【遺書日報_セカンドシーズン】2021年5月10日
こんばんは。今日も少しだけ書きます。
先日、一年以上お家にあったお守りを返納するため、近所のお寺に伺いました。
実は、よくよく確認してみると近所のお寺と私の持っているお守りの宗派は違っており、返納して大丈夫なのだろうかとビビり散らかしていたので、事前にお電話でお坊様にご相談させていただきました。
「問題ありません」とご返答いただきましたが、やはりちょっと緊張しつつ実際にお寺のお坊様にお会いしたところ、「電話口のお声がお若かったから、てっきりセールスの方かとちょっと心配していました」とのこと。
なるほど、わざわざお守りを返納する人は、しかも宗派を気にする人はかなり少数なのでしょうか。というか、お寺に何をセールスするんだろうか……。
お坊様からお守りを返納するに至った経緯をご質問していただいたので、大学入学以降のエピソードを(約20秒くらいのえげつないかいつまみ方で)お話しさせていただきました。
「無理にお守りを手放す必要はないですが、お話を聞いているかぎり、今日返納されるので良いかと思います」と穏やかにご返答いただきました。
「ほかに何かお困りごとはありますか?」と仰ってくださったので、「今はまだ手放す気はないですが、いずれは昔の卒業アルバムなども手放したいのですが、こちらでお焚き上げしていただけますか?」と聞いたところ、「お焚き上げできますが、アルバムは大切なものかと思いますので、とっておいても良いかもしれません」とのご返答。
「過去に執着したくないというお気持ちも分かりますが、過去があるからこそ現在の我々がありますので……。お話を聞いていると、やや”終活”のような感じになっているのかなと。あなたも私もまだ若いので、過去を大切にしても良いと思いますよ」
実は生前整理くらいの勢いで物という物を手放そうとひそかに思っていたのですが、お坊様にはすっかりお見通しでした。
過去にすがりたくはないのですが、過去があってこその現在であることも忘れないようにしたいと、今一度身が引き締まりました。
これにて本日の日報は終わりです。
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