projectの中で自律的に振る舞うためのマインドセットとは?

タイトルは「projectの中で自律的に振る舞うためのマインドセットとは?」とします。

あまりオープンには言えませんが、現在デザイン教育に関するprojectに携わらせていただいています。私の立場は、いわゆるルーキーというやつでスキルも経験もないいわゆるこのままで行くと「使えないやつ」です。
このprojectでは、いかに学習の自由を担保できるか?また、学生が内発的動機付けを獲得することはできるのか?という主軸から組織の仕組みやプログラムの開発などを行なっていました。もともと自分自身の生い立ちも重なりvisionにとても共感していたので、携われることに喜びと誇りも感じていました。
4月から始まったprojectなのですが、この間project managerから、
「このままの姿勢でいるなら、足手まといだから携わらないでほしい」
という宣言をいただいてしまいました。

薄々感づいてはいたことでした。他のメンバーはガッツもスキルもあって、どんどん前に進んで行く。その中で自分は何もできないんじゃないか。どうせ自分なんて、、というネガティブな気持ちが引っ張って、teamの中で立場を確立できていなかったのです。

戦力外通告を受け、それでも携わりたいという気持ちが強かったためなんとか携われないかと自らで役割を考え、managerに直談判をしました。


「君にスキルがないことは、わかっている。そして不安になるとすぐに自分の殻に閉じこもることも。けれどこのまま球拾いを続けているのか?チャンスはアピールしないと巡ってこないんだよ。」
「完成させてから投げるのでは遅いよ。素早く物語を作って、それをブラッシュアップする時間を多くつくることだ。」
「もっと不安と友達になった方が良い。それが君を創造的にする」
「そして、君のその理詰めで考え方だときっと動けないだろう?もう少し大きいところから発想してみたらどうだい。このteamは別に役割を分けて動くことが目的じゃない。美しいものをつくりあげられればいいんだ。」

managerからの言葉にハッとしました。私は組織の中で動くとき、無意識に上から役割を与えれもらうことを求めていました。こういう話はよく他の方のお話でも聞きます。
与えられるのを待っているのではなくて、自分から動きなさいと。けれどわかっているのと動けることは別ですね。
特に自分より大きいものと対峙していると、自分が考えるよりもっといい解があるんじゃないか、間違っているんじゃないかと、自分の感覚を信じられなくなるのです。そしてどんどん不安になって、動きかたがわからなくなったフリーズしてしまう。これが私の中で起きることです。

そしてmanagerと話して、どうやら両者にはmindsetに違いがあることを感じました。

「失敗」に対する認識
manager : 自分を成長させてくれるもの。
私 : 自分の評判を下げるもの。

「不安」に対する認識
manager : 新しい学びのきっかけ
私 : 良からぬことが起きる予兆

自分の中にこうしたい、という願望があってもそれを達成できるかどうかは自分の心持ちが大きく影響していることを実感しています。私の場合は、極端に自分の評価を気にしてしまいます。人とコラボレーションするということがまだよくわかっていない感覚があります。
どうしたら、自律的に動き、teamの一員として自分の壁を超えて動くことができるか。
今はそれを探り中です。そしてこのnoteでは試行錯誤を自らの意味づけも兼ねて記して行くつもりです。

次回(未定)は、projectの中で自律的に動く(実践編)-球拾いからどのように脱却するか?をお送りしたいと思います。

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