関内散歩(6)西洋館
山手十番館の歩道沿いに居留地境界石がありました。
幕末に外国人の住む地域と日本人の住む地域をこの境界石で分けました。
山側を外国人の住む居留地で、谷側を日本人の住む居住地にしましたが、明治32年にこの制度は撤廃されました。
朝香吉蔵の設計により昭和2年頃に建築された外国人向けの共同住宅です。
日本の建築界に大きな影響を与えた、A.レーモンの設計。
横浜の生糸貿易商シーベルヘグナー商会の支配人エリスマン氏の私邸として、大正15年に建てられました。
元町公園に平成2年に移築復元されました。
イギリス人貿易商B.R.ベーリックの邸宅として、J.H.モーガンの設計により、昭和5年に建てられました。
ここにも西洋館が建っていましたが、関東大震災の時に壊れてしまいました。
今は遺跡として、基礎だけ残っていました。
山手の西洋館を見学していたら、弓道場がありました。
弓道場は元町公園の中に昭和6年に建てられました。
今でも弓道の練習をしています。
この辺りは谷間にあるので湧水がでます。
この水は飲み水だけでなく、蒸気機関に利用して、ジェラールは瓦工場を作りました。
湧水は横浜の近代化に貢献しました。
2022.5.26(木)
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