんな感じ。

あれは、僕が完成されたものじゃないですか。
証拠はあるのか?
証拠って、議事録や資料に僕の名前があるじゃないですか。ま、まさか
ははほ
やりやがったな
きゃー
な、なんだ、殴るのか?
く、くそっ

2.場所と時間帯を記載します。

会社の居室(昼)

3.場所の説明と状況を記載します。

開発課。机が6つ並ぶ。机にはパソコンが置かれていた。
課長の机にはノートパソコンが置かれている。
課長が新人女性の美希に軽いセクハラをしていた。
僕は課長の机に向かう。
高揚している。顔が赤い。
課長が僕の顔をなんだぁ?みたいに見上げる。
課長は僕を馬鹿にしている。
多分みんなも。
でも今回のことはゆるせなかった。
だから、課長の机をバンと叩いた。

この後にセリフが来ると思ってください。

4.シーンを繋ぎ合わせる

シーンがたくさんできたら、繋ぎ合わせます。
起承転結でも、三幕構成でもなんでもよい。
とにかく、変にならないようにします。

昼と朝を順番で繋ぐためには、時間がふわふわするので、
悔しかった。握りしめた拳の持って行きどころがない。
右足で思いっきり地面を踏みつけて、んーっと歯を食いしばって居室を出た。
後には引けないから、今、家にいる。
ベッドの上。涙が出るから、目を閉じる。
目を開けたら、眩しい光と、鳥の鳴き声がする。

で朝のシーンにします。