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【日記】はじめての妊婦生活で感じたこと(初期-中期)

妊婦になって、8ヵ月。
いわゆる”妊娠後期”と呼ばれる時期に入りました。

もうそんなに時間が経ったのかという感覚と、まだ赤ちゃんに会えるまで2ヵ月もあるんだなという感覚が入り混じり、なんとも不思議な胸中。

とても貴重な時期だと思うので、妊娠発覚から今までの気持ちや体の変化などを記録したいと思います。

妊娠初期(2ヵ月~4ヵ月)

まだ暑さが若干残る季節、私は毎日微熱が出ており、体のだるさに苦しんでいました。

幸いリモートワークメインの日々だったので、朝から満員電車に乗る必要はなかったものの、どうしようもないくらい眠い…。無意識のうちにありえないような簡単なミスを連発し、メンタルも打撃を受ける日々。

これはもしかして、深刻な病気なのかもしれないと本気で心配もしましたが、いざ妊娠がわかったときは、「やっぱり…!なるほど!!」と合点がいき、ほっとしたのを覚えています。

特別に妊活はしていなかったけれど、いつか赤ちゃんができたらいいなぁとぼんやりと思い描いていた私たち。
そんな矢先の出来事だったので、お互い嬉しいけれど、同時にびっくり仰天でした。

はじめて産婦人科に行った時、問診票の欄にこんな質問がありました。

-妊娠がわかったとき、どのような気持ちでしたか?

選択肢はたしか、嬉しい、不安、とまどい、その他、みたいな内容。

え、私全部…。

ペンを持ちながら、求められている答えと、実際の自分の気持ちについて考えました。

これって「嬉しい」だけが正解なんじゃないの?
むしろ、そうじゃないとダメなのかな。

実際、私は選択肢全てに当てはまりました。
今考えれば、別にどれか一つに絞る必要はないし、どの選択肢でも間違いではないはず。

その段階ではまだ赤ちゃんの居場所である胎嚢が確認できたのみ。表立ってわかる自身の体の変化としては、ただシンプルに体調が崩れていること。
もちろんお腹もまだ膨らんでいないし、ぱっと見妊婦さんには全然見えません。

そりゃあ、実感が湧かなくて当然じゃないか、と思います。

でも当時、こういった私の実感のなさや変に冷静に考えてしまうところは、なんて血も涙もない人間なんだと自分自身を傷つけてしまう原因にもなりました。

妊婦用のアプリをいくつか入れてみる、行政の子育て支援サービスを調べまくる、無料サンプルがもらえる赤ちゃん用のサービスに登録してみる…など、実際に赤ちゃんのために動き出した後も、未だ実感は湧かず。

そんな私が唯一赤ちゃんを実感できた瞬間は、その後の1ヶ月に1度の妊婦健診でした。

私がくよくよ悩んだり、もやもやしている間にも、赤ちゃんは毎回色々な機能が発達し始めて急激に大きくなっている姿を見せてくれて、とても勇気づけられていたのを覚えています。

と、わりとメンタル的に辛かった時期の話を書いたのですが、私の場合は幸いつわりはそこまで酷くならず、職場の方々の支えもあって、公にしづらい妊娠初期を無事に過ごすことができました。

妊娠中期(5ヵ月~7ヵ月)

世間でいう、"安定期"と呼ばれる時期に。

妊娠初期の頃の日々は、お腹の赤ちゃんが本当にいるのか?という不安や心配も相まって、時間が過ぎるのが長く感じられていたのですが、妊娠中期に入ると体も慣れ、日々順調に過ごせるようになってきました。

ただ、言われがちなことですが、安定期と言われているこの時期でも体調が悪くなることは、わりとあります。

外出中お腹が張って動けなくなってしまったり、急激な腹痛に苦しんだり…妊娠中は、どの時期でも油断大敵ですね。

私の場合、安定期中に結婚式を挙げた&プチ新婚旅行もしたので、準備やらなにやらで、妊娠中期はあっという間に過ぎて行きました。
お腹もまだそこまで目立たず、ほとんど妊娠前と同じ生活ができていたような気がします。

通常の妊婦検診に加え、助産師外来や糖尿病検査などのイベント(?)もあったので、徐々に病院に通う頻度も高くなってきたように感じ、そのたびに赤ちゃんの成長を少しずつ実感できました。

現在(8ヶ月)

そして現在8ヶ月になりまして、いよいよ妊娠後期です。

今までと比較できないほど急スピードでお腹が大きくなり、しにくい動き(かがむ、仰向けなど)もだんだんと増える日々。

検診も1回/1ヶ月から、1回/2週間に代わり、胎動も毎日激しく感じられるように。いよいよ自分のお腹で成長しているのだなと実感しています。

体調は引き続き安定しているので、マタニティスイミングに通い始めたり、友人に積極的に会ったりと、今までで一番快適に過ごせているよう思います。(季節的にもちょうど暖かくなってきて、心も晴れやか)

赤ちゃんのお洋服やグッズを少し調べ始めている(遅い?)のですが、淡い色で小さなふわふわのものが沢山出てきて、幸せな気持ちになります。

初期-中期を振り返って

妊婦さん誰もがそうだと思いますが、体調も人によって全然違うし、赤ちゃんももちろん目に見えないので不安だらけ。しかも今はコロナ禍で、なかなか妊婦さんと出会う機会が限られているので、自分で解決するか調べるかしかないんですよね…。
そんな状況の中で、あたりまえすぎて忘れがち、でもわりと大事だなと思ったことを書いておこうと思います。

① "温度差"に悩まない

いまや、SNSに存在する妊婦界隈(?)や妊娠管理アプリなどで、いとも簡単に他の妊婦さんと情報共有ができる時代。

コロナ禍で直接妊婦さん同士が顔を合わせる機会は減っているものの、情報共有についていえば、以前と変わらないか、もしくはより加速しているのではないかと思います。
不安なことは即座に調べたり、ネット上にいる同時期の妊婦さんに質問したりできます。

妊婦さんが発する言葉や情報は、それぞれが置かれている状況やバックグラウンドなどによって全く異なるものになりうるので、自分と比べて熱量が高かったり、低かったりで悩むのはムダです。

通常時は「こんなのあたりまえすぎ(笑)」と判断できたと思うのですが、同じ時期にただ"妊婦"ということだけが共通項というだけで、なぜか同士的な感覚が生まれてしまいがちでした。
良くも悪くも、あまり自分と比較しすぎないことが良いですね。

② 迷信を信じすぎない

妊婦生活のなかで、いかにこの世界に迷信が多いかを知りました。つわりがひどかったらどうとか、お腹がどう大きくなったかでどうとか…一度は耳にしたことがある人も多いのでは?

楽しみや冗談の一環、と割り切ればよいのですが、わりと大事な部分に関しても、本当なのか迷信なのかよくわからないものも沢山あるので、信じすぎないことが大事だと思いました。
昔からあるような迷信が多いので、もう妊婦さんとの話にでてくる話題の一つとして割り切ってしまえば良いかもですね。

これから

お仕事で長いお休みをいただいたり、自分の体が信じられないくらい毎日大きくなっていったりすることで、以前とはまるで別人の人生を生きているみたいな感覚。

"マイナートラブル"と呼ばれる、小さいけれど厄介な問題も日々感じていますが、上手く自分を騙し騙し、あと少し楽しんで過ごしていければなと思っています。

生まれてから3人+モモンガで暮らすのは、言うまでもなく楽しみですが、逆に、もう一人が生まれるまでの間の今の生活も、大切に大切に過ごしていきたいです。

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