イラストが完成するまで4(完成編)
塗りについて詳しくご紹介しようと思ったのですが…
今回はほとんどベタ塗り、影も1つしか付けておらず、とくにメイキングといってもお話できることがないと考えたので、塗りで今回力を入れた点をご紹介します。
1左右対称にしすぎない
このイラストは女の子を真正面から描いた左右対称のイラストです。
塗りまで左右対称にすると、機械的で親しみやすさのないイラストになると考え、左右非対称の部分を作ることを心がけました。
アームカバーは面積も広く、目に入りやすいので左右で柄やリボンの装飾をガラリと変えました。
他に非対称にした部分は
・ヘアピン
・ネイル
・二の腕の絆創膏、シール
・軟骨ピアス
キャミに付いた胸元のハートの柄は、左右対称ですが、色を左から右に行くにつれ薄くすることで左右対称感を軽減できたと思います。
反対に、左右対称にしたのは
・1番上のリボン
・耳たぶのピアス
ハートのビジューのついた大きなリボンはアクセサリーの主役!これまで左右非対称にしてしまうと、ごちゃごちゃになってしまいます。
また、耳たぶのピアスは画面の丁度中央に位置するため、安定感が欲しかったので左右対称のデザインにしました。
また、左右の玉ねぎ部分をとめるリボン
4つ×左右で8つ。
種類は同じで順番だけ変えているように見えますが、ちょこっと違う部分があったり。
間違い探しのように、見つける楽しさを意識しました。(描いてる最中も楽しい)
2色んなところに目が行くようにする
楽しんで絵を見てもらいたいので、服やパーツにこだわりました。
たとえば髪のメッシュ部分
よく見ると、上から下にかけてピンクと水色のグラデになっています。
色数が少ないので、1パーツ1色では勿体ないなと思い、グラデをかけてみました。
そして、色んなところに目を行かせるには、なにより細かいパーツを沢山作ること!
ネイルやピアスなど。単色にせずに柄を入れることで情報量がぐっと上がります。
(もちろん単色が悪いわけではなく、今回はポップなごちゃごちゃ感を演出したかったので、色んなところに柄を入れました)
また、まぶたのアイシャドウの上からラメを入れています。
キャラクターイラストにとっていちばん大切なのは顔。特におめめ!おめめ周りは特に時間をかけて塗ります。
おまけ
サイズをととのえて、、、これで完成!でもいいのですが、ちょっと締まりがないなと感じました。
そこで、Illustratorでピンクの枠を作り、再びクリスタで色収差をかけました。
枠はクリスタで作ってもよかったんですが、今回は色々なサイズに変更したかったため、サイズ変更のしやすいイラレで作りました。
またね〜(´▽`)ノ
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