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妊活日和#19

2020年3月。妊活開始から19ヶ月目。

今月はホルモンを整えるために服薬を続けるだけだったので、病院受診は次の生理が来るまでない。なので、仕事のシフト表と睨めっこしながら誰かと休みを交換してもらえないか交渉する必要もなく、心穏やかに仕事に励むことができた。

改めて思い返すと、仕事との両立を図るために、いろいろと神経をすり減らしていたと思う。

私は年中無休の医療機関で働いているため、勤務はシフト制だ。土日休みなど固定した休みももらっていなかったため、平日の通院は多くの会社勤めの方よりはやりくりしやすかった。通院のために有給休暇を取ることもほぼなく、シフトの交換だけでなんとかやっていた。

シフトの交換交渉をするだけでも毎月ストレスだったのに、毎日決まった時間に出退勤し、休みも土日固定の方たちが平日に通院するのは相当なストレスなんだろうと思う。


コロナ禍で今までの生活様式から一変した生活を求められる今、働き方も柔軟になっていけば、より通院しやすくなるのではないかと思う。


さて、この1ヶ月で体外受精に関する知識を取得するよう言われていたため、病院から借りたDVDを観たり、妊活関連の書籍や雑誌を読んだりして過ごした。そこで学んだことは以下の内容だ。


・私の年齢で1回の体外受精の成功率は約45%。

・流産の確率も高く約20%。

・治療費もやはり高く、1回目の採卵・移植で50〜80万円。全て自己負担だ。助成金も利用可能だが、1回目のみ30万円の助成。2回目以降は減って15〜7.5万円。治療内容で変わるらしい。

・通院回数も自己注射か通院注射かのどちらを選択するかでかなり変わってくる。

・採卵は部分麻酔か全身麻酔にするか。

・当日の精子の状態を見ながら、顕微受精をするのかどうかも検討される。

などなど。

高い治療を受けるためには、いろんなことを頭に叩き込んだ上で、自分が納得して治療を受けなければならない。主体的に治療を受けなければ、という強い感覚がこの時に芽生え始めた。


また、高い治療を受けるにあたって、私も何か努力できる生活習慣はないか考えてみた。そこで、実践したことは以下の内容である。

・早寝早起きを習慣にする(21時就寝の5時起床)

・毎日45分以上のウォーキング

・お菓子を断つ。食べたくなったら、低糖質のお菓子を選択する。

・タンパク質を積極的に摂る。

以上


羅列してみると、相当な努力をしたように見えるが、意外と難しくなかった。むしろ、目標に向かって努力する感覚が国家試験を受けた22歳の時以来の感覚で、むしろ懐かしかったし、毎日が充実していたように思う。


そうこうしているうちに3月下旬に入り、生理が始まった。

いよいよ、採卵に向けて治療が始まった。

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