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【小説】世の中おかしいと思うこと

公害問題で被害者の声を聴くという会を開いた大臣。
職員が話してる人に3分と仕切り、時間が来たらマイクを切る対応をした。
大臣はその時は把握していなかったと言っていた。
ただどう考えても音声が出ていないので、少なくてもおかしいと思わなかったのか?という疑問が起こった。
会場は荒れている状態の中で、わざわざ調査をしないと判断ができない、謝罪もできないトップが公害に関する内容を決定している。
何かのアニメで、生殺与奪の権を他人に握らせるなという言葉があるが、日本国民の大半は、このような人たちに生殺与奪の権を握られているということを肝に銘じないといけない。
問題が大きくなったら、急に会見を開き涙ぐむ。
その際、この問題がこの省ができた理由となっているという話をしていた。
そんなに大事なら、なぜあの時対応ができなかったのか。
帰ってから判断するってなめてるのではないかと思う。
しかも謝罪に伺う、話を伺う時間をとるとか言っているが、お前らが来ることでこちら側の時間が使われる。
もともとその時に対応していれば発生しなかった時間を、中途半端な対応をした、問題が起きてなければ放置にしていたとも思える内容だったからこそ起きた時間、これこそ被害者に不義理なことをしてること他ならないと思う。
涙ぐんだ内容が連日報道されてるが、正直虫唾が走る。
一日も早く、こんなふざけた画面を見ない日が来てほしいと願う。

防衛費のために、復興税の一部を充てることにする。
そのため、期間を延ばす。
割合は減っていないので、国民が負担する所得税の負担が増えるようなことはしない。みたいな嘘を国会で答弁している。
それを受けて、報道でも嘘が流れている。
解釈の違い?いえいえ、金額が単純に増えるのだから解釈とか関係なく問題があるのだ。
どのぐらい増えるの?倍以上増える。
2.1%のうち、1.0を防衛費、1.1%を復興費にするそうだ。
だったら、増えてないじゃないって思うかもしれないが、そうではない。
例えば、所得税の下の所得が1万円とする。
2.1%だったら、210円だ。
もともとは、残り13年払えばよかったので(それ以降は払わなくてよい)、合計としては、2730円だ。
一方で防衛費1%と復興費1.1%は改正により13年をプラスして、26年払うことになる。
それを考えると、年間100円の防衛費と110円の復興費が後26年取られることになる。
そうすると、防衛費は2600円、復興費2860円になる。
もともと、2730円でよかった税金が、復興費だけで2860円払っていることになる。
プラス2600円の防衛費も増えてるということになる。
これって負担が増えてないことになるのだろうか?
ウソなんじゃないのか?って思うが、嘘じゃないという人が多くいる。
じゃあこの負担増はどう説明するのかというと計算を間違えてるとか本気で言ってくる人が多い。
ひょっとしたら私の計算を間違えてるのかもしれないけど、ホント怖い世の中になってきた。

子育て支援金というものが導入されそうだ。
一人当たり500円とか言っていたが、収入のない人もいるので、何だかんだで2000円ぐらいとられる算段だ。
しかも子育てでもらえる期間よりも払う期間の方が長い。
子供が18年、何人兄弟かいれば、20数年はもらえるかもしれないが、その後一生涯支払うことになるため、現役世代のほとんどはマイナス、今後の人であってもトントン以下になる政策だ。
とって返すみたいな制度になっている。
それなら取らない政策をしたらよい。
怖いのは、この額面は省令で決まるという。
法律上できるのが問題だが、やらないとかいってるのも怖い。
しかも国会の答弁での内容が法律の解釈において、運用においてもそのようになるという話をしているが、現在話してる人がいなくなった後にも続く制度、直近10年の議論を踏まえてみても、過去答弁してる内容があるからと指摘しても変わっていないところからみて、変えるつもりがないところからも、これも同じだろうと思う。

世の中おかしいことであふれてる。
一昔前は、笑えるレベルだったが、最近はホント人の生き死ににかかわってくるレベルのおかしさである。
何とかしないと、それこそ危ないような、そんな気がしてやまない。