白

どうしたらいいか分からない。

私の行先は誰も教えてくれない。

だから、途方に暮れている。

涙さえ出ない。

消えてなくなりたい。

なぜ、私が他人につつかれなきゃいけないんだ。

なぜ、私が悩まなければいけないんだ。

なぜ、私が気を遣わなきゃいけないんだ。

なぜ、私がエネルギーを消耗しなければいけないんだ。

でも、私は死に方を知らない。死ぬ覚悟もない。

だから、消えてなくなれたらいいのに

なんて、甘えた言葉を放ってる。

今までの自分は何だったんだろう。

何を信じてきた…？

一瞬でその光を失ってしまったように、

今はどこに行けばいいか分からない。

私は大丈夫。必ず気付くから。

だから、今は堕ちていていい。

そんなこと思ってたっけ。

それももう期限切れのような気がする。

もう手放したい。

その視点さえ、もう必要がない。

そこにしがみつきたくない。

自分が見方を変えればとか、

自分の思考を変えればとか、

もう、いい加減

私は私の世界を主張したい。

誰に気を遣ってるんだ。

できるなら、今は他人の世界を否定したい。

私の世界から全てを亡くしたい。

余計なものは全て消去したい。

私の人生全てひっくり返したい。

全く別の道を歩かせてやる。

見たかった景色全部見せてやる。

黙らせてやる。

何も文句言えないようにしてやる。

お前なんか死ねばいい。

魂だけのまっさらな存在になるまで

燃やしてやる。