【EDH】最近買った激ヤバカードたち
マイナーカードは好きですか?僕は大好き。
統率者戦=EDHをやってるときに「え?何そのカード?」って聞かれて効果を説明しているときが勝利よりも楽しいのではないかとさえ思う。
今回は2021/09/27時点で現在見向きもされていないであろうカードを購入したのでそれを紹介していこうと思う。
EDHのデッキ紹介は[虎の影、百合子]の記事を書いている。よかったらこちらも見てもらえればと思う。
1.激ヤバカードを購入する基準
全ての条件を満たす必要はないが、普段晴れる屋などで激ヤバカードを購入しているときはこんなところをみて購入可否の判断しているというのを紹介する。
皆さんの激ヤバカードライフの一助になれば幸いだ。
◆現在トレンドになっていない
例えばモダンホライゾン2で[敏捷なこそ泥、ラガバン]が登場してから、[血に染まりし城砦、真火]との相性が話題となり一気に値段が跳ねた。
突然モダンで今まで見たこともなかった土地が投入され、現在でも活躍している。
どの程度値上がったかというと、今まで500~600円程度だったのが注目されて以降、いきなり3500円と約7倍の価格に膨れ上がった。
現在(2021/09/27)も晴れる屋ではこの価格を維持している。
もちろんこの状態になってから買ってもいいのだが、「あのとき買っておけば…」感は否めない。
つまり今注目されていない激ヤバカードをちょっとだけ所持しておくことで、第二、第三の[血に染まりし城砦、真火]を購入していこうというのが趣旨だ。
投資でいえば完全にイノベーターのタイミングだが、その分跳ねたときの喜びは人一倍大きいだろう。
◆珍しい効果があり、代替カードが少ない/無い
例えばテーロス還魂記で登場した[ニクス咲きの古きもの]。
効果はいたってシンプルで自分のすべてのマナが3倍出る。
スタンダード時代ではあまりにも過剰にマナが出るためあまり見かけることはなかったが、EDHでは唯一無二のカードとして投入されることもあり、じわじわと現在も価格が上昇している。
緑はマナが2倍出るカードはちょこちょこ存在するのだが、3倍-しかも土地やマナクリーチャーなどの制限なく3倍になるというカードは現在このカードのみ。
代替することのできないカードでかつ今後もなかなか似た効果のカードは登場しないだろうと思うと、何か"ヤバいこと"が見つかり値段が跳ねる前に購入しておきたいと思う。
◆空想の「こんなカード」が出たら強い
今回例にあげるのは[楕円競走の無謀者]。カラデシュで登場したアンコモンのカードだ。
Ovalchase Daredevil / 楕円競走の無謀者 (3)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 操縦士(Pilot)
アーティファクトが1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはあなたの墓地から楕円競走の無謀者を自分の手札に戻してもよい。
4/2
このカード、「手札から捨てるコストにしつつアーティファクトのシナジーのあるカードが出たら強いかもしれない」と予想できるかもしれない。
そしてモダンホライゾン2で[アスモラノマルディカダイスティナカルダカール]の相棒である[地獄料理書]というカードの登場によって10円カードが今では300円、Foilは500~800円にまで大成した。
こういった、「今は存在しないけれどこういうカードが出たら強いな~」を想像して、潜在能力を秘めたカードを探していくのだ。
◆よく見たら強いカード
カードプールが広すぎるせいで探し出すのは苦労するが、よくよく考えると普通に強いかもしれないカードはたくさん存在する。パッと思いついたのは[女帝ガリーナ]的なカード。
意識するのは盤面全体に影響を及ぼすカードや色対策カードなど。
こういったカードは結局EDHのデッキを練り上げていくうえで抜けてしまいやすいが、「実際出てきたら何とかしないと終わってしまう」カードは1枚くらい持っておいても良いと思っている。
◆レアリティがレア or 神話レア
当然だがレアリティがレア・神話レアのカードは流通枚数が少ないためいざ注目されたときに値段の跳ね方がえげつない。
[Mystic Remora]はアイスエイジで登場したカードでEDHで青が入っていればほぼ投入されている激ツヨカードだが、レアリティがコモンのせいか現在でも1000円前後で購入することができる。
強力な縛りとコストの軽さ、ドローソース、対戦人数が多いことによる利益と言うことなしなカードであり、再録されずレアだったらと思うと恐ろしい。
◆古いカード
α~アンティキティー時代のカードは「古すぎる」というだけでプレミア価格がついてしまっているカードも多いが、そのあたりの最古を除いた古いカードを狙っていく。
当然ながら流通枚数も少なく、状態の良いカードはさらに少ない。
Foilの存在しないアンソロジー以下のカードや、日本語の存在しないフォールン・エンパイア以下のカードはねらい目だ。
特に日本語版のない黎明期のカードは文言もややこしく、実質再録されないであろうカードや種族も多くて探すのは大変だが面白い。
◆再録禁止/今後再録されそうにもないカード
MTGには再録禁止というカードが存在し、価格の高騰する原因となっている。
すでに再録禁止カードのほとんどは値上がりし、こんなカード使えるか?みたいなカードも謎の値段になっていたりする。
個人的には必要になりそうと思ったカード以外はあまり購入していない。
ただ現在再録されていないカードを狙ってみたり、再録禁止カードでなくても「この能力は流石に再録永遠にされなさそうだな~」的なのを当たりつけていたりする。
◆フォーマットで禁止されている
これは実際にあったちょっとした自慢話だが、8月に「このカード禁止解除されるかもしれないな」と思い200円で買った[世界火]のFoilが10月にEDHで禁止解除され現在4000円で取引されている。
昔禁止したカードは今ではもう問題ないカードパワーなのではないか?というカードは買っておくともしかしたらこういった事例が再び現れるかもしれない。
あとは[王冠泥棒、オーコ]のような、EDHでは使用できるが他のフォーマットでは軒並み禁止のカードなども相対的に需要が低いためカードパワーに比べて値段が落ち着いている傾向にあると思う。
2.購入した激ヤバカード
◆Scarwood Bandits
Scarwood Bandits (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
森渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
(2)(緑),(T):アーティファクト1つを対象とする。対戦相手1人が(2)を支払わず、Scarwood Banditsが戦場に出続けているかぎり、そのアーティファクトのコントロールを得る。
2/2
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥1,500 (NM)
購入-晴れる屋【EN/NM】《Scarwood Bandits》[DRK]:¥1,500
ザ・ダークで登場した4マナの人間・ならず者。お前エルフちゃうんか?という見た目をしている。
昔のカードは雑にパーマネントのコントロールを奪うカードが多い。実は強いのではカード。
相手は重要なアーティファクトを維持するために2マナ常に浮かせておかないといけないのは結構ウザい。
タップ起動なのでインスタントタイミングで要求するのも偉いし、奪えなくても相手のマナを縛ってインスタントで動きにくくする運用も考えられる。
こちらも3マナ構える必要があること、[Scarwood Bandits]自身を除去されてしまうとコントロールが戻ってしまう点などはあるが、[フェイに呪われた王、コルヴォルド]で使うパーマネントサクリ台などと合わせると無駄がない。
できれば[エイトグ]のようなサクるのにコストのかからないカードのほうが使いやすい。[クラーク族の鉄工所]であれば(緑)を構えておくだけで牽制をかけることができるようになる。
◆漆黒の刃の死神/Ebonblade Reaper
Ebonblade Reaper / 漆黒の刃の死神 (2)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
漆黒の刃の死神が攻撃するたび、あなたは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。
漆黒の刃の死神がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。
変異(3)(黒)(黒)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)
1/1
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥50 (NM)
購入- 晴れる屋【JP/NM】【Foil】《漆黒の刃の死神/Ebonblade Reaper》[ONS] 黒R:¥1,000
オンスロートで登場した3マナの人間・クレリック。
3マナ1/1とスタッツは貧弱で回避能力もなく、アタック時に自分のライフが半分になるがダメージが通ると対戦相手のライフを半分にできる豪快な能力を備える。
EDHにおいては対戦相手が3人、的の合計ライフが120点あることから無限コンボや即殺コンボで叩き潰すデッキが主流になっている。
しかしそんなEDH界隈にもスタンダードでもブイブイ幅を利かせていた[軍団のまとめ役、ウィノータ]という、"コンボもするけど普通に殴り倒す"統率者も存在する。
小粒クリーチャーで殴ってめくれた[月の大魔術師]などでスタックスしながらキキジキコンボなどで決めてくるのが基本だが、[刃の歴史家]や[アングラスの匪賊]が出てきて突然ライフを消し炭にしていくプランも取れる。
パワーレベル7~で[軍団のまとめ役、ウィノータ]以外に殴り倒すプランのあるデッキはあまり見たことがないが、「黒の入ったウィノータ」が登場したら見直される可能性は十分にある。
黒は[傷の反射]、[絶望の魔神]といったカードと組み合わせると敵1人を倒せるコンボにも繋げられる。
上記2枚と組み合わせると突然ライフを減らしていけるカードも関連性が高い。[無情の碑出告]、[厳然たるスフィンクス]、[地獄の樹]、[飢饉の具現、トルガール]、[ソリン・マルコフ]などなど。
◆夢彫り刀/Dream Chisel
Dream Chisel / 夢彫り刀 (2)
アーティファクト
あなたが唱える裏向きのクリーチャー呪文は、それを唱えるためのコストが(1)少なくなる。
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥100 (NM)
購入- 晴れる屋【JP/SP】【Foil】《夢彫り刀/Dream Chisel》[ONS] 茶R:¥700
オンスロートで登場した裏向きのクリーチャー呪文のコストを減少させるカード。
発売から20年経った今もMTG wikiで5行しか説明のないヤバカード。
普通であれば2マナならマナファクトで問題ないため通常であれば全く使用されることはないだろう。
以前であれば”裏向きのクリーチャーカード”は変異、大変異くらいしかなかったと思われるが、現在は予顕というメカニズムが開発され[恒久守護のラナール]のような統率者カードも登場した。
自身が大変異、予顕を内蔵する統率者指定できるカードは存在せず、変異を持つカードも[憤怒の天使アクローマ]のみ。
今後新しい裏向きカードのメカニズムが開発されたり、裏向きのカードを唱えることによって莫大なアドバンテージを取れるようになる統率者などが出てくれば登場の余地があるかもしれない。
(※そのとき再録なんてされたらシラネ~~~!!)
ちなみにこの記事を執筆中にタルキール龍紀伝で登場した[遮る霊気]という似たようなカードがあることを知った。皆さんご存じだろうか?
こちらも現在晴れる屋通常価格50円、Foil80円で購入できるゾ!
◆海嘯/Flooded Shoreline
Flooded Shoreline / 海嘯 (青)(青)
エンチャント
(青)(青),あなたがコントロールする島(Island)を2つ、オーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥200 (NM)
購入- 晴れる屋 [JP / NM]「津波/洪水の海岸線」[VIS] Qing R:¥200
ビジョンズで登場した(青)(青)のエンチャント。(青)(青)と島を2つ戻すことで[送還]を行うことができる。再録禁止カード。
[噴出]のように青マナを浮かせながら起動することはできなくなっているため使いづらい。
ただ島さえコントロールしていれば何度も[送還]できるのはどこかで使い道があるかもしれない。
例えば[High Tide]と合わせて青マナ浮かせながら使ってみたり、土地が大量に出るが手札に残らない[伝承の語り部、チュレイン]と合わせて自分のクリーチャーをバウンスさせて187クリーチャーを使いまわすなど。
またアライアンスで登場した[嵐の大釜]とかいうヘンテコカードとも相性が良い。
Storm Cauldron / 嵐の大釜 (5)
アーティファクト
各プレイヤーは、それぞれの自分のターンの間にさらに1枚の土地をプレイしてもよい。
土地がマナを引き出す目的でタップされるたび、それをオーナーの手札に戻す。
追加の土地をプレイできるため1度の起動コストを毎ターン行うことができ、[嵐の大釜]の手札に戻す効果のスタック上で[海嘯]を起動すれば無駄なくクリーチャーバウンスを行える。
(その動きが果たしてEDHで通用するかはさておき…)
◆エルキンの住処/Elkin Lair
Elkin Lair / エルキンの住処 (3)(赤)
ワールド・エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の手札からカードを1枚無作為に選んで追放する。そのプレイヤーは、このターンそのカードをプレイしてもよい。次の終了ステップの開始時に、そのプレイヤーがそのカードをプレイしてない場合、そのプレイヤーはそれを自分の墓地に置く。
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥300 (NM)
購入- 晴れる屋【JP/NM】《エルキンの住処/Elkin Lair》[VIS] 赤R:¥300
ビジョンズで登場した妨害系のエンチャント。各アップキープ時に手札を無作為に強制使用させるか捨てさせるカード。再録禁止カード。
土地をピックしてしまうとあまり痛くならないが、カウンター系呪文や不要な状態での全体除去カード、出すことのできないマナ域のカードなどが抜けると美味しい展開も作りやすい。
また2~3枚手札に揃えて始動するコンボカードなどは下手するとそのまま捨てさせられてしまうため気軽にサーチしにくくなるのも偉いところ。
また追放領域から唱えることとなるため、"手札から唱えている場合"や手札のカードを参照するカードが使用できなくなるところもポイント。
4マナのエンチャントでランダム性も高いためcEDHなどでは採用の余地はなさそうだが、グダらせながら戦っていくスタックス型のデッキであれば採用してみると面白いかもしれない。
◆メタスランの軽飛行船/Metathran Aerostat
Metathran Aerostat / メタスランの軽飛行船 (2)(青)(青)
クリーチャー — メタスラン(Metathran)
飛行
(X)(青):あなたは、自分の手札からマナ総量がXに等しいクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。そうしたなら、メタスランの軽飛行船をオーナーの手札に戻す
2/2
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥50 (NM)
購入- 晴れる屋【JP/MP】【Foil】《メタスランの軽飛行船/Metathran Aerostat》[INV] 青R:¥360
インベンションで登場したX+1マナで手札のクリーチャーを場に出せるクリーチャー。
以前のクリーチャータイプは"船"であったがサブタイプ変更によって"メタスラン"タイプとなった。現在メタスランは8種類しか存在しない。
4マナかけて戦場に出し、結局手札のクリーチャーカードコスト+1を支払うため普通に使ってはただただ重いだけとなってしまう。
通常キャストよりも強い点としては[霊気の薬瓶]とほぼ同じ、「インスタントタイミングで場に出せる」「打ち消されない」「色拘束を無視できる」点。
このカードを購入したきっかけとなったのは[アスモラノマルディカダイスティナカルダカール]。マナコストはないため通常キャストができないが、点数で見たマナコストは0。つまり(青)を支払うだけでキャストすることができるカードだ。
もちろん色は合わないし条件はそこまできつくないしそこまでして出すようなカードではないとは思う。
ただ今後「マナコストはないが滅茶苦茶条件厳しくて強いカード」「マナコストはないが発動条件+大量のマナが必要な強いカード」などが今後登場すると評価される可能性はある。
[霊気の薬瓶]と違いクリーチャーであるためサーチや場に出す手段も多く、上記の条件を満たす統率者カードなんて出たら面白いと思う。
マナコストのないカードを踏み倒す手段として[予言により]や続唱などがあるが、そういったズルを制限するために「この条件でしか唱えられない」と書き加えられているかもしれない。
またエルドラージのように「墓地に行くとデッキに戻る」文言があり墓地リアニメイト対策をとられていても戦場に出すことができる。
そんなカード、早く登場してくれ~~~~
◆超心理戦/Psychic Battle
Psychic Battle / 超心理戦 (3)(青)(青)
エンチャント
プレイヤーが1つ以上の対象を選ぶたび、各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを1枚公開する。マナ総量が最も大きいカードを公開したプレイヤーは、その対象を1つ以上変更してもよい。マナ総量が最も大きいカードが2枚以上あるなら、対象は変更されない。これにより対象を変更することでは、《超心理戦/Psychic Battle》という名前のパーマネントの能力は誘発しない。
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥50 (NM)
購入- 晴れる屋【JP/MP】【Foil】《超心理戦/Psychic Battle》[INV] 青R:¥600
インベイジョンで登場した青のエンチャント。デッキの一番上のカードのコストの高い人が対象を取る能力の対象先を選べるカオス系カード。
全ての対象を取るカードに対して、EDHであればかなりの確率で[偏向はたき]されるリスクが発生する。
取られたときのリスクがデカいため、事実上単体除去やカウンター、対象を取る追加ターン系のカードはかなり出し渋らせることができる。
デッキトップのカードで勝負するカードは他に[時間ふるい]などがある。どちらにせよマイナー。
◆渦巻き戦士/Whirlpool Warrior
Whirlpool Warrior / 渦巻き戦士 (2)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) 戦士(Warrior)
渦巻き戦士が戦場に出たとき、あなたの手札のカードをあなたのライブラリーに加えて切り直す。その後同じ枚数のカードを引く。
(赤),渦巻き戦士を生け贄に捧げる:各プレイヤーは、自分の手札のカードを自分のライブラリーに加えて切り直す。その後同じ枚数のカードを引く。
2/2
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥200 (NM)
購入- 晴れる屋【EN/SP】【Foil】《渦巻き戦士/Whirlpool Warrior》[APC] 青R:¥1,400
アポカリプスで登場した渦巻きシリーズ。シリーズと言っても3枚しかないが。
戦場に出たときは自分の手札を総入れ替え、(赤)でサクると全員の手札を総入れ替えする。
3マナとEDHではやや重たいカードではあるものの、コンボやサーチに行き辛くなり除去打つほどでもないくらいの強さなのがいやらしい。
戦場に出せば(赤)残しでいつでも起動できるため、[覆いを割く者、ナーセット]や、グリクシスカラーであれば[概念泥棒]を後から出すことで置き手札破壊に化ける。
アポカリプス以外にプレインチェイス2012とPlanechase Anthologyで再録されているが、Foil使用は(おそらく)アポカリプス版のみ。
◆とっぴな研究/Wild Research
Wild Research / とっぴな研究 (2)(赤)
エンチャント
(1)(白):あなたのライブラリーからエンチャント・カード1枚を探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、カード1枚を無作為に選んで捨てる。その後、ライブラリーを切り直す。
(1)(青):あなたのライブラリーからインスタント・カード1枚を探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、カード1枚を無作為に選んで捨てる。その後、ライブラリーを切り直す。
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥100 (NM)
購入- 晴れる屋【JP/SP】【Foil】《とっぴな研究/Wild Research》[APC] 赤R:¥1,260
アポカリプスで登場したタイプ制限のかかる[ギャンブル]を使用できる3マナのエンチャント。
今回購入したカードの中で「唯一まともに使えそうなカードではないか?」とさえ思っている。
2マナかかりランダムで手札が削れてしまうとはいえインスタントタイミングで[ギャンブル]が放てるのはかなり強そう。
そもそも「サーチ」を"置いて"、"何度でも使用できる"といった条件の中でこのマナコストの軽さはかなり他にはない強み。
手札のカードが墓地に行ってしまうことを利用して[サメ台風]などをサーチしながらパララクス補充的な動きをしても面白いかもしれない。強いかはしらん。
黒まで足せるのであれば[夢貪り]で先の[補充]のようなキーカードだけを予顕で避けておき、手札を増やす手段と併用しながらサーチを続けていくなんてのも面白いかもしれない。強いかはしらん。
そこまでネタに寄らなくても、そもそもエンチャントやインスタントカードは他のタイプカードに比べてかなりサーチしにくいカードタイプではあるため、運にも左右されるが何度でも余ったマナでコンボパーツをサーチし続けていけるのはメリットの方が勝るだろう。
やばいときに[激情の後見]とかで一時しのぎしたりしても良いし、(青)(青)含む4マナあれば寿司コンボしてきたところに[計略縛り]を持ってきて打ち消した日にはあなたは[とっぴな研究]の虜になっているだろう。
最も[とっぴな研究]自体がエンチャントでサーチして持ってくるのは難しいが、EDHの味付けにはちょうどいい強さだとは思う。
◆変容するドッペルゲンガー/Shifty Doppelganger
Shifty Doppelganger / 変容するドッペルゲンガー (2)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
(3)(青),変容するドッペルゲンガーを追放する:あなたは、あなたの手札からクリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。そうした場合、そのクリーチャーは、ターン終了時まで速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーを生け贄に捧げる。そうした場合、変容するドッペルゲンガーを戦場に戻す。
1/1
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥50 (NM)
購入- 晴れる屋【JP/NM】【Foil】《変容するドッペルゲンガー/Shifty Doppelganger》[ODY] 青R:¥1,250
本家[騙し討ち]に比べると何度も使うには多くのマナがかかり使いづらそうなイメージではあるが、青でこの能力を使えるのは面白い。
青はブリンク能力持ちも多いので、追放される前にブリンクしてしまって「なんのことですか?」と戦場に居座らせるのも良い。
「赤は入れられないけど騙し討ちできれば隙のないコンボできる統率者になるんだけどナァー…」と考えている、そんなあなたにおすすめです。
◆Tidal Control
Tidal Control (1)(青)(青)
エンチャント
累加アップキープ(2)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
2点のライフか(2)を支払う:赤の呪文1つか緑の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。この能力は、どのプレイヤーも起動してもよい。
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥250 (NM)
購入- 晴れる屋【EN/NM】《Tidal Control》[ALL] 青R:¥250
アライアンスで登場した赤・緑の色対策系エンチャント。
累加アップキープはかなり苦しいが、代わりにEDHではえげつない程赤・緑に厳しい制約を設ける。
EDHではそもそもライフが40点あるためライフ支払いはそこまで気にすることはなく、しかも誰でも起動できるため事実上120点分マナコストを支払わず赤・緑のカードを打ち消し続けることができる。
マナを全く立てていなくても数ターン完全に動けないターンが続くとなるとこの色を主軸にしたデッキにはかなりの痛手。
アライアンスの同型色対策カードは他に[Dystopia][Nature's Wrath]も結構強い。デッキとの相性次第では検討できるレベルだと思う。
◆系図の石版/Slate of Ancestry
Slate of Ancestry / 系図の石版 (4)
アーティファクト
(4),(T),あなたの手札をすべて捨てる:あなたがコントロールするクリーチャー1体につきカードを1枚引く。
晴れる屋販売参考価格(2021/09/27):¥200 (NM)
購入- メルカリ 【Foil】系図の石版 ONS NM相当:¥1,400
オンスロートで登場した4マナ起動で手札を全て捨てることでクリーチャーの数分ドローできる豪快なアーティファクト。
場のクリーチャーが大量に出ているほど効果が増加していく。
トークン系のデッキなどでも重宝するが、EDHのデッキ仮組みをしているときに[伝承の語り部、チュレイン]で手札枯渇の気になる現象がちょこちょこ見えた。
クリーチャーをプレイするたびにカードを引いて土地ならプレイできるわけだが、クリーチャーを展開しているので手札自体は差し引き増えず、土地は場にプレイできるので最終的に「盤面は並んでいるがマナは余っている」ような状態が発生していた。
[獣に囁く者]などを並べられるといいが、アーティファクトを絡めて継続的にドローできるなら選択肢としてありかもしれない。
オンスロート以外でも第9版、デュエルデッキ:エルフvsゴブリンで再録されており、今回購入したカードの中では一番再録回数が多い。
3.終わりに
というわけで今回はEDHなのかどうかよくわからないが、最近買ったカードを紹介してみた。
今回の記事で「もしかしてこのカード今買っておいた方がいいんじゃね?」と1000人に3人くらい思ってくれれば本望だ。
みんなもおすすめの激ヤバカードあったら教えてね。
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