10月に
あたたかい、と感じられる
肌寒い、と感じられる
いまは自分の感覚を言葉として、
かたちにできるゆとりがある
久しぶりのあたたかい夜だ
秋を感じるのに、もう冬が近くまで来ていることも感じる
神無月
毎年10月は心も身体も調子がいい気がする
八百万の神々は10月には出掛けていってしまう、
そんな逸話を思い出した
わたしは見張る必要があるものの一つなのかもしれない、
と空想を膨らませる
見ていなければ何かの決まりを変えてしまう存在の一つかもしれない、
と少し自分を特別に考えてみる
愛されたものか、はたまた別なものか
どんな存在に対しても敬意を示したい
目に見えなくとも、
近からず遠からず存在するかもしれない何かにも
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