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ストーブで焼く厚切り牛タン

この季節になると、「この世で寒いのが1番嫌い!」と思うほど寒いだけでメンタルも落ち、何をするにもいつもの倍のエネルギーが必要になる。
極度の冷え性の私には、冬の寒さが極まってくると、灯油ストーブが欠かせない。
エアコンにはない、表面でだけでなく芯から温めてくれて、部屋全体を、ほわーんと暖かい空気が包んでくれる感じが好きだ。
火の揺らぎを眺めながら、本を読んだり、ストーブの上でお湯を沸かしたり、スープを作ったり。冬は大っ嫌いだけれど、この灯油ストーブとの生活は好きだ。

去年はストーブの上で、焼き鳥を焼きながら友人とお酒を飲むのが、究極の幸せだった。最近は近所のスーパーで牛タン丸々1本半が、焼肉屋では考えられないくらいの破格の安さで売っていることが分かり、スーパーでそれがあった日は、ハイボール片手にタンを焼くのが楽しみになっている。

焼肉屋で頼んだらいくらなんだろう。

「タン、縦に切ってみたいんだよね」
「タンって下の付け根側から「タン元」「タン中」「タン先」って部位があって、部位によって触感も脂の乗り方も違うらしいよ。縦に切ったら一度に全部の部位楽しめるじゃん」と最近、一緒にご飯を食べることが多い相方が言い始める。

タンってホントに舌なんだなと感じさせる縦切り。(笑)

輪切りも、お店では考えられないくらいの厚切り。
焼肉屋で、タンを食べられなくなるんじゃないかってくらいに、柔らかくてジューシーで美味しい。

インスタのストーリーに「冬の醍醐味!」ってあげたら、「普通おでんとかじゃないの?」って友人から反応が。確かに。(笑)

タン1本で、お腹も心も満たされれて、ストーブの前で焼くから身体もぽかぽか。寒いのは大っ嫌いだけど、誰かとストーブを囲みながら、食を楽しむこの感覚は幸せだ。デンマーク程、寒くもないしキャンドルのようなおしゃれさはないけど、これぞ、日本流、hygge。

次は灯油ストーブでなにしようかな。




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