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ただのオタクが元気になるまで②

治療を半分ほど終えました。どうも暇を持て余すオタクです。

本当に毎日、外来のいない時間に急に呼ばれてはベッドに貼り付けになり、30分くらいレーザーを浴び、あぁもうそろそろ終わる?もう終わる??と不安になる頃終わってお部屋に戻るだけの日々を過ごしています。はい、本当に痛くも痒くも無かったです。医療ってすげぇ。これでよくなるなら本当にすげぇ。

サイバーナイフ

漠然とした感想は↑。具体的に言うと、入院の前に治療に使うアミアミ(名前しらん)を作ってCTと造影剤使ってMRIを撮りました。アミアミは熱でホットタオルくらいの温かさになったプラスチック(?)を顔面に押しつけてぐぐぐーーーっと伸ばし、顔面をペタペタしながらうちわで冷まして顔の型を取り作ります。これを毎日顔にはめて端をビスかなんかでベッドと固定して、全く動かないようにし安全に治療出来るよう備えるわけです。

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最初、圧迫されるし、モニター付けながらやるから、苦しいかも…なんて不安になったんだけど、途中からまじでどーゆー状況?って思い始めて今度はおもろくなっちゃって笑いを堪えるくらいになりました…だってさ人に顔面押さえ込まれてギュウギュウされるなんて非日常すぎん??

治療は毎日20〜30分

顔にアミアミを嵌め込んで固定し、指にモニター、片手にナースコールを待ち、治療が始まります。事前に撮ったCTとMRIで先生がプログラミングでもしてくれてるのかな?治療計画に沿って毎日少しずつ照射していく模様。ガコンとベッドが動いて定位置に止まると、頭上で機械音がガシャンガシャン。エネルギーが貯まる音がしてパスンパスンと打ち込まれる音。たぶんこれが放射線。知らんけど。遠くの方で音楽が流れてるけど、それより機械音が恐怖を煽る。エネルギーが貯まる音、まじで聴いてほしい。そして音楽流すならすのちゃんのアルバム流してくれんかね、持ってくるから…。んでね、基本的に患者さんは何も感じないらしい。らしいんだけど、私は匂いに敏感なのか、患部が患部だからなのか(下垂体は鼻の後ろらへんぽい)塩素に似た匂いを感じます。毎回。それで気持ち悪くなる。1度匂いを感じると不思議なもので、その匂いを探し始めちゃうのよ。もう最近は匂い探すと気持ち悪くなるからなるべく打ち込まれるだろうなってタイミングで息止めるんだけど、まぁ息しちゃうよね笑 ずっと塩素くさい。そして光も普通は見えない光線らしいんだけど、私は割と見えちゃう派みたいで、青白い光を感じます。だから何ってことでもないんだけど、目開いてるのか!?って焦る。たぶんちゃんと瞑ってる。あとジリジリって響く時もあるし、この辺はたぶん感覚なんだと思う。私の想像力。ジリジリしてる気がしてるからジリジリしてんだと思う。痛くはない。あとは顔面をぎゅうぎゅうに貼り付けられて圧迫されてるから、自分の脈を感じる。ドクンドクン。だからまたそれで少しこわくなる。多少息苦しさも感じる。閉所恐怖症の人、これもう無理案件だろうな…。私の入院している病院の治療部屋は天井がすごくポップで。どーやらお子ちゃま患者さんもいるよう。大人でも不安なんだから子供は怖くなっちゃうよね…少しでも不安が軽減されるようにってポップな作りになっているそう。一緒にがんばろうな。

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とまぁ、こんな感じで患部のサイズに合わせて数回に分けて負担がかからないよう、治療してくださいます。定位放射線治療。私の調べ方が悪いのかなんなのかわからんが、本当に情報が少なくて。本当に受けた方がいいのか正直、治療してる今でも疑問に思うんだよね。放射線って賛否あるっぽい。だけどさ、やってみなきゃわかんないなーとかも思って。本当はもっとちゃんといろいろ考えて決めてもよかったのかもしれないけれど、なんとなく精神的に一度殺された私はどーにでもなれって気持ちも正直あったというか(前会社の話)サイバーあてて生まれ変わったらよくね?的な勢いもあったりしたり。残された腫瘍はいずれ大きくなる。それを待っていくつも歳を重ねた後に再手術、もしくはサイバー受けるか。それか今小さいうちにサイバー受けて成長を止めてしまうか(何十年もかけてゆっくりだけど腫瘍は小さくなっていく予定)自分のことは自分しか決められないからね。今回この病気が見つかってから全て自分で決めて(貧乏元美容師、親に借金してる)勝手にどんどん治療してるけど、後悔はしてない。だってさ…まじでわかんないんだもん笑笑

伝えたいこと

去年の今頃から検査に次ぐ検査でバタバタバタといろいろ進めてきましたが、私が伝えたいことは、とにかく異変を感じたら病院へ!!「これくらいまいっか」が取り返しのつかないことになることあるよ。だって私もめちゃくちゃ元気だったんだから!元気だから、生理周期が乱れても「ストレスかな〜」って放置してたし、健康診断でひっかかって脂質異常だって言われても「太ってるしな〜」って出された薬飲んで。ある日を境に急に目が見えづらくなった時だって「眼球傷つけちゃったかな…」って2ヶ月そのままにしてた。結局全ては下垂体腺腫のせいで生理周期は乱れ、脂質異常になり、視野狭窄を起こしてたのですよ。婦人科で卵巣腫れてるねって言われたのも下垂体腺腫のせい。仕事中眠くて立ってられなくなっちゃってたのも下垂体腺腫のせい。疲れが取れなくて動けなくなってたのも全部全部下垂体腺腫のせいだった。こんなこともあるので、何かおかしなところがあったらすぐ病院に行ってほしい。治療してても良くならなければ別の原因があるかもしれない。

最近はあまりにもメンタルが弱っていて。仕事辞めてから一時的に幻臭も良くなってたし、体調もすこぶるよかったんだけど、だんだんこれから先のこと考えて不安になったり、シンプルに夜1人でいると、胸がぎゅーーーっとなって息がしづらくなって。どれだけ苦しくなったら救急車呼べばいいんだろうとか、このまま意識飛んだらやばいかも…なんて思えば思うほど不安になったりしていて。これはもう限界なのかもしれない…と思い、先生に話してみたら、心療内科や精神科もいいけど、ひとまず内分泌内科の先生に聞いてみたら?と言われてハッとしたんだよね。私、お世話になってる病院でホルモンの検査やらをしてくれてる方が内分泌内科なんですよ。んで、ホルモンバランスが崩れても憂鬱になったりメンタルに影響が出ることもあるんだって。そりゃそうだよね、うん。忘れてた。内分泌の先生、何回も何回も「言葉にして伝えないとあなたが辛いことは皆にわかって貰えないんだから、しっかり辛いって伝えなさい!辛くなったら外来でいつでも相談しに来なさい」って言ってくれてたんだよね。あぁ、なんていい先生なの!(忘れてたくせに)まぁ、今の私の状況的に余計なことを考える時間だけ無駄にあるからいけないんだとも思うので、とりあえず就活終わって働き出してもしんどかったら先生のところ行ってこよう…。こんなこともあるので、心が疲れちゃったなぁって人はホルモンが調子悪くなっちゃってることもあるってうっすら片隅に覚えといて欲しいなぁ。あ!あと幻臭ね!幻臭!!タバコっぽい、焦げ臭い臭いがずーっとしてたのよ。今もしてるけど。手術前もあった気がするなぁ…でも私がはっきり記憶があって、人に「タバコ臭くないですか?」って確認したのは術後。自分の部屋にいても職場にいても誰もタバコ吸ってないし、他の人は感じてないのにずーっとタバコ臭くて。部屋にいる時なんかは火事にでもなってたら…なんて思うから怖くて寝れなくなっちゃったりもしてて。これ、脳腫瘍があると起こり得る現象みたいです。ドクターXでもやってた。私は極度のストレスでなってるって思ってたんだけど、腫瘍残ってるから倍増してたのかなって思った。もし何もないところで焦げ臭さを感じたり、タバコ臭いなぁって感じた時は脳腫瘍が原因かも…ってのも頭の片隅にぜひ。

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患者数が少ないのか、がんの治療でサイバーやってる方の話はヒットするけど、脳腫瘍でヒットする数が本当に少なかったです。なのでどこかの誰かのヒントになれたら…と思い、これも残しておきます。信頼できるドクターとしっかり話し合って各々最善の治療を受けられればまた明るい毎日がやってくると信じて。私の人生なんてずっとたらればだし、いいか悪いかなんてわかんないけどさ。こーゆーパターンもあるよ!ということで。しっかり自分と向き合ってみんな生きよう!!!

でもまぁオタクなんてのは現場があれば一番の特効薬なわけで。ひとまず年内はジャニ伝と虎者のチケットをなんとかしました。翔太くんには会えないけど。くぼれんにまた会えるの楽しみだなぁ。ついに身長超されたよ。母は嬉しい。秋に少年たち行って秒で作間くんに沼った話も気が向いたら書こうかな。

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まじで1回観に行っただけで帰りに作ちゃんのアクスタ買ってたの笑った。年齢的に私は作ちゃんでさえ産んでてもおかしくないけども、私の余生は山下くんと共に歩み、くぼれんと作ちゃん、翔太くんを育てたいと思います。あぁ一生オタクだな…やれやれ

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