あなたへ、わたしへ

もし、少し先の未来で、私達の在り方の名前が変わるとき、
私達がいた場所が保たれなくなったとき、
それはその場所が壊れたわけではなくて、
失くなってしまったわけではなくて、
そこにいる人たちの形が少しずつ変わっていっただけなんだよ

壊れたわけではなくて、
それぞれの形が変わって、
違う在り方が心地よくなっただけなんだよ

壊れたわけではないからずっと大切なままだよ

変わっていくなかで、
お互いの在り方を確かめ合っていきたい

その都度、形を新しくしていけたらいい

私達の在り方が変わることを考えてしまう
終わりを想ってしまう
終わらないものは無いから
ずっと変わらず続くものは無いと知っているから

まだ私は私達の在り方を変える勇気はない
責任を取れる私がいない

いつかその時がきたら、
私はわたしでいられるだろうか、
わたしは君を信じられるだろうか、
私はわたしを信じてやれるだろうか

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