ガーシー問題よりもトライベイキャピタル10億円投資詐欺疑惑のほうが重要だと思う
ガーシー問題がクローズアップされていますが、実はトライベイキャピタル10億円投資詐欺疑惑のほうが重要度が高いんじゃないかなと思っています。
noteで「トライベイキャピタル」というキーワードで検索しても投稿が少ないので、記録として残しておきたいと思います。
●トライベイキャピタル10億円投資詐欺疑惑
トライベイキャピタルは、太陽光発電事業をめぐるトラブルをいくつも抱えた末、今回、東京地検特捜部の家宅捜索を受けたとのこと。
この疑惑の渦中にあるトライベイキャピタル株式会社の代表取締役 三浦清志さんの奥様が、政治学者の三浦瑠麗さんです。
三浦瑠麗さんが有識者として参加されていた成長戦略会議(内閣総理大臣決裁)で、三浦瑠麗さんは、太陽光発電事業が政府の後押しでもっと急速に加速するよう促しているように思える発言がうかがえるのですが、三浦瑠麗さんは「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございますが、捜査に全面的に協力する所存です。また、家族としましては、夫を支えながら推移を見守りたいと思います」と発表しています。
●成長戦略会議とは
三浦瑠麗さんが有識者として参加されていた成長戦略会議は、令和2年10月16日から例は3年9月2日まで、全13回開催されています。
その目的は、
とのことです。
成長戦略会議のWebページはこちら↓
開催状況のWebページはこちら↓
三浦瑠麗さんの発言の僕なりのまとめ
三浦瑠麗さんが、この成長戦略会議でどのような発言をされていたか、まとめてみます。
●第2回成長戦略会議(令和2年11月6日開催)より
第2回会議の議題は、
議事:ポストコロナの社会像、2050 年カーボンニュートラルに向けたグリーン成長
です。
以下の資料が議事要旨。三浦瑠麗さんの再エネに関する発言は2か所に記載されています。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/seichosenryakukaigi/dai2/gijiyousi.pdf
三浦瑠麗さんの発言部分のスクショです。
●第5回成長戦略会議(令和2年12月1日開催)より
第5回会議の議題は
議事:実行計画(案)の審議
です。
以下の資料が議事要旨で、三浦瑠麗さんの再エネに関する発言は6ページ目にあります。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/seichosenryakukaigi/dai5/gijiyousi.pdf
発言部分のスクショ↓です。
●第6回成長戦略会議(令和2年12月25日開催)より
第6回会議の議題は
議事:2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
です。
以下の資料が議事要旨で、三浦瑠麗さんの再エネに関する発言は10ページ目~12ページ目、16ページ目。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/seichosenryakukaigi/dai6/gijiyousi.pdf
発言箇所のスクショ↓です。
そしてこの会議では、ご自身が作った全4ページ資料を配布されています。この資料には、過去の成長戦略会議での三浦瑠麗さんの発言の要旨がまとめられたものも記載されています。
成長戦略会議(第6回)配布資料↓
三浦瑠麗さんが提出された資料↓
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/seichosenryakukaigi/dai6/siryou3.pdf
●第9回成長戦略会議(令和3年4月12日開催)より
第9回会議の議題は
①デジタル化への投資・実装促進
②カーボンニュートラル市場への内外の民間資金の呼び込み
③グリーン成長戦略改定の検討状況
でした。
以下の資料が議事要旨で、三浦瑠麗さんの再エネに関する発言は9ページ目にあります。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/seichosenryakukaigi/dai9/gijiyousi.pdf
発言箇所のスクショ↓です。
そしてこの会議では、三浦瑠麗さんがご自身が作った全2ページの資料を配布されています。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/seichosenryakukaigi/dai9/siryou7.pdf
上の資料の2ページ目のスクショ↓です。
●第11回成長戦略会議(令和3年6月2日開催)より
第11回会議の議題は、
成長戦略実行計画案
でした。
以下の資料が議事要旨で、三浦瑠麗さんの再エネに関する発言は、8~9ページ目、13ページ目にあります。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/seichosenryakukaigi/dai11/gijiyousi.pdf
発言箇所のスクショ↓です。
●第13回成長戦略会議(令和3年9月2日開催)【最終回】より
第13回会議の議題は、
成長戦略の秋に向けた検討課題案
でした。
以下の資料が議事要旨で、三浦瑠麗さんの再エネに関する発言は、8~9ページ目にあります。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/seichosenryakukaigi/dai13/gijiyousi.pdf
発言箇所のスクショ↓です。
●感想、内助の功
三浦瑠麗さんは、夫の会社の経営には関与していないと発表されています。
成長戦略会議の議事要旨に記載された三浦瑠麗さんの発言を読むと、太陽光発電を推し、風力発電や地熱発電の評価を下げる発言をされているように見受けられます。
政府が太陽光発電の拡大に公金を注入してくれれば、三浦瑠麗さんの夫の会社が潤います。
夫が代表取締役の会社が潤えば、夫の収入は増えるはずです。
つまり、政府が太陽光発電の拡大方針を採用すれば、三浦瑠麗さんの夫とその妻である三浦瑠麗さんもその恩恵にあずかることができるのでは?と思ってしまいます。
●
三浦瑠麗さんは、2019/2/26 の衆院・予算委員会・公聴会 公述人の意見陳述のさいごのところで、中国人の日本の土地購入を疑問視するのは中国の体制が分かっていないからだ、相互に依存する関係を構築すればいいんだ(土地購入してもらえばいいじゃないか)との意見を述べられています。
以下はTwitterとyoutubeからの引用です。
↑ youtubeより
太陽光発電の推進を政府に主張し、中国による日本の土地購入は問題ないと国会で主張する三浦瑠麗さん。
あまり良い印象を持てません。
●
太陽光発電といった再生可能エネルギーの買取りに支払われるお金は「再生可能エネルギー配課金」という名目で私たちの電気料金に上乗せされてます。
このお金を巡って詐欺疑惑がおこり、一部の人が潤い、中国の経済を潤し、私たちの経済が圧迫されていると考えてもいいのではないでしょうか?
太陽光パネルを製造し、設置し、発電し、経年劣化し発電効率が落ち、パネルが寿命を迎えて廃棄するまでのライフサイクルを考慮しても、本当にエコで環境にやさしいんでしょうか?
太陽光パネルで太陽光線を遮断された土地はどうなってしまうんでしょうか?
太陽光発電パネルで埋め尽くされた山肌を見ると国土が破壊されているように感じます。
これが、ガーシー問題よりも、トライベイキャピタル10億円投資詐欺疑惑のほうが重要度が高いと考える理由です。
もっと社会問題として注目を浴びてもいいんじゃないかなと思うんですが、あまり取り上げられません。
政治家の皆さんやマスコミはガーシー問題をことさら煽っているように感じます。これは、世間にトライベイキャピタル10億円投資詐欺疑惑に目を向けさせたくないからなんじゃ? と勘繰りたくなります。
そのうち、過去にあった事件を引き合いに出したりして、トライベイキャピタル10億円投資詐欺疑惑を相対的に矮小化する主張を繰り返す人も出てくるんじゃないかなと思ってます。
というわけで、noteには記録として残しておこうかと思い、これを投稿しました。
思わず笑ってしまうような素人の哀れな思考を書きたいと思っているんですが、なかなか書けないものですね。無意識にカッコつけちゃってるのかもしれないなあ。